woさん、こんにちは。
教えられるほど知識があるわけでもないんですが、合格くん他で得た知識を少し。
設備の名称ですが、空・パは通称「HP」(ヒートポンプ、略してヒーポン)
空・ビルは通称「ビルマルとかビルマルチ」
ファ・ユは通称「FCU」(ファンコイルユニット)
のほうが通りがいいです。
大雑把な概念的な話になりますが。
空調(空気調和)設備というのは室内空気を調整(温度、湿度、清浄度)する設備で
原理としては燃料(電気やガス)で熱源を運転して空気を暖めたり冷やしたり加湿したりするものの総称です。
なので、熱源機器というのは空調設備に含まれます。
(*コージェネとかの話とかは置いておきます。)
で、
空調設備の分類ですが、
①空調機を置く場所で分類すると
中央式と個別式にわけられます。
・空調機械室に置いて各部屋を空調する
・各部屋個々に空調機を設置して空調する
ということです。
②熱源設備でつくった熱を各部屋までどうやって持っていくかで分類
(熱媒・冷媒に何を使うか)すると
・全空気方式
・水ー空気方式
・全水方式
・冷媒方式
とかにわけられます。
そこで、
これらをどう組み合わせるかで空調方式がいろいろとできます。
◇中央式で全空気方式の代表的なものが
・定風量単一ダクト方式(CAV=constant air volume)
・変風量単一ダクト方式(VAV=variable air volume)
・二重ダクト方式
・各階ユニット方式(各階の機械室にエアハンドリングユニット(AHU=air handling unit通称エアハン)を設置)
等々。
CAV、VAV、二重ダクトとどれも熱源設備でつくった熱を使ってエアハンで空気を暖め(冷やし)て各部屋につないだダクトを通して空調した空気を送るわけですが、制御のしかたが違います。(合格くんにあったと思う)
ここにでてきたエアハンを日本語にすると空気調和機(空調機ともいう)というのですが混乱するのでAHUとかエアハンと言った方がわかりやすい。
各階ユニット方式というのは、機械室に全館用のエアハンを設置(当然機械室から各部屋にダクトがつながっています(たこ足ダクトとは言わないと思うがそんなイメージ))するのではなく各階に設けた機械室にその階用のエアハンを設置してそこから各部屋にダクトをつなげています。各階の機械室に設置したエアハンには熱源設備からの配管がつながっている。なので、まとめておいてあるか各階に分散しておいてあるの違いですね。
◇中央式と水ー空気方式を組合わせると
・(ダクト併用)ファンコイルユニット方式
・(ダクト併用)放射冷暖房方式
とか。
◇中央式と全水方式を組合わせると
・ファンコイルユニット方式
◇個別方式のほうは一般的に冷媒方式をとりパッケージユニット方式ほとんどです。
と整理してみてwoの基本に戻ると
①+②の概念がない。①と②で1つだと思っていたので。
①は空調設備ではなく空調機(AHU、エアハン)のことなのかな。
①+②の名前の場合
(【空・パ】空冷ヒートポンプパッケージ方式・N)
(【空・ビル】空気熱源マルチ型エアコン方式
=ビル用マルチエアコン方式・S)す。
(【空・パ】空冷ヒートポンプパッケージ方式・N)
(【空・ビル】空気熱源マルチ型エアコン方式
=ビル用マルチエアコン方式・S)す。
どこでこうなったのかわかりませんが。
この2つは似たようなものです。
空冷ヒートポンプパッケージ方式というのは室内機と室外機がペアになっていて冷媒菅が循環するように配管します。(家庭用のエアコンと同じ、woの部屋のエアコン、おねーちゃんのへやのエアコンがあるとすると家の外に室外機が2コ置いてある感じ。パッケージというのはメーカーの工場でエアコンとして1つの機械として組立てられているから)
ビルマルチ方式というのはパッケージエアコンだと10部屋あって各部屋にエアコンつけると室外機も10台必要になりますが、1台の室外機に複数台の室内機を接続して制御(スイッチ入切とか温度調整とか)できるようにしたもののことです。おまとめパックみたいな感じか?(乱暴なイメージですが)
ヒートポンプの原理は合格くんの解説にもあったかと思いますが、熱源は空気(や水)です。空気中の熱を奪って室内に供給(暖房)もしくは室内の熱を奪って屋外に放出(冷房)しています。
なので通常機械室はいらないですが、屋外機置場がいることになります。屋外機(室外機)というくらいなので機械室には置きません(置けません)。一般的には屋上が多い。配管(冷媒菅)をつなげないとならないので、配管の経路が取れないと壁にブラケットでつけたりとかバルコニーに置いたりとかもします。
機械室がいらないと書いたのですが,室内機が天井(又は壁)に取付けるタイプであればいらないのですが、天井の高い部屋とかだと足元まで暖まらないとかの不都合があるので大型の室内機を床に置いてそこから部屋内にダクトを配管して吹出すやり方もあります。となると室内機を置くための部屋(機械室)がすぐそばに必要ということになります。エアハンのように搬送能力がそれほど大きい仕様ではないため近くに置かないと性能が発揮できません。
woの基本のつづき
①だけの場合、
(【単】単一ダクト方式・N,S)
(【ユ】各階ユニット方式=各階空調機方式・N)
(【単】単一ダクト方式・N,S)
(【ユ】各階ユニット方式=各階空調機方式・N)
①にヒゲの生えた方式だったりしたからである。
(【パ・ユ】パッケージユニット方式・S)
(【ファ・ユ】ファンコイルユニット方式・S)
(【ダ・ファ(・ユ)】ダクト併用ファンコイルユニット方式・N)
(【パ・ユ】パッケージユニット方式・S)
(【ファ・ユ】ファンコイルユニット方式・S)
(【ダ・ファ(・ユ)】ダクト併用ファンコイルユニット方式・N)
これって?②のない①?ちょっと違いますよね。
空調というくらいなので空気を暖めたり冷やしたりだけではなくて、当然換気(外気を取り入れて室内の汚れた空気をだす)をしているわけです。一般的には室内に吹出す温風(冷風)をSA(=supply air、給気)、部屋からエアハンに戻す空気をRA(=return air、還気)といいますが、(吹出し口からSAがでてきて吸込み口からRAが戻っていくイメージです)空調では単に空気を循環させているエアハンのコイルで暖めて(冷やして)いるだけではなくてダクトに外気(OA=open air)を何割りか取り入れて換気もしています。ちなみにOAを取り入れる分だけ排気(EA=exhaust air)しています。全部排気して新鮮外気を暖めて(冷やして)というのではエコじゃない。(というより巨大なAHUが必要になってしまう)
だけど、
外気取り入れということは当然冷たい(暖かい)空気な訳ですから循環させている空気に混ぜると暖める(冷やす)のに室内負荷にプラスしてエネルギーがいります。外気負荷を処理(ある程度まで暖めたり冷やしたり加湿したり)してからエアハンに送って空調負荷を減らす方法として外調機(外気負荷を処理する空調機、一次AHUとか言ったりもします)という機械を採用する方法ががあります。
という簡単なまとめをしておいてwoの質疑を見てみると。
①熱源機は兼用できて、外調機は兼用できないのか?
(2000㎡~3000㎡程度の建物の場合、熱源機は2台程度、加えて・・(略)・・
とあったので、
外調機;ゾーンごとなら ゾーン数×20㎡/1外調機
熱源機;2台(固定)60㎡ となる )
②テキスト〇ページの外調機の面積は6㎡である。
基礎テキストの 20㎡/1外調機と違うが?
A案・B案で必要機械室㎡変わるのでは?
③室外機が必要な方式は?
外調機[=空気調和設備]有=室外機無し?と思えたので。
ビルマルチ方式は外調機あるのに?なぜ、室外機いる?と。
(勝手に推定・・冷媒用?・Sテキストより)
④熱源ヒートポンプは地下でもOKか?
屋上に置いたら「ヒートポンプチラー」という機器名となるという意味でOKか?
いろいろ説明しておいて何ですが、
①、②は結局どういう空調システムを組むかで答えは色々なんですよね。当然テキスト?に書いてある答えを覚えておいても出来ます。ただ、今回の課題で言えば、室面積や天井高さにもよりますが、小ホール(天井が高い)や図書室(空調的には、おそらくエントランスホールとかと一続きの大きな部屋になる)は単一ダクトを採用、他の小さい部屋は空冷ヒーポンというのが一般解だと思います。なので機械室面積は50㎡〜‘100㎡(1コマ、2コマ)とっておけばオッケイで、空調システムを組むわけではないし(設備士の試験ではない)、面積足りなければ熱源機を屋上とかに置くシステムにするということにしたり、図書室もヒートポンプにすれば1/2コマの機械室でも何とかなる。とりあえず機械室が描いてあれば(あとダクトの経路が確保されていれば)減点はされないんだと思います。逆に床面積が足りなければ大きめの機械室にして受変電設備も屋上キュービクルにしないで機械室内ということも出来ます。少しはコチラの都合に合わせてもらわないと。
③は聞いてる内容がアレで、ビルマルの外調機というのは換気用ということなのでしょうか。ヒートポンプ方式は室内機と室外機がペアでないと成立しません。ただ、方式としては空気を暖めたり冷やしたりするだけなので換気が必要で、外気を取込む際に空調負荷が増えるということで外調機を使うシステムということか?換気設備に全熱交換器(天井内に取付)を使うというのもありますね。
④ヒートポンプというのは温度の低いものから高いものに移動させる機器のことで熱源は空気(とか水)になります。熱源ヒートポンプというのはヒートポンプの技術を使った熱源(圧縮式冷凍機とか)ということでしょうか。ならば、熱源機を機械室に置くか屋上に置くかということですよね。製図試験的にはどっちでもオッケイなんで、さっきの話ではないですが機械室の面積の都合で臨機応変にいけばいいんだと思います。
名称も設備スペースと書いてしまえばいいわけで、システムがどうこうとかは書くわけではないし。
名称も設備スペースと書いてしまえばいいわけで、システムがどうこうとかは書くわけではないし。
なので何となくイメージできて(試験課題は先に発表されるので今回の課題はこんな方式なんだろうというのは予想がつきます)、必要なスペースが描いてあればオッケイなんだと思いますよ。(機械室の面積も多少狭かろうがちょっとくらい大きかろうが減点はされないはず。機械室が計画されてないのに単一ダクトだとか、余ったみたいに極端に大きいと多少減点はあるかもですがこれで合否が決まる試験とは思えない)
建築の計画が決まらないうちに機械室の面積を決めるというのはないので正しい答え(面積)というのはなくて参考程度の数字で描いておくということになるんだと思います。
((感涙))
返信削除思わずガン見してしまいました。
ええ、ちびのお風呂あがり、すっぽんポンのままなことさえ忘れて・・^^; かるく二桁分すっぽんポンです(笑)
1回読んだだけで、「はい!わかりました!」とは
よう言いません。わたしの脳みそなので。
<そのへんはあくまで正直に。
テキストとにらめっこしながら、
ちびたちに、あーだ、こーだ邪魔されながら
「うるさいっ!はよ寝ろっ(怒)」も効かない。
ちびたちとパソコン+テキストの往復をしながら
・・・です。
そしてわたしの国語能力の欠如さを
ヒシヒシと感じながら(笑)
とりあえず、ちびの限界なので、一旦退散。
<こんな時間まで起きてるなよ!デス(涙)
またきます!!わかるまで!!何度でも!!!
合格物語サマサマなら、
satoサマサマサマサマサ・・・アレ?いつまで?
ガン見されると荒がでるかもしれない。
削除テキストの解説の毛の抜けたものくらいか。
テキスト玩味しながらチラ見くらいでちょうどいいくらいかな^^;;;