2014年10月4日土曜日

一発逆転模試_13

模試の要求室の部門構成は
地域振興部門、温浴施設部門、共用・管理部門の3部門でした。
共用・管理部門に「道の駅」の公約数のような休憩機能と情報発信機能をもたせて、オプションに当る機能を地域振興部門と温浴施設部門でゾーニングという一番オーソドックスな部門分けかもしれません。

「設計製図の試験」でお約束の、適切にゾーニングし、明快な動線計画とする方法として部門を階別に振り分ける方法があります。
H25の、1階:研修部門/2階:宿泊部門
とか
H24の、1階:図書館部門/2階:集会部門
のような感じです。
簡潔明瞭なのでラクにゾーニングできる定番なのですが、今回はそう簡単にいきません。

課題文条件を分析してみます。

標準解答例をもとにすると、各部門の要求室床面積は、
H25 
研修部門・・・408m2
宿泊部門・・・419.4m2
H24
図書館部門・・640m2
集会部門・・・435+168(吹抜け)
とほぼ同じくらいとなっています。
が、
一発逆転模試では(マイプランの面積ですが)
地域振興部門・・・497.5m2
温浴施設部門・・・264m2
となり、部門を1階、2階に振分けると非常にバランスが悪いです。
共用・管理部門という部門指定となっている「道の駅」の休憩及び情報提供機能機能(24時間便所、情報提供スペース、休憩スペース)は、1階がフツーなので面積の大きい地域振興部門を2階、温浴施設部門を1階なんてことをすると見たことの無い「道の駅」が計画できそうです。
2階の特産物販売所は、天井高6m以上、外部から直接アプローチ(ノ゚ο゚)ノ
とか
1階の浴室は道路に面して、その向こう側の渓流の景観に配慮(;゜0゜)
ゾーニングや動線計画上は課題文条件を充たすことが可能かもしれませんが秒殺されそうです。

次に考えられるのが、ウツワを部門別に分割してしまう方法。 「道の駅」でよくある分棟形式の情報・休憩施設、地域振興施設、温浴施設と計画した3棟を そのまま壁同士をくっつけて1棟にしてしまったようなイメージです。
イメージは平面でも断面でも同じです
コレもある意味定番。
課題文条件で、渓流の景観に配慮することを求められている要求室に、地域振興部門の多目的ホール、温浴施設部門の浴室と休憩室があるので2階北側に並べて東/西にゾーニングすることができそうです。
ゾーニングの方向性
ラクにまとまります。説明 は後付けですがこんなイメージでまとめました。

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