2015年6月30日火曜日

ウラ模試(製図)_08

倍コマでは、チビコマで検討したゾーンの中に要求室を入れ込んでいきます。
*スパン寸法はまだ決めていません。要求室の床面積によりアト決めです。状況によりスパン数も増減したりします。

どこから考え初めてもいいのかもですが、動線的にはエントランスからというのがフツーっぽい。

チビコマ→倍コマ
法隆寺中門のように、エントランスの真ん中に柱というわけにもいかないのでテキトーにずらします。
エントランス位置の検討
イメージは、右(南側)に受付カウンター、左(北側)に喫茶室なので、面積の必要な喫茶室側を2スパン、受付カウンターのある事務室を1スパンとして中央南よりにしてます。
エントランスホールを進むと各部門への(イメージ的な)入口があります。
入口から続くのが集会交流部門へのローカ&生涯学習部門へのコア(階段)です。
1階は、まっすぐにのび太、オットマチガエマシタ伸びたローカ沿いに集会室やサークル室が並んでいます。
集会交流部門イメージ
一方、
2階の生涯学習部門へ上がると、コアを起点に伸びたローカに沿って実習系の諸室と図書室があります。
生涯学習部門イメージ
このゾーンのボリューム内に要求室の必要コマ数を入れていきます。

ウラ模試(製図)_07

コアとローカは・・・
コア位置の原則はゾーンの境界(コアを起点にそれぞれのゾーンへ)です。2階は生涯学習部門というゾーニングなのですが、実習系諸室と図書室というグルーピングをしているので、多目的ホールの南or北側にコアを打つと、コアを起点にした明解な動線計画という教科書どおりの解答案に出来そうです。
コア打ち(秘伝:バナナの法則^^;)
管理階段はいるかな?というのはありますが、避難にも配慮は必要なのでとりあえず管理ゾーンにコアを打ちます。 

ローカの原則はコアをつなぐです。出来れば通したいので、
ローカを通す
というところ。
*説明上、コア打ちをしてローカを通していますが、感覚的にはローカを通してコアを打つという感じ。利用者用コアはゾーンの境界という空間構成から決めますが、そこからローカを通した先(のなるべく遠いところ)に(管理)コアを打つという感じです。

ホールは北でも南でも大差なさそうですが、2階からは公園が見えたほうが(室配置が出来て)いいかなくらいのノリで、ホール北側案が第1候補、もう少し詳細に倍コマで検討していきます。

2015年6月29日月曜日

ウラ模試(製図)_06

ゾーニングのナカミで検討したいのは、
1階の多目的ホール(4コマ)位置

2階の多目的ホール上部の吹抜け位置、部門内グルーピング(各種教室の実習系と図書室と)
です。

まず多目的ホールですが、
・無柱空間とし
という設計条件なので、4コマを1列に並べてしまえば・・・
なでしこの秘技、電車ごっこ〜o(`^´)θ
あまりやる人はいなさそう。無難に2×2の4コマで考えます。
・天井高は6.0m以上とする。
という設計条件もあるので、2階ではスパン飛ばしとした吹抜けになります。この吹抜け部は、2階でゾーンを分断するのですが、集会交流部門はグルーピングで2つに分けたいという思惑があるので吹抜けが中央ブロックにくるとウィン-ウィンで丸く納まるのかも!
とヒラメキます。
降りてきました〜(ノ゚ο゚)ノ
というパターンがイケてそう。
*2階の要請によっては、多目的ホールを東側に寄せて大きなスペースを取ったほうがまとまりやすいということもあります。ケースバイケース、臨機応変、行き当たりばったり、成り行きまかせ、やり方は自由なんですが試験は要領、いい準備をしてラクしようというやり方もあると思います。
なお、2階の生涯学習部門のグルーピングでは、
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
という設計条件を勘案して
開放的にしたい図書を東側、
場合によっては、無窓でも支障がない実習系諸室を西側、
と決めつけています^^;;;

コアとローカも考えます。

ウラ模試(製図)_05

面積ヨミで、
2階の生涯学習部門は
650(m2)くらいなので13コマ、
これに、コア1コマ + 便所1コマ +(ソーコ)が必要なので
ローカ分として3コマ(ローカ係数1.2想定)

 多目的ホール上部4コマ + 吹抜け0.6コマ + 庭園1+αコマ
24コマと図ったようなコマ数になります。

1階は
集会交流部門585(m2)の11.7コマ
共用・管理部門320(m2)の6.4コマ
これに、コア1コマ + 便所1コマ +(ソーコ)を足して
ローカ分として4コマ
コチラも24.1コマ

屋外施設に必要なのは、
駐車場(1+1台)、駐輪場(20台)、カフェテラス(≧30)ですが、建ペイ70%という建物だったら敷地境界に寄せて計画はしないのであとからでも何とかなりそうです。
(*おおきな屋外施設の要求があるときは、ウツワの切り欠きがいるのかとかを先に検討しておかないと、敷地に入らなくなったりしてやり直すことになります(・・;)
予定調和ではないですが、ウツワは、6コマ×4コマという24コマ定番プランでいけそうです。
(**スパンはあとで決めますが、室寸法等で6コマが7スパンになったりとかはあります。)

次は6コマ×4コマのウツワにして、チビコマでゾーニングを検討します。
ヨミでは
 集会交流14コマ
 共用4.8コマ
 管理2.9コマ
  &
 コアと便所です。
ゾーンの大きさ(コマ数)を修正するとこんな感じ。
ウツワ(6×4)に合わせて、コマ数を修正
大枠のゾーニングは出来てるはずなので、ゾーンの中を検討します。

ウラ模試(製図)_04

敷地は、ある地方都市の中心市街地ということですが、用途地域は一種住居です。
おそらくですが駅前の(近隣)商業地域からはずれて、道路を渡ると住専みたいな場所のイメージなのかも
16m道路の角地ですが、
道路には車を描いてイメージを喚起します^^;)
人通り的には西側のほうが多そうな気はします・・・本当ですか?
などということを妄想してApの第1候補は西入り。
・公園からもアプローチできるようにする。
という設計条件があるのでL型のエントランスホールになりそうです。
ダメなら北入の通り抜けエントランスホール案を検討します。
ゾーニングイメージは、エントランスを入ったら受付カウンター(管理部門)があって、喫茶室や(休憩)ラウンジがあり(共用部門)、奥に続くローカ沿いに集会室やサークル室(集会・交流部門)が並んでいると。2階ヘの階段を上がると生涯学習部門、というのが鉄板イメージ。
ただの資格試験なので特殊なことをやらないと納まらないとかの問題は出ません、たぶん。(ガッコの課題とかはわかりませんが^^;)
ApZ パターン出し(というほどのこともないですが)
とりあえずコレで、ウツワを検討します。

2015年6月28日日曜日

ウラ模試(製図)_03

面積ヨミはこんな感じです。


(問題用紙の右側を折返す)“ウラ技”を使って・・・
断面イメージ通りに
1階に集会交流部門の諸室(合計585m2)
2階に生涯学習部門の諸室(合計650m2
とすると、残る共用・管理部門は・・・
もしかしたら2階かもと思った、喫茶室、ラウンジ、設備スペースですが、
1階合計、1,015m2
2階合計、760m2 + 200m2(多目的ホール上部) + 30m2(吹抜) + 50m2(庭園)
となり、みんな1階で入りそうです。
床面積合計は1,775m2くらいなので、ローカ係数1.2として2,130m2、設計条件の
1900m2以上、2,300m2以下も問題なさそう。
条件調整に入ります。

ウラ模試(製図)_02

要求室は、ほとんど床面積指定があるのですが、いくつは“適宜”。

こんな感じでヨンでます。
 集会室 A:2室に分割して、それぞれ20人程度が利用できるようにする。
 集会室 B:30人程度が利用できるようにする。
 集会室 C:15人程度が利用できるようにする。
とありますが、
こういうところでよく見かける折りたたみ(orスタッキング)机は3人掛けw1800×D600(450)というのが一般的。
資料集成では、スクール型3人掛の(まん中の人が通るための)机の前後間隔は750以上となっているので、
こんな感じ
描きやすいよう机サイズはw2,000、前後ピッチは800(1列づつ机前後がマス目に合います)で想定
でシャカシャカシャーと机を並べてー、7mとかテキトーに柱をプロット、
必要コマ数がわかる程度に床面積をヨミます。
いくらかヨユーは見ていますが、最後にスパン割で面積がキツくなったりしたらこんなウラ技
↑ H25標準解答例_セミナー室(試験元公認^^;))
もあります。
2人掛ならマス目に沿って1mピッチで並べても所要室の機能性は充たせそうです。

ウラ模試(製図)_01

終了間際の
FIFA Women's World Cup Canada 2015 _ Quarter-Finals _ Australia-Japan
で、テンションマックス\\\\(۶•̀ᴗ•́)۶////
勢いで、ウラ模試(前半戦 一発逆転模試)を解いてみました。(学科じゃないですよ)
次の試合までにと思ったのですが、1/400は試合を見ながらになりました<ぉぃ
抜け落ちや間違い、が。。。あるかもしれません(・・;)
この程度の内容で合格できるという感覚
の参考くらいにはなるかも。。。<マテ

プリントアウトした問題用紙を手順通りに
条件把握・・・課題文を読むことです
条件整理・・・SKYTから始める手順のことです
条件分析・・・プログラム図や断面イメージ、面積ヨミのことです
と、進めていきます。

オトシドコロは・・・??
特に目新しい条件もない。(昨年は敷地内に樹木、一昨年は隣地に居住者用駐車場とか)
隠されてないオトシドコロを探させて時間を浪費させるとか?
よくわかりませんが、キックオフが迫ってるので先に進めます。

・天井高は6.0m以上
という多目的ホールを吹抜けにして1階配置というオーソドックスな断面イメージ

でいけそう。(しかし、6.0という有効数字に意味はあるのか?と思ったのはナイショだ)
生涯学習部門を2階と決めつけ(うそです、仮定し)ているので、庭園(≧50)は
・和室:庭園が鑑賞出来るようにする。
という和室にくっつけています。
ちなみに、
 観賞:物を見て、その美しさや趣などを味わい楽しむこと。
 鑑賞:芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、それが表現しようとするところを
    つかみとり、そのよさを味わうこと。
という解釈でいいんだと思います。

・・・
フルタイムです。さあ来いイングランド!<落ち着け

【追記】
どーでもいいことですが、サッカーイングランド代表の愛称は「スリーライオンズ」ですが、女子代表のことは、
FIFA.comより転載
で通じるのか、シラナカッタ。

 【追記の追記】
本当ですか?と思って調べたら、
From Wikipedia, the free encyclopediaより転載m(_ _)m
というのを発見。ラージピンクってそのまま訳しても、通じません^^;;;

2015年6月27日土曜日

準備_5

「設計製図の試験」では、要求図書として、
1.要求図面
2.面積表
3.計画の要点等
を提出するのですが、面積表は事前に準備といっても・・・なんですが、
試験中の準備でミスをなくすこともできると思います。

面積計算の方法は、全体から引くやり方と部分を足していくやり方とがあるのですが、検算の際、もう一方のやり方で計算しておくと、まず間違えることはないと思います。
1/400が描き上がったら、下書用紙を折返して(通称:ウラ技)

計算式も書いておきます。
答案用紙には欄を間違えないよう写すだけ。端折っても大した時短にはならないですし、ミスするくらいがオチです。

2015年6月26日金曜日

準備_4

基準階型では、建築物の高さを抑えるために階高を4mも取らないことが多いのですが、1階だけ階高が高いと階段でつまづいたりして危険です^^;;;
都市伝説でもないでしょうけれど、「設計製図の試験」では利用者用の階段はバリアフリー対応にしておくといわれているので、基準階の階高を3,500で設定して6mスパンの階段にしたときとか、1階階高が4,000とかだと段数が足りなくなるので、必要分を描き足します。

階高4mだと、4000 ÷ 160(蹴上げ)= 25段以上必要なので、
スパン7m/スパン6m
という感じ。
お題が発表になれば、ある程度の階高は想定できるので準備をしていたほうが安心です。
スパンが6mになったから回転とか書き込むだけだとちょっと
槍長〜ぇ、…おばか発言m(_ _)m
オットマチガエマシタ、投げやりという感じ、試験委員に受かりたいという“気合い”が伝わらない恐れがあります・・・本当ですか?

試験委員に、届いて欲しい ホトトギス(?)  by 伝説のかーちゃん

とはいうものの、標準解答例を見ると・・・
H23−1
H23−2
とりあえず階段の大きささえ確保できていれば、作図はどーでもいいのかもしれない?


【追記】
どういうか形状だと回り階段に該当するのかということがあるのですが、調べてみると・・・
H18にバリアフリー新法が施行された際に、日本建築センターで開催された「高齢者、障害者等の移動等に配慮した建築設計標準」講習会での質問と回答には、
とありました。
いくつかの自治体のまちづくり条例等も調べてみましたが
川崎市福祉のまちづくり条例
奈良県住みよい福祉のまちづくり条例
のようなものが多かったのですが、
京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアル

京都建築物等のバリアフリー促進に関する条例(整備マニュアル)
とか、
兵庫県福祉のまちづくり条例の運用に関するQ&A(H26年6月最終改訂)
中には、
大阪市建築基準法取扱い要領(H20年3月)
というものもありました。
標準解答例では折り返し階段がほとんど、図面表現上は段数とかはテキトーでよくて、あまり際どい表記はしないほうがいいのかもしれません。

2015年6月25日木曜日

最終

えー、チマタでは『模試』ブーム(?)時期到来ですが。。。
のようです。
ウラのほうでお題のリーク(うそm(_ _)m)がありました。
き、基準階じゃあ・・…^^;
はずしてしまった・・。
まぁ、当てにいってるわけではないだろうから。

P代表は、
今の自分に足りないモノや,他の受講生との考え方のズレを最終チェックする機会としてください.
とura410(ウラシドウ)物語に書かれていました。
最後のチャンス?(ノ゚ο゚)ノ

2015年6月21日日曜日

準備_3

基準階の要求室が、一文字廊下型では敷地内に納まらなければ、L型やコの字型、あるいはセンターコアにするとか考えることになります。

例えば
勝手に拝借、m(_ _)m
という感じ。
1階は
中庭といったら樹木・・?
という案もあるのかもですが、
パターン出しでこういう準備ができていると
木が植えられない(;_;)
違った展開もあるのかもしれません。

一般に、吹抜けとか中庭とかは空間を分断してしまうので、ゾーンをククろうとするときは邪魔になることがあります。
条件違反でないなら、“柱”ではないですが邪魔者は消すというパターンも引出しに入れておくといいかもしれません。

2015年6月18日木曜日

準備_2

基準階型の設計課題では、複数の要求室を連続させるプランニングになるわけですが、要求室の室寸法をどう想定するかが、まとめやすさに大きく影響します。

当たり前のことですが、設計課題では敷地の大きさが設定されているので、この中に入らない計画はナシです^^;;;
ホテルや集合住宅の基準階を簡単にまとめようと思ったら中廊下とか片廊下とかの一文字廊下が一番ラク出来そう。ダブルコア(両端)とすれば、縦動線のEV位置は動かすことができるので設計の自由度が上がります。
敷地の長手方向にローカを走らせてローカに沿って要求室を並べてしまえば、
“へい、おまち、一丁上がりぃ!”となるので、

 (室の幅)×(室数)<(敷地寸法)

ならば、ほぼ“上がり”です。
とはいえ、並べる要求室は面積ないし、洋室◯人室や和室△畳のように大きさを指定されていることがほとんどなので、敷地に納めるため使えない寸法で室寸法を設定したのでは、採点のポイントの
・要求室の機能性・快適性等
を充たしてないことになってしまいます。

ビジネスホテル(シングル)の典型的なパターンは、客室入口を入るとクローゼット(ハンガー)があって、ユニットバス、ベッド(縦置き)、窓と並んでいる形式。
最小で納まる室幅は、ユニットバス前の通路幅で決まりそうです。
概算で検討すると、
最小幅?シングルルーム
くらいの感じ。
客室界壁120(LGS65千鳥状配置、PB9.5+12.5)
(参考:http://blog.livedoor.jp/ura410/archives/52539065.html#more
ユニットバス“1216”
(参考:http://blog.livedoor.jp/ura410/archives/52123153.html#more
の想定です。
室幅は、2,360(内法2240 + 壁厚120)となるので、20室であれば、中ローカの両側に10室づつ並べて、23.6mあれば入ります。

ツイン(ダブル)の場合は、ベッドを横置きに並べて配置し、ベッド足元の空き寸法で部屋幅が決まる感じ。ベッド長さを2mとすれば室幅3,000が最低というところ。
ベッドを縦配置にして、コレ↓を置くこと考える人は・・・いるかな?
倉俣史郎 Laputa(w4200 d688 h1440)
ツイン8室であれば、中ローカの両側に4室づつ並べて、12mあれば入ります。
コレ(23.6+12=35.6m)にその他の要求室やコアを考えれば、
基準階が パンパンなんですよ。。。(T_T)
なのかもですが、何とかなりそうな気もします・・・本当ですか?

ぱん、ぱーん!*\(^o^)/*・・・意味ちがーう

先日配信のP代表のメルマガに、
>○【逆なんだよ 考え方が逆! 本末転倒を避ける】
>             (前略)・・先に決めた空間構
>成を崩さないことを最優先すべきであって,スパン割などは,
最後に無理やり当てはめればいい.これが逆となり,決め打
したスパン割などを最優先し,そこに無理やり設計方針を
>当てはめようとするから・・(後略)
(勝手に引用&太字強調、m(_ _)m

とありました。
この課題で出題者の意図を充たす空間構成とするために、中廊下型の解答案が適当なのかどうかはわかりませんが、簡単にまとまりそうな案もパターンの候補に入れて検討すると“どんより”することがなくなるのかもしれません。


【追記】
設計製図の試験の解答用紙は5ミリ方眼で、縮尺は1/200という指定があるので、1マスが1m、みんなが大好き7mスパンなら7マスです。
罫線があるので作図はフリーハンドでもそこそこ描けるのですが、部屋寸法とかを切りのいい数字(せいぜい0.5m単位)にしがち、ワタシだけか?^^;)
まぁ、階段だけはバリアフリー対応で1段30cm想定にしますが。

罫線に沿って描けば楽チンなのですが、標準解答例では1スパン3つ割なんていう案もありました。

解答例ではスパン寸法を7,500としているので、部屋幅は2,500になるのですが、スパン寸法7,000だと・・・2,333.3。
想定の2,360より若干小さくなりますが、何とかなりそうではあります。
どうしても狭いということなら、ユニットバスを“1116”にしてしまうという手もあるし。

2015年6月12日金曜日

準備_1

早々に梅雨が明け、暑さで“頑固”さを溶かしながら準備を進めている島ママが、何やら呟いていたのでお節介メモです。

「設計製図の試験」の設計課題に基準階型というものがあります。
中でも、集合住宅やホテル等では、複数の要求室を連続させるプランニングを要求され、
ウラ指導本でも、
宿泊室の法則(2コマ・3コマの法則)
というノウハウが公開されていますが、標準解答例にはこんなのもあります。


通称:宿泊室のなんちゃってホーソク、ウソですm(_ _)m

このH16標準解答例_2は
Y方向は、みんなが大好き「7mスパン」なんですが
3スパンの中央スパンに中廊下3mを取って、残りを2mずつ両側の宿泊室に分け、
9m/3m/9mにするという一種の面積調整ワザを使っています。
イメージは、
という感じ。各宿泊室の面積は要求に応じてスパン寸法や1コマ内の室数、バルコニー等で調整していきます。

資料集成にあるように、客室基準階計画を
>単純で効率のよい中廊下一文字型
として、お約束の避難等にも配慮すればダブルコア(両端)が「ザ・定番」、実例でも多数派だと思います。
こういうのは、試験で思いつくかどうかとかいうものではなく、準備ができているかどうかだけ。
少し前のNumberに載っていた、代表監督(ハリルホジッチ)のインタビュー記事に

 ロシアW杯に向けた準備は、もう既に始まっているのだと選手たちにも話をしている。いい準備をしていけば、偶然などはない

とありましたが、結果を求めるなら試験でも同じようなことがいえると思います。

【追記】
集合住宅の中廊下一文字型では、標準解答例_1の架構計画もよく見ますが、試験では1階が店舗や共用部門ということが多いので引出しにしまっておくだけで、出すことはなさそうです。