2013年1月31日木曜日

判断の分岐点


合格物語で学科突破されて一緒に製図に臨んだ方の判断がどこで分かれたのか?
今回の試験で合否を分けたかもしれないことの推測。
すべてワタシの妄想、なんちゃって与太話です…^^;

(仮称)無し子さんと無し男さん、ん~紛らわしいな、
(仮称)S子さんとM男さんとさせていただくと・・・(深い意味はないですよ~^^;;;)

敷地は公園の一角で同幅員の道路に2面接道。
要求室は図書館部門、集会部門、共用・管理部門となっている。
地域図書館というお題なので1階に図書館部門、2階に集会部門と想定してまずはApZ。
メインエントランスはどちらの道路からとってもいいのだけれど、とりあえず接道距離の長い南から。
公園からとるサブエントランスも公園からアプローチできればいいので北でも西でもいいのだが、メインとサブがエントランスホールでつながっていればいいのだろう。
ゾーニングは、図書館部門を公園に面して西側、管理部門を道路に面した東側(要通用口)、
ホールの2方向避難を確保してコアを打つ・・・などを考えてApZをイメージ。
こんな感じ?
ApZイメージ


次はイメージしたゾーンに「ストーリー」を考慮して要求室を配していくのだが、
要点(クライアントの期待値が高いところとも取れる)で配置や動線計画に工夫を求められたのは4ヵ所。
王様の一般開架スペースは、
S「吹抜けを設け明るく開放的な読書空間にしようとした」みたいだ。
M「利用しやすい1階の便利な場所にした」感じ。
いいじゃん。

貸出主体の地域図書館では、利用者にとっても管理者にとってもキーとなるサービスカウンターは、
S「両方のエントランスから見えるわかりやすい位置とし、管理動線にも配慮」
おおっ、模範解答例レベル。
M「利便性に配慮して検索コーナー、AVコーナーが見渡せる位置とした」
こう?
こうしたけれど・・

ん??、ちょっと待った~!!
資料集成の計画上の留意点には、
・視聴覚資料の観賞席やOPAC、インターネットサービスでは、プライバシー保護の観点から画面が他人から見られないように配慮する。
と書かれている。ちょっと違わなくない?
このパターンだったら

ほんの少しの違いなのだけれど。ハンバーグランチのメインだったのかもしれない。

2013年1月30日水曜日

きときと

KKのメルマガに富山空港が「富山きときと空港」という愛称で親しまれているという記事があった。「きときと」?
調べてみたら富山の方言で「新鮮」「生きがいい」を意味する、同県の観光関連のキャンペーンなどでは頻繁に目にする同県の代名詞とも言える言葉だとか。
法令集はきときとがいいとは言わないか^^;;;

2013年1月29日火曜日

ユープラ検証まとめ(訂正)

検証資料をまとめていたら、集計ミスを多々発見。訂正版です(ーー;
(見直しは絶対必要です byP代表取締役、まだまだ修行が足りないな)
H24ユープラ_ApZパターン
表中の分母が解答案の数、分子がランク1案の数です
改めて表を見ると・・・

☆☆☆☆☆
図書館部門をワンルームに囲おうとしないで1階に配置した案
(ハードルを上げない案)
27案中16案(59%)がランク1です。
中でも、エントランスホールを南北の中廊下型にし吹抜けを図書部門の上部に設定した案は、
10案中8案がランク1という驚異の合格率。
(おほほほ、という笑い声が聞こえた気が・・?空耳か<ぉぃ)

☆☆☆☆★
図書館部門をワンルームに囲い、
部門の入口を設けるためにアプローチをL or 逆L型にとり図書館部門を1階に配置した案
(ちょっとだけハードルを上げる案)
29案中18案(62%)がランク1です。
(ユープラでは多数派(4人にひとりが採用)です。部門のククリ(自分で上げたハードル)に縛られて、部門内に入れたカフェ(共用部門)への動線が取れていないとか、作業室(管理部門)への動線がよろしくないと厳しく見られたような気がします。足切り点の設定があったかも?)

エスキースでApZを検討したときに、上記方向でチビコマに進められれば合格に近づいていた(合格率40%の試験を60%にできた)のかもしれない。

☆☆☆
エントランスホールを建物の端に寄せて片廊下型にし、図書館部門のククリを成立させた案
道路や公園に沿ったエントランスホールとなるために、外を歩くのとどんだけ違うの?
という気にもなりますが条件違反とは言えない。
7案中3案(43%)がランク1です。
又は
思い切って図書館部門を2階に設けてしまう案
10案中4案(40%)がランク1です。
製図の試験の合格率は41.7%でしたので、それほど無理のある判断ではなかったのかもしれません。

ここからは合格者数が試験の合格率41.7%を下回ります。
☆☆
図書館部門を囲わないで図書館部門を1、2階に配置する案
22案中7案(32%)がランク1
or
図書館部門を囲うためにエントランスホールで図書館部門が分断されないよう図書館部門を1、2階に配置する案
17案中6案(24%)がランク1
「図書1、2階案」は課題でもありましたが、ハードルが上がる方向。エスキースに時間がかかり、ミスが起きやすかったor見直しの時間が取れなかったのだと思います。

図書館部門をまとめるために建物のコーナー部分に風除室を設ける案
4案中1案(25%)がランク1
一般的にコーナー入口というのはプランがまとまりにくいのでコチラもエスキースに時間を取られてしまったのかもしれない。

まとめるとこんな感じ。
Ap&Zまとめ
集計結果が少し変わりましたが結論は変わらずで、
限られた時間内で「知識及び技能」を有する人“ぶる”には、ハードルを上げないでまとめてしまうのが近道(合格への花道)なのかも。通称、楽勝合格への道(大嘘)
どの案でも合格案がないわけではないので、力尽くして狭き門より入るのも間違いではないですが。(M男さんならヤルかな<マテ

【追記】
オッサン、ファイルを送ろうとしたのですが宅ファイル便では容量オーバーのようなので別のサービスで送ります。

2013年1月26日土曜日

ウラ5+1

試験勉強はウラ指導さんにお世話になったのだが
後半戦ウラ5+1の解答から今回の課題に関係ありそうなことを抜粋。

【図書館部門】
・図書エリアの中でも、2方向の避難経路が確保できるように、通路となるスペースを確保するように心がける.
【サービスカウンターと作業室】
・現実的には、直接行き来できるように計画することが望ましい.
【児童閲覧室】
・・・・カウンターが無ければ、児童(子ども)に対してスタッフの目が行き届くように、受付カウンターの近くに配慮することが望ましい.
【レファレンス(図書の検索等のサービスを行う)】
・図書エリアの入口付近や受付カウンターの近く、又は開架書架群の近くなど、利用者からわかりやすい位置に計画する.
【一般開架用閲覧席】
・児童開架スペースと離れた位置に設ける.
【開架閲覧室】
・出入口はエントランスから認識しやすい位置に設ける.
【展示ギャラリー】
・施設利用者が認識しやすい位置に設ける.
【閉架書庫】
・通用口からの搬出入動線に配慮.
【ブックポスト】
・風除室が大きくとれる場合、ブックポストを計画しやすい.また、ブックポストは外部から使うことができれば基本的にどこに計画しても構わないが、利用者が認識しやすい位置と考える.

やはりウラ指導。楽勝合格への道だな<コラ

ストーリー

先日のura410(ウラシドウ)物語に
合否を決める3つのポイントは,1.アプローチ2.ゾーニング3.ストーリーである
—by Penguin
と書かれていた。
今回の課題では要求室が図書館部門、集会部門、共用・管理部門と3つに部門分けされていたのだが、ストーリーを考えると部門をククルときにはちょっと考えないといけなかったのかも。

留意事項に書かれているのは
図書館部門、集会部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
ということなので、丁寧に読むと単純に部門ごとに3つにククルというより、3つの部門の諸室(スペース)を適切にゾーニングして、明快な動線計画とすると読み取れる。
ウラ指導さんの条件ピックアップシートにあるように図書館部門には図書館部門(管理系)というもうひとつのククリを考えておきたいところ。

こんな感じか。
一見3つの部門構成なのだけれど・・
ストーリーを考えるとこうなるのか


【参考】ウラ第5課題
ウラ5_落としどころ
足切り点を設定されている空間構成(ゾーニング・動線計画)に関する採点項目だったのかもしれない。

試験の配点

センターが公表している試験問題等には、
「学科の試験」の合格基準点等についてでは、

配点:それぞれの科目の正答数をその科目の得点とし、各科目の得点の合計を総得点とする。(各問題1点、合計125点満点)

合格基準点:各科目及び総得点の合格基準点は下表の通り。

* 各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者を合格とする。

と書かれているのだが、「製図の試験」の合格基準等についてでは
「採点のポイント」というのが公表されるだけで詳細は闇の中でわからない。<マテ

中央建築士審査会の取りまとめ(http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000111.html)の中に、
○ 専門分化している建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力等を
確認するために、
・ 合格基準の設定に関し、配点構成を「空間構成(*1)」と「意匠・計画(*2)、構
造、設備」に大別し、「空間構成」に関し、足切り点を設定するものとする。
(*1):建築物の配置計画、ゾーニング・動線計画、所要室の計画、建築物の立体構成等
(*2):図面表現、所要室の機能性・快適性等
とある。

試験の答案用紙には
*下欄には記入しないこと。という採点用のマス目が印刷されているのだが、
採点欄?

公表の通りなのだとしたら、こんなイメージなのだろうか?
(妄想ですよ〜^^;;;
採点イメージ

今回の試験で足切り点を設定するものとするとされている空間構成(配置計画、ゾーニング・動線計画、所要室の計画、建築物の立体構成等)に関する採点項目を推測してみると、ランク1とランク2の間にあるものが少しは見えてくるかも。

2013年1月25日金曜日

ユープラ検証まとめ

休み明けに一気に40案近く公開され手間取っていましたが何とか整理。
公開されている132案のうち、合否結果の分からないものと解き直し案とを除いた
119案をApZのパターンで分類してみた。


H24ユープラ_ApZパターン
表中の分母が解答案の数、分子がランク1案の数

発表前に考えていた表に標準解答例をみてゾーニングの考え方をもう1段追加した。

要求室の表の図書館部門は、開架閲覧室という部屋を各スペースやコーナーに分節するようにという書き方ではないので、標準解答例のように素直に読み取って共用部(エントランスホール、利用者用廊下)を介して各スペース、コーナーをゾーニング(BDSを設置するのであれば風除室前に設置)というのがある。
セキュリティのためのBDSを図書館部門の入口に設けるために、図書館部門をワンルームで囲う考え方(ユープラでは多数派)も間違ってはいないと思うのだが、問題文を素直に読み取ればこれもハードルが上がる方向(自分で条件を付加)だったのだと思う。

突然ですが、表から読み取れそうなこと。
☆☆☆☆☆
図書館部門を囲わないで1階に配置案
26案中16案(62%)がランク1

☆☆☆☆★
図書館部門を囲うためにアプローチをL or 逆L型にして図書館部門を1階に配置する案
32案中18案(56%)がランク1(ユープラでは多数派)

ここからは正答者数が40%を下回ります。
☆☆☆
図書館部門を囲うためにアプローチを壁際に寄せてエントランスホールを片廊下型にして図書館部門を1階に配置する案
9案中3案(33%)がランク1

☆☆
図書館部門を囲わないで図書館部門を1、2階に配置する案
16案中5案(31%)がランク1
or
図書館部門を囲うためにエントランスホールで図書館部門が分断されないように図書館部門を1、2階に配置する案
18案中6案(33%)がランク1
or
図書館部門をまとめるために2階にゾーニングする案
12案中4案(33%)がランク1


図書館部門をまとめるために建物のコーナー部分に風除室を設ける案
4案中1案(25%)がランク1

まとめるとこんな感じ。


 Ap&Zまとめ

さらに見ていけば、吹抜けをエントランスホールの上にしたいとこだわると、ハードルが上がっていく方向。
どのパターンでもランク1案がないわけではないので、どれが正解ということはないのだけれど、限られた時間内で「知識及び技能」を有する人“ぶる”には、ハードルを上げないでまとめてしまうのが近道なのかもしれない。(なんちゃって合格理論…^^;

2013年1月22日火曜日

スポーツフォーラム

昨日は日本ラグビー協会でコーチングディレクターをしている中竹竜二さんの講演があったので聴きに行く。
テーマは、「2019年ラグビーワールドカップに向けて」
協会でコーチの育成・養成をされているのだが
冷静な現状把握をして、未来(目標)から逆算した「選択と集中」を考えて必要な準備をするって試験勉強みたいだ…^^;
使える時間もリソースも限られているのだから周到な準備をして進めてゆく。
コーチングマニュアル、人材育成、仕組みづくり・・・
示唆に富む話。

【追記】
会場は区民センターのホール(定員237名、200㎡ + 55㎡(舞台))だったのだが、
◯○サンさん(笑)のマネしてコアとかを観察。
ホールの両脇が避難経路を兼ねた通路なのだが幅2mくらい。
通路に面したトイレの入口がランク3子さんのユープラ案風に入口部分を引っ込ませてあった。ドアが向き合うのってどうなのかなとも思っていたが狭めの通路にはいいかも。
引出し増えた^^;

【追記2】
空調は両側の壁面にノズル型の吹出口が並んでいる。吸込口は段床にスリットが切ってあったので座席の下がチャンバーになっているのか。

建築法令

ブログ大賞に参加されている方たちのブログをみていると、ここのところ法令集線引きの記事が多い。
ワタシは青本使っているので発売が遅かった。
(S嬢の)つづけるにっきには今年は25日発売と書いてある。

KKのHPに「建築法体系勉強会」というのがある。
ちらっと見たら
基準法などが複雑で判りにくいものとなっているので
時代の変化に対応したわかりやすい規制体系への移行
ー階層化された明快な基準体系(法律に規制目的、政令に要求性能、告示に検証方法、適合仕様を規定等)への移行ー
に向けて、見直しの勉強会を始めているらしい。
判りにくいと思っていたのはワタシだけではなかったみたいだ(ーー;

【追記】
今日の合格物語からのメルマガ(まだ配信解除してない^^;;;)
前回までは絶対合格だったと思うのだが楽勝合格になっている。
進化してスリムになったらしいけど何だか凄そう。(買わないけど)

2013年1月21日月曜日

王羲之

明日から東博で王羲之の特別展があるらしい。
ウィキペディアをみたら、こんなことが書いてあった。
科挙においても王羲之の技法で書かなければ答えが合っていても合格にならなかったと言われている。
製図試験の要点も字がきたないと・・とかいうのは本当の話なんだろうか?

王羲之は興に乗ると手近な物に字を書いてしまう習性があった。ある日のこと、酒屋で酒を買って帰る時に、店の主人が酒代を請求すると、羲之は酒代の代わりに壁に文字を書いたという。
よーいけさんならイラス・・??
な訳ないか(ゴメンナサイ)

2013年1月19日土曜日

菊竹清訓を観る、語る


昨日は「菊竹清訓巡礼」出版記念のイベントが江戸博あったので聴きにいく。
出雲大社庁の舎(1963年竣工、47mスパンのプレストレスト梁(ポストテンションです))の建設記録映像とか興味深かった。
大遷宮が済んだら見に行くかな。

【追記】
事務所OBの方たちのパネルディスカッションがあって
菊竹スクールから篠原研という経歴の長谷川逸子さんが菊竹さんと篠原さんが雑談されたときのエピソードを話してくれて、へえ~という感じ。同年代だったんですね。

2013年1月16日水曜日

標準解答例⑦


ペンギンさんのブログに
「小ホールの扱いが本試験で問われることはないな」と確信していました。
と書かれていた。

標準解答例の(オマケの)小ホールを見てみると、
①の方はオーソドックスに2階にレイアウト。
最後段で2FL+1400
段床は8段なので
1400mm ÷ 8段=175mm

②の方は1階にレイアウト。
最前部で1FL-1000
エントランスホールへの階段は6段で描いてあり、
1000mm÷6段=167mm(蹴上げ)

①なら段床の通路部分に1段づつ増やして段差88mmにするとか
②ならもう1段つけて蹴上げ寸法を143mmにしてもいいかなとも思うのだが。
意識して作成されているのだろうか?

2013年1月15日火曜日

もうひとつの成人式

昨日は成人の日。
ニュースに青年の主張ならぬ、60歳以上の主張「もうひとつの成人式」というのがあった。
川柳で日々の暮らしでの思いを詠んだのだとか。
「大事ならしまうな二度と出てこない」
ん〜、笑っている場合ではない。

標準解答例⑥

雪見?で思ったこと、もう1つ。

課題文にあった、吹抜けを設け、豊かな空間となるように計画する。

「吹抜けを設ける」と「吹抜けを設け、豊かな空間となるように計画する」
との違いはなんだろう。
そもそも、「豊かな空間って何よ」と思っていたが、資料集成(p102)を見ると
吹抜け
吹抜けは上下階を視覚的につなぐ以外に、様々な意味合いをもっている。

と書かれている。
豊かな空間って?

吹抜け上部が壁(サッシ)で囲われているのではなく、

空間的に連続している方が豊かな空間ということがいえるのかもしれない。試験元の考えはわかりませんが。
これも検証してみる。

標準解答例⑤

昨日は大雪、降り積もる雪を見ながら、
「そもそもでいえば?」と気付いたことがあり
ウラ5+1の要求室を見直してみる。

第1課題
一般開架閲覧室
児童閲覧室
レファレンスコーナー
・・・
とあって図書利用者部門入口にBDSを設置して各室(コーナー)を通路となるスペースでつないでククっている。

第2課題
開架閲覧室・一般買開架閲覧スペース
     ・児童開架閲覧スペース
     ・レファレンスコーナー,ブラウジングコーナーを設ける.
ということでワンルームの開架閲覧室要求。

第3課題
一般図書室・開架式書架スペース
     ・レファレンスコーナー
     ・・・
児童図書室・開架式書架スペース
     ・お話コーナー
     ・・・
と2つの図書室を要求。

第4課題
開架閲覧室・一体の連続した空間とする
     ・一般開架閲覧エリア
     ・児童開架閲覧エリア
     ・・・
ということでワンルームの開架閲覧室要求。

第5課題
開架エリア・一般開架コーナー
     ・児童開架コーナー
     ・・・
エリアの(1、2階の)ククりを要求と取れる。

ウラ模試
開架閲覧室・一体の連続した空間とする.
     ・一般開架エリア
     ・児童開架エリア
     ・・・
と開架閲覧室要求。

第4課題の「落としどころ」には、
考えが固定化されていないか?,決めつけがないか?を振り返るべし!
とある。

改めて今回の課題文の要求室を見てみれば、
・一般開架スペース
・児童開架スペース
・新聞・雑誌コーナー
・・・
ということで開架閲覧室(エリア)という要求はない。
つまり、各要求スペース(コーナー)は開架閲覧室を分節化したものではなく、最初から分節化したスペースとしてしか要求されていない。
え~っ!である。試験は去年だったのに!!3カ月後とは気付くの遅いって、自分。
ちゃんと読み取った人は、試験元の要求を標準解答例の様なククり(部門が共用部でつなげられてククられている)で考えられたんだろう。

ワタシの解答案は、
図書館部門内に通路スペースをとって越境してきたカフェへの通路を確保

管理者動線は利用者動線と交差しないようゾーニングなのだが、部門の入口にBDSを設置したということは、意識としては閲覧室のイメージがあった気がする(気のせいか^^;;;
ワタシの解答案

試験元の要求(問題文)には閲覧室というひとくくりの室要求はないので、利用者動線(エントランスホールや利用者用廊下)で図書館部門の各スペースをつないでククるのが
留意事項の
・図書館部門、集会部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
という要求だったのかもしれない。
試験元の要求?


もしククった図書館部門内に通路スペースを取らないで閲覧室のようなククりにしていたら
越境しているカフェは要求された空間構成に抵触していたのかも。
こうだったらアブナかったのだろうか??

検証で確認してみる。