2013年8月31日土曜日

空想「大学のセミナーハウス」_4.計画に当たっての留意事項

これも定型。
計画の要点等と合わせて、配慮と工夫を適切にというのがパターン。
昨年の課題文でも、
H24_課題文
配慮工夫適切にだった。

空想「大学のセミナーハウス」_3.その他の施設等

その他の施設等としては
駐車場、車いす利用者用1台、サービス用2台
あとは定番のBBQ用スペースくらいしか思いつかない。
レクリエーション用の運動施設(テニスコートとか)はさすがに出ないと思う。

空想「大学のセミナーハウス」_2.建築物

これも定型文。
(1)構造、階数等
  構造種別は自由とし、地上2階建ての建物とする。(やっぱり1棟かな?)
  ただし、設備スペースについては地階でもよい。とか?
(2)床面積の合計
  地下1階を除く床面積の合計は、1,800㎡以上、2,200㎡以下とする。
(3)要求室

とりあえず宿泊定員70人(和室15畳は6人部屋設定)で設定してみる。
(このくらいが限度っぽい)
定員から考えて、
研修室は20人×2室、15人×2室
食堂は70人が同時に利用できる広さ(2コマ)
浴室は1コマ+1コマ
といったところ。

空想「大学のセミナーハウス」_1.敷地及び周辺条件

一番ありそうなのが、郊外というよりリゾート地のようなところにまとまった敷地を用意してみたいな施設。とはいえ、A2の製図用紙に縮尺1/200で配置図(兼1階平面図)を描くことになっているので、敷地の一角が建設予定地として指定されるのもある気がする。
敷地及び周辺条件
普通に考えれば正門を入って、メインアプローチは南又は西から取るだろうけれど、
ここのところ試験元ご執心の北側の野外施設へのアプローチも配慮するとかあるかもしれない。(でるかな?)

2013年8月30日金曜日

空想「大学のセミナーハウス」_主文

初代塾生ののび太、オットマチガエマシタ(m(_ _)m
nobutaさんがオリジナルプランをつくっているのを真似して
なんちゃって「大学のセミナーハウス」を考えてみる。

製図試験で試験元が要求してくることは、問題用紙に書かれているわけですが、
そう変わったものは出ない。
問題文も定型化されていて
一番上に大きい文字で“お題”
最初に設計条件の前文(通称:主文が書かれている。

主文の書式も決まっていいて、
H21 貸事務所ビル(1階に展示用の貸しスペース、基準階に一般事務用の貸しスペースを計画する。)
 この課題は、大都市近郊の市街地において、1階に自動車を展示するショールーム、2〜7階(以下「基準階」という。)に一般事務室をもつ家事事務所ビルを計画するものである。貸事務所については・・・

H22 小都市に建つ美術館

 この課題は、ある小都市の市街地の公園の一角に建つ市立美術館を計画するものである。本施設は、・・・

H23 介護老人保健施設(通所リハビリテーションのある地上5階建ての施設である。)

 この課題は、大都市近郊の市街地において、病院に併設される通所リハビリテーション(以下「デイケア」という。)のある介護老人保健施設を計画するものである。本施設は、・・・

H24 地域図書館(段床形式の小ホールのある施設である。)

 この課題は、ある小都市の市街地の公園の一角に建つ地域図書館を計画するものである。本施設は、・・・

というように、最初にロケーションが提示される。

なので、今年は

H25 大学のセミナーハウス
 この課題は、人里離れた秘境に<ぉぃバカ田大学のセミナーハウスを計画するものである。本施設は、・・・

という書き出しから始まり、

静かな自然環境の中で教授と学生との小グループが起居を共にし、思索し、討議し、談話を交え、人格的接触を図りながら密度の濃い人生経験を持つことがその目的です。
(byねーさんまとめ)

などという目的が書かれているはず。
読み飛ばすのはダメですが、
「人格的接触を図りながら密度の濃い人生経験」って(ノ゚ο゚)ノ
とか考えてみても時間は限られているのであとにしましょう。
「思索し、討議し、談話を交え」
もセミナー室や談話コーナーを設けるくらいのことのはず。

2013年8月29日木曜日

ローカ係数

順番から言ったら今年は基準階型の年かと思ったけれどお題は2階建の建物。
とはいえ、複数の宿泊室が並ぶはず。
ビジネスホテルのように奥行きの小さい個室が並ぶと、ローカ係数1.2くらいでは納まらない。
H20のビジネスホテルでは、
・シングル(16㎡/室)18室
・ダブル(24㎡/室)3室
・車いす使用者用(24㎡/
・リネン室(適宜)
という基準階でしたが
標準解答例をみると、
H20_標準解答例①
H20_標準解答例②
廊下の両側に部屋があるときの廊下幅を2,500、
廊下の片側に部屋があるときの廊下幅を1,700にしても、ローカ係数は1.25と1.28。

大雑把なことを言えばローカ係数は廊下に面する部屋の奥行きで決まるので1スパン以下とかの小さな部屋しかないときはローカ係数を大きく見ておかないと納まりません。
部屋の奥行きとローカ係数との関係
H16年の課題
・宿泊室(20㎡/室)16室
宿泊室(40㎡/室)2室
でみてみると、
H16_標準解答例①
H16_標準解答例②
どちらも部屋の奥行きは7m(1スパン)でローカ係数1.18。
今回のお題も階別ゾーニングにした場合、
宿泊部門はローカ係数1.2くらいでみておかないと納まらなさそう。

【omake】
先日博士が配信してくれたH8年類似課題の解答例だと、
H8_博士の解答例
7mの奥行きの部屋が並び、廊下幅を2m&4mとしているためにローカ係数は1.26となっている。

2013年8月28日水曜日

プログラム

ペンギンさんがブログ
今年の課題「大学のセミナーハウス」は,プログラムも簡単だし(というか簡単すぎる)
メルマガ
今年の製図試験課題「大学のセミナーハウス」は,近年,類を見ないほどにビルディングタイプが簡単.
でむっちゃ簡単といっている製図試験課題としての「大学のセミナーハウス」のプログラム。
用紙がA2で要求図書が
 ●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
 ●2階平面図(縮尺1/200)
 ●断面図(縮尺1/200)
 ●2階梁伏図(縮尺1/200)
 ●面積表

と指定されているので、敷地の大きさはどう頑張っても50m×40m程度が限度で2階建て指定。八王子セミナーハウスのようなプログラムは出せない。

想定される部門構成は
・宿泊部門(宿泊室、ラウンジ、リネン室等)
・研修部門(セミナー室、資料室等)
・共用部門(エントランスホール、食堂、浴室、談話コーナー等)
・管理部門(受付、管理人室、更衣室、厨房等+設備スペース等
(共用・管理部門かも)
なのでプログラム図もこんな感じ。
プログラム図_雛形
この雛形に課題文通りに要求室や床面積を書き入れていき、
プログラム図_要求室
特記事項も書き入れていく。
プログラム図_課題文条件
試験なのであくまで課題文に従います。
浴室が宿泊部門と指定されていることもあるだろうし、
食堂を多目的に研修室として使うこともあるかもしれない。
プログラム図は課題を解くために条件を整理するためのものなので、
自分の考えを入れたりしないで機械的に処理していきます。

整理してみれば、
今回のお題では利用するのは原則事前予約をした大学生だけなのだろうし、
初日:来館→受付(チェックイン)→宿泊室→セミナー/屋外活動食事・入浴→就寝
翌日:起床食事セミナー/屋外活動食事セミナー/屋外活動食事・入浴→就寝
最終日:起床食事→チェックアウトセミナー/屋外活動)
という具合で、いくつかのグループが入れ替わり利用するにしても
決められた時間に「セミナー室」「食堂」「浴室」の3点セットを巡回する感じで
移動経路も決まっている。
まあ、繁閑の違いはあるのでしょうけれど。
条件違反というのは起きにくいのかもしれない。

2013年8月24日土曜日

チェック

ペンギンさんのメルマガに
残り50日でアナタを絶対合格させるためにやって欲しいことがあります.
それは,「チェックの鬼と化すこと」
とあった。
まあ、鬼にまでならないまでも、
提出図書は人並みのチェックはした方がいいと思います。

ワタシが去年のウラ模試講習会で塾生の方に聴いたのが
「ペイ・防・避・車・面・歩・設」
呪文みたいですが、
建ぺい率、防火区画、避難経路、駐車場、面積、歩行距離、設備スペース
ということだそう。
そのまんまいただいて本番で使ってました。

その他、思いつくことを列記すると、

【図面整合(柱型を描いてから)
・図面位置(去年は1階平面図配置図が用紙の左下でアワを食べました…^^;)
コア、吹抜け位置(描き間違いが多い人は薄く丸印でも書いておくとミスが減ります)
あと、描きながら、
・シャフト位置(DS、EPS、PS)上下ズレていても通せないわけではないですが^^;;;

図面描き終わってから(記入すること)】
・境界線(描かない人もいるかと思いますがフツーの図面では描きます)
・フェンス
・水勾配、スロープ
・出入口記号(メイン△、通用口▲、駐車場▲)&ルーフバルコニー等からの出入口
 *各宿泊室の出入口記入が要のときとかもあります。
・駐車、駐輪台数
・避難経路、距離
・防火区画(防火防炎シャッター、防火扉)
・ごみ置場(要求がなくてもフツーの建物にはあるもんです)
・庇、1階屋根
・ドライエリア、タラップ
・断面切断位置

【面積表】
・吹抜け、ピロティ・・引き算
・計算に必要な寸法
*追記
・欄の取り違え(1階は1階の欄に、2階は2階の欄に^^;;;)

「設計製図の試験」は提出した答案用紙の見た目が全てなので、
文字も読みやすく丁寧に書いておく方がいいはず。
読みにくい字を書くクセ字の人は、
書込む文字は決まっているので少し練習しておいた方が無難です。

【追記】
特記の記載
「平面図」に不燃特記(緩和を使わないといけないかどうかわかりませんが)
「梁伏図」にスラブ名(特記なきスラブは全てS1とする)
図面名称を書くときに、先に書いてました。

2013年8月19日月曜日

2004吉阪隆正展

オッサンさんやねーさんが見学に行かれた八王子セミナーハウス(本館)の図面を探していたらひょっこり出てきました。
建築文化(彰国社) 1979年9月号
現代日本建築家全集(三一書房)15
あの形態(ウラ指導本でいうコマネチ^^;)は、階振り分けで王様スペースの食堂(オッサンさん談)を眺望のいい4階に持っていくことを考えれば必然なのかも^^;;;

それにしてもスゴい断面形状(基礎、)です。

「東京タワーとセミナーハウス」講演会資料

1965年竣工ということなので、いかに高価な鉄筋を少なくできるかを検討されたのだろうけれど、シェルを反転させたような形状で土圧を受けているのだとか。引き出しが増え・・・
試験ではやらない方が無難だと思います^^;;;
ちなみに、構造設計は早大の田中彌壽雄先生。
You tubeに「2004吉阪隆正展」のときに製作されたインタビュー集があります。
製図試験のお題とは直接関係はないので、興味のある方だけどーぞ。

2013年8月11日日曜日

宿泊室レイアウト

今回の課題は基準階ではないですが、いくつかのタイプの宿泊室を並べることになるのだと思います。
基本は中廊下型だと思いますが、他にもいろいろあります。
宿泊室レイアウト(p.280)
敷地及び周辺条件によっては、眺望等への配慮が求められるかもしれません。
眺望のいい側に客室を並べるための工夫もいろいろ見られます。
いくつかあげると、
ANAインターコンチネンタルホテル

ホテル椿山荘東京

新横浜プリンスホテル
タラサ志摩ホテル&リゾート

ホテルグランドアーク半蔵門
ん〜、やる方はあまりいないと思いますが、面積計算に時間が掛かりそうだし平行定規での作図も大変そう。
試験だと割切ってやらない方が無難だと思います。
フツーの縦か横に並べるプランで40%には入れるハズです…^^;

パーツ⑤_食堂

食堂のテーブル&椅子
基本寸法は
資料集成(p.047)
レストラン形式(6人掛や4人掛)でも問題ないとは思いますが、
実際はテーブルをくっ付けて長テーブルにしたレイアウトが多い感じ。
この方がほんの少しですが早く描けそうです。
寸法は上記を参照して、テーブルサイズを1800×800(1人分がw600×d400)で設定。
6人掛けテーブルを3台つなげて18人席をつくると2コマで72人は入ります。
実際にフリーハンドでテーブル&いすのレイアウトを描くときは、
壁との空き(有効>700 → 壁心から1000)
テーブルサイズ(→5500×800を3つ割)くらいで描けばオッケイだと思います。
食堂

2013年8月10日土曜日

市街地に建つセミナーハウス

オッサン家に程近い千葉県某所に、東京大学の総合運動場があるのですがその一角にセミナーハウスが建ってます。
ちょこっと見学してみると・・
(36℃と言う猛暑なのでネット見学です、手抜きm(_ _)m
*館内写真は全て"運動会ドットコム"からの転載です。http://www.undou-kai.com/kemigawa/

敷地面積は約26万㎡ということなので、500m四方と言ったところ。敷地の形状にもよりますが、縮尺1/1,500だと420m×620m ≒ 26万㎡でA3になんとか入る。両面印刷問題用紙!!

んなわきゃーないでしょうけれど…^^;

冗談はともかく、ロケーションはこんな感じです。

鳥瞰
手前側、グラウンド達の片隅に写っているロの字型の白い建物がセミナーハウス。
近づいてみると、
外観
試験問題風にいえば南側一面接道です。
その他の施設等は駐車場約30台(施設利用者用、管理者用)
利用案内を見ると原則、1団体1台です。これ以上になる場合は、お近くのパーキングをご利用ください。
と書かれています。
グラウンド達はこんな感じで整備されています。
総合運動場案内
よくわかりませんが、東大運動会マスコットキャラのイチ公も頑張っているようです。

セミナーハウスはセミナー室や食堂、管理諸室をロの字型に宿泊棟が取り囲んでいる形状。
セミナーハウスの案内図はコチラ。
赤字で、
駐車場よりピロティを通って、受付まで行けます
と書かれていますが、
不特定多数の人が来館するわけでなし、
申し込んだ人(メインは体育会(東大では運動会というのかな)の合宿等で利用する人)しか利用しない施設ならこれもアリか。
おそらく、普段メインで使うのは、グラウンド側への出入口になるんだろうから。
試験元が最近ご執心の通り抜けエントランスホールっぽい。
・アプローチはグラウンド側からでもよい。
・メインエントランスを道路側、サブエントランスをグラウンド側に設け、グラウンドからもアプローチできるものとする。
出るかな?ビックリ玉ならぬカクシ玉…^^;
エントランス、どこだ??
利用者の利便性に配慮し、グラウンド側にもアプローチできるエントランスを設け、・・^^;

各施設の写真も載せておきます。




食堂
施設概要
セミナー施設
セミナーA:100名収容
セミナーB:50名収容
セミナーC:20名収容
セミナーD:16名収容
宿泊施設
シングル(シャワー・トイレ付):6部屋
ツイン(シャワー・トイレ付):17部屋
7人部屋:17部屋
8人部屋(2段ベッド × 4):3部屋
体育施設
サッカー場:5面
ラグビー場:1面
アメリカンフットボール場:1面
ホッケー場:1面
野獣場:1面
テニスコート:8面
クロスカントリーコース
体育館(バスケットコート1面)

利用案内には、
東京大学の学生・教職員が優先ですが、空きがあれば一般の方も利用可能です。また、日帰り利用もできます。
と書かれていますが、
宿泊のみの予約は受けておりません。スポーツ施設もしくはセミナー室を利用される場合にのみ宿泊できます。
ということなので、
空きがあったら有志で合宿(ウラ会場ウラ模試)やっちゃうとか…^^;

2013年8月9日金曜日

ニオイ

理化学研究所のプレスリリースに
嗅覚の鋭敏さを生み出す必須タンパク質が発見されたというニュースがあった。

試験問題を読んで、ん?、危険なニオイが!
なんていう”速攻◯◯”とかが発売されたりすると
受験シーズンに箱買いするひとあらわれて、ニュースになるかも?
んなわきゃーないですね ^^;;;

主語?

日本語(現代国語)の文法にはいくつかの流派があるようで、
いわゆる学校文法では、日本語では主語が省略されることも多いなどと説明されてきましたが、
言語類型論的には日本語は東アジア(中国語、朝鮮語)、東南アジア(ベトナム語、マレー語)の言語などと同じ主題優勢言語といわれていて、
(これと対立して分類されるのが英語やフランス語といった主語優勢言語)
文法的には主語を示す必要がなく、題目—述部という構造をとると言われています。
題目というのは、話の主題を明示するもので、動作や作用の主体を表し、主語とは別概念とされています。
なんていうことはともかく・・(ワタシもよくわかってません…^^;)、
以下計画の要点等を書くときの注意点と思われること。

3.計画の要点等
の設問形式はほぼ決まっていて、
建築(構造、設備)計画について、要点等を具体的に記述する。なお、要求図面では表せない部分についても記述する。
◯◯とした理由
◯◯について工夫したこと
などというのが定型です。

記述というのは、問題文で聞かれていることに対して自分の考え方を示すものなので、
最低限求められていることを具体的に書き、その上で「理由」を明確に記載することが必要なのだと思います。
当然のことですが、「結論」として書いたことは図面に表されていることと整合性が取れていることが必要です。
問われたこと
に対する解答(気持ちとしては回答かな)なので、
結論とその理由、さらに(想定される)背景

△△と(計画)するために□□とした。(に配慮した、を図った、等々)
というのが最低限必要な形式になるのだと思います。

マイノートをみたら、
・建物の高さを必要以上に高くしないで建物のヴォリュームを有効に計画するために
・明るく開放的な空間となるように
・アプローチしやすい空間とするために
・緊急時にわかりやすい避難経路となるように
・車いす利用者が段差なくアプローチできる
・建物の高さが必要以上に高くならないように
・利用者が1階を経由することなく避難できるよう
・利用者の利便性に配慮し
・図書時間部門への動線と明確に分けて計画するために
・スムーズな利用者動線を成立させるため
etc
と言ったことが書かれていた。
要点を書く段階では、結論はエスキースで出ていると思うので、どうしてそうしたのかという理由を簡潔に書くだけです。
しかし、
"非日常性を演出"というのはなかった。ざんねーん(ー。ー)

2013年8月8日木曜日

課題文読み

問題の書式は毎年同じだし、丁寧に読めばA3ぺらなので読み落としも、そうはなさそうなものなのですが念を入れるために…^^;
マーカーでカラフルに彩る流儀もあるみたいですが、マーキングするためにペンを持ち替えたりして集中力を切らせたくないので、ワタシは課題文読み、エスキース、KY、作図とも0.7のシャープペン一本のみでした。
問題文にチェックリストを兼ねたマークをつけながら読むのですが、
ウラ指導さんのフォーラムでどなただったかが紹介してくれた方法で読んでました

マーキング

設計条件で読み落としたくないこと(計画するように書かれていること)、
要求図書で描き落としたくないこと(図示を要求されていること)
に引き出し線を引いて◯印を付けるだけです。見直しのときに、○を●に塗りつぶしながらチェックしていきます。


【以下独り言…^^;
蓮茶姫さまやねーさんが紹介しているのに水をさすのも、と思ったのですが
シンプルつながりということで m(_ _)m
ワタシは、お絵描き三角定規(通称バンコ、日本食研のマスコットキャラではないですよ)は
目がチカチカするので使ってませんでした。
テンプレートを使うのは最初に柱型を描くとき(3.5mmと4mmだけだし
柱型を描き終わって三角定規(つまみ付きが使いやすいので勾配定規を愛用してました)に持ち替えながら、柱芯がズレていないか見直してました。
図面の描き直しが一番の時間ロスなので、気をつけるクセを付けましょう(ワタシだけか^^;;;)

設計条件と要求図書

採点のポイントが毎年同じなら、お題は変われど設計条件や要求図書の書式も
"まいどまいど"です。
問題用紙はテンプレートがあるのでは?というくらい毎年同じレイアウトなので、
新制度になってからの4年分を見比べておくと、問題を読んだときに、毎度問われて重要なところ、新しく聞かれているところが一読でわかるようになります。
(余裕があればそれ以前のものも見ておきたいところですが・・)
新制度になってからの「設計製図の試験」の問題用紙のレイアウトはこんな感じです。


問題用紙
内容はキチンと整理されていて、
設計条件要求図書というように記載されています。
試験元が、
「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」ものであると言っているのですから、
設計条件】に書いてあることを【要求図書】として提出するだけです。
設計条件に書かれていないことはおそらく採点項目ではないだろうし、
要求された設計図書に間違いがあったり完成していなかったりだと「知識及び技能」があるとみなしてもらえません。
当たり前の話ですが、試験では見た目(提出した設計図書)だけで判断されます。

番号が振ってあるのは(ワタシの場合の)読む順番。
まず、相手のいうことを聞いてどういうものを求められているかを読みとらないと
マエーススメないので、
①コンセプト、②留意事項
を頭に入れて、
③敷地条件と⑤その他の施設等を読めば
何となくのイメージはつかめます。→Ap (アプローチ)
(あくまで相手の要望を読み取るだけで設計するわけではありません)
⑥構造、階数、床面積、要求室も記載されているので、書いている通りのものにすれば条件を充たすものになります。→Z(ゾーニング)
④図面で表しきれないことは、文章で書くことができます。

特別な知識や技能は必要なくて、
(求められているのは、基本的かつ総括的な知識及び技能です)
相手のいうことを丁寧に聞いて、フツーのラクにまとまる案でミスなく仕上げてしまえば
年末に希望している通知書が届くはずです(たぶん)。