2015年10月10日土曜日

適切に

「一級建築士試験」は、見直されてH21から生まれ変わって?います。
H19の中央建築士審査会のとりまとめで、
という[見直しの基本的な考え方]及び[見直しの方向性]が示され
という出題内容にすると発表がありました。
H21以降の問題は、上記内容に沿って課題文(設計条件)が作成されているはずです。

とすると、
「与えられた内容老及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」
という「試験」で
といった設計条件を充たす計画にすることで、設計する知識及び技能の有無を判定するということは・・・

合格水準の標準的な解答例を示すことを意図して作成された解答例では、“適切な場所”に設けた吹抜けは、
というように設けられていました。
イメージとしては、
という感じ。
おそらくですが、設計条件
沖縄県会場の試験も勾配屋根条件がないだけで同じ(通称:コピペ)です
のいくつかを充たすよう適切に設け、計画の要点等にも
設計条件を充たすため吹抜けを設け工夫した、として記述してしまえばオッケイだったんだと思います。
解答のイメージとしては、どこの場所がいいのかということではなくて、“適切”さが担保されているかどうかのような感じ。どの条件を充たすためでもいいと思うので、通称:何でもアリ、なんていわれ方もしたりするんですが・・・

よく、P代表がブログに
どれだけ知識量があったとしても,問題文の読み取り方や,着目するキーワードを間違えてしまえば,得点できません.逆に知識量が不足していても,着目するキーワードが正しければ,得点できてしまう問題が結構あります.学科試験も,製図試験も「知識量ではなく,解き方の上手さで合否が決まる」という事実を最後まで忘れないでください. 
ということを書かれています。

「試験」は毎度同じ「採点のポイント」で採点・合否判定がされるのですから、こういった「何でもアリ」の設計条件を充たすときは、自分のフィールド(得意分野)で対応するというのが
知識に頼らずとも,得点に繋げるテクニック(ワタシ的にはラクして合格^^;
なんだと思います。

「与えられた内容老及び条件を充たす建築物を計画し、」という「試験」なので“充たす”
ことはマスト、ただ、何をもって適切というのかといったことまではマニュアルやシドウに無いかもしれないので、解き方の上手さ(ぶっちゃけ要領^^;)で「知識及び技能」があるように見せてしまうという手もあると思います。

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