2015年10月19日月曜日

H27_「設計製図の試験」_05

今回は吹抜けを、
(エントランスホール)まとまったスペースの吹抜け(約100m2)を設けるとともに、自然採光を確保する。
という条件で求められました。
H26:吹抜けを適切な場所にまとまったスペースで80m2以上設け、
H25:(エントランスホール)1階と2階の空間の連続性を考慮した吹抜けを計画する。
H24:適切な場所(小ホールを除く。)にまとまったスペースで150m2以上の吹抜けを設け、豊かな空間となるように計画する。
と4連投、こうなると伝統とは言わないでしょうけれど^^;
昨年のような設計条件では、何に対して適切と考えたのかという適切さの基準を設定して、その条件を充たすような工夫をした吹抜けを求められたのだと思いますが、今回は“自然採光の確保のため”
です。
考えられるのは、その他の施設等として
送迎用車福祉両等が利用する「車寄せ」をデイサービス利用者の動線に考慮して適切に設ける
の補填のような意味合いとか。
簡単に考えれば、「車寄せ」はエントランスホールの風除室前に設けると思いますが、庇にしろピロティにしろ影になるためエントランスホールが暗くなります。
車寄せ&暗ーいエントランスホール、イメージですよー^^;)
となってしまうときに、吹抜けを設けることで「自然採光を確保」するようにという条件なのかなと・・・本当ですか?
だとすると、簡単なのは上部を吹抜けにして車寄せの庇の上(or上階)から採光を取ってしまう方法。
おそらく、ほとんどの方はエントランスホール北側を入口にしたと思うので、そのまんま上部を吹抜けにして自然採光を確保してしまえば、留意事項の
建築計画については、
自然採光を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽に配慮する。
が充たせる計画になると思います。
「設計製図の試験」というのは与えられた条件を充たす計画であればいいので、開放的なエントランスホールにすることも意図して北側から入ったときに南側の公園まで見通せる計画とすることもできます。ただ、求められているのは自然採光の確保(&日射の遮蔽)なので、南面採光とする場合には何らかの工夫が必要になるような気がします。
蓄積してきた「知識及び技能」を発揮できるような案を選択するという方法もあるのかもですが、難しいことは避け「無い爪を隠して」能ある振りをする、というやり方もあるのではという気もします。

4 件のコメント:

  1. み、南側吹抜けで「日射遮蔽に配慮」は。。。していません(T_T)
    吹抜けを北側にすすとエントランスが明るくなるの?吹抜けは南の方が明るいのではないの?と思い、南側吹抜けにしましたが 北側にすると「日射遮蔽に配慮」が出来るのですね。。。^^;

    もしかすると大多数は北側吹抜けなのかもしれませんね
    「道の駅」がまだ抜けていないピパーチでした。。。トホホ。。。

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    1. こんにちは。
      今回は、図面に補足の明示もできるし、
      建築材料のみの記述は不可
      ともされていないので
      「余白」を読んでくれるかも。。。
      要点の記述もあったので
      説明にスジが通っていれば問題ないと思いますよー。

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  2. ない爪を隠して、能ある振りもできず、今年も暮れた・・・

    いつも興味深く拝読していますm(__)m

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    1. こんにちは、コメントありがとうございます。
      いろいろ書いていますが、
      学科で言ったら、皆んなができる問題ができれば合格点
      みたいなことで、
      合格案にするには、簡単なことを考えたほうがいい
      ということだけなんです。
      いい結果、期待してます。

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