NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のデータベース(過去29年間の日射量)で見ると、
東京の最適傾斜角度は32.8°(あくまで過去の気象データからの推定値です)
北緯35度41.4分 |
北緯31度33.2分 |
北緯24度20.2分 |
屋根の勾配角度(tan)を計算すると
勾配ー角度換算 |
最適角度を屋根勾配で表せば、東京だと6寸5分(6.5/10)くらい、鹿児島で5寸(5/10、昨年の標準解答例2です)石垣まで南下しても2寸5分(2.5/10)くらいです。
(*2寸勾配が最適角度になりそうな緯度11度といったら、気象条件にもよりますがフィリピンやベトナムくらいになります)
実際の日射量がパネル角度でどのくらい違うのかを調べると
水平 |
♪傾斜10度の・・ |
傾斜角30度 |
水平面に対して、傾斜角10度で6%アップ、傾斜角30度で12%アップ
ということになります。2寸勾配の勾配屋根に、“なり”でパネルを設置するのと、陸屋根に最適角度で設置するのとを比較したらどっちがいいのだろうかという気もしたりしなかったり。太陽光発電を想定した勾配屋根にするなら、ある程度の勾配にする配慮があってもいいのかもしれません。
【追記】
上記はあくまで東京のデータを元にした試算です。
課題文とは関係ないですが、雪国(日本海側)だと冬季の日照時間が少なくなると思うので(カントーの冬は晴天日ばっかりです)
東京と同じくらいの緯度の松江の最適角度は24.2度、
北緯35度27.4分 |
北緯39度43分 |
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