また、資料集成(P151)を見ると、
中高層住宅では階段やエレベーターによるアクセスが不可欠である。アクセス方式は住戸の型、開口面、方位などと密接に対応し、住戸の質を左右する.また非接地型では、住棟内の通路空間に住戸まわりの生活空間としての配慮が求められる.(中略)災害時の避難への配慮も欠かせない.
などと書かれています。
居住性に係りそうな設計条件は、
お約束の
・敷地の周辺環境に配慮する。
・建築物はバリアフリー、セキュリティ等に配慮する。
のほか、
・住宅部門(略)を適切にゾーニングし、(中略)災害時の避難等に配慮する。
・自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽に配慮する。
なんてことがあるので、
バリエーションで、廊下が折れ曲がったり廊下の間隔が広がって光庭になったりとかがあります |
ユープラでも多数派なんですが、よくよく見ると内廊下にしている案が主流派のよう。ん〜、また外してしまったか( ̄O ̄;)
毎日のようにポストに入っている分譲集合住宅(通称:マンション)のチラシで「ホテルライクな内廊下」なんてキャッチコピーを見かけますが、こういうのには大概メリット・デメリットがあるような感じ。
思いつきですが、
内廊下のメリット:
・天候の影響を受けにくいので、廊下を通行時に風雨や寒暖に影響されにくい。
・床仕上げをカーペット等ににすることが可能なので、足音等が響きにくい。
なんてことがありそうですが、これはそのまんまブーメランのように帰ってきて、
内廊下のデメリット:
・(角部屋を除き)風の通り抜けが期待できない。
・食事の臭い等がこもりやすい。
・災害時には煙等が充満しやすい。
・共益費(共用部の光熱費、維持管理費等)が高くなる。
なんてことがありそう。外廊下ではこれが逆になると思います。
今回の課題文の要求は、「自然通風を積極的に取り入れる計画とする」なので、外廊下で鉄板!と思ったのですが、何か読み落としがあったのか。。。
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