2014年10月28日火曜日

適切に_1

今回の試験も、最近の設計課題に特徴的な自由度の高いものだったと思います。
敷地面積1,800m2で建ペイ率70%(1,260m2)。要求は1,800〜2,200m2。最大2,500m2のウツワが可能なので超ヨユーです。
プログラムも特に整理しないと混乱するとかいうほどのことも無く、動線の制約条件となりそうなのは、
休憩・情報部門については、24時間利用できるように計画する。

・仕分け室・・・・地域特産品売場用とし、
・レストラン・・・屋外テラスと一体的に利用できるようにする。
・防災備蓄倉庫・・外部からの利用に配慮する。
くらい。
仕分け室は地域特産品売場とセット、屋外テラスはレストランとセットでレイアウトするだけ、防災備蓄倉庫は前面の空いたところ(駐車場で問題なさそう)に出入口を設ければいいだけのことです。
ゾーニングの制約も
・レストラン・・眺望に配慮 する。
・休憩室・・・・眺望に配慮 する。
だけ。
渓流を望める2階南側だけでも6〜7スパンは取れるのでよっぽど変なことをしない限り、設計意図はどうあれ配慮されたように見える計画になります。
しかも、日射とかを別にして眺望ということだけでいえば、公園(東側)35mや駐車場+樹林(西側)35mという敷地です。

多少なりとも工夫(したフリでも可)を要しそうなのは、
要求室の
吹抜けを適切な場所にまとまったスペースで80m2以上設け、その吹抜け部分は梁を設けない構造計画とする。

・浴室・・・・・自然採光、自然通風に配慮する。
留意事項の
建築計画については、
休憩・情報部門、店舗・料飲部門、温浴部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等にも配慮する。
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
くらい。


採光や通風への配慮というは、ある意味引出しがあるかどうかのところもあるのですが、オリジナリティを競う試験ではないので昨年の標準解答例をパクればなんのことはない。
最高!オットマチガエマシタ(自然)採光
自然通風
あっさりクリアできます。
しかも
計画の要点等で、
(4) 建築物の特徴(勾配屋根、吹抜け等)に対応した環境負荷低減について、配慮し
   たことを具体的に記述する。なお、断面図等において補足してもよい。
という設問があったのですが、まんま(勾配屋根、吹抜け)です。
最後なので、お疲れサンマのサービス問題だったのか…^^;
「・・・段違い屋根を活かしたハイサイドライトから取り込んだ自然採光や自然通風を、吹抜けを通して1階まで取り込むことで、照明電力や空調負荷を低減させ環境負荷低減に配慮した。

試験は要領、
肝心なのは,今年の本試験会場で窮地に追い込まれたときに,「去年度の場合はこのような計画が合格水準の標準的な解答例として示されていたよな .よし,こっちでいこう!」といった的確な判断力を身につけることにあります.    (無断引用m(_ _)m
頑張らなくてもラクに解答できる方法がありそうです。

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