「設計製図の試験」の課題文というのは元になるプランから作られているはず。試験元がいきなり課題文を作成するということはないと思います。
この試験元が想定している設計条件がのような空間構成を要求しているのかを整理したダイアグラムのようなものが、「試験」でいうプログラム図というものです。いろいろ流儀はあるのかもですが、要求室相互の関係性を過不足なく掴むことが目的なので、ある程度の準備(予測)をしておいて要領よくまとめるという方法もあると思います。
今年の課題は、
市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅
(基礎免震構造を採用した建築物である。)
ですが、要求図書が
●1階平面図兼配置図
●2階平面図
●基準階平面図
●断面図
●面積表
●計画の要点等
なので、1階もしくは2階にデイサービス(部門)(1&2階もありえます),基準階に住宅(部門)と考えて間違いなさそう。
断面イメージはこんな(http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html)感じだと思います。
一般に、ゾーニングでは各部門にイメージ的な部門入口というものがあり、そこからローカが伸びて要求室が並んでいます。今回の施設では通常使用する縦動線はEVと考えられるので、部門に階指定がある場合は、2階以上では縦動線となる EVに面して部門入口があることになります。なので、まず間違いなく要求されるであろう
・エントランスホール:・風除室を設ける。
を起点にプログラム図を考えると、今回の課題のプログラム図の雛形として、
というものが想定できます。
この雛形に課題文条件をチェックしながら条件通りに書き込んでいくと、設計条件を充たすプログラム図になります。
仮に
・デイサービス部門は2階に計画する。
のような条件があるなら、
となります。住宅部門の要求室としては、1階にコミュニティルームや管理事務室があり、エントランスにも特記事項(EVホール、メールボックス、共用Entへアクセス)があるので、それらも書き込むと
となります。また、避難経路が必要になるので、
という空間構成だと、与えられた内容及び条件を充たす建築物の計画となりそうです。
●計画の要点等
なので、1階もしくは2階にデイサービス(部門)(1&2階もありえます),基準階に住宅(部門)と考えて間違いなさそう。
断面イメージはこんな(http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2015/09/blog-post.html)感じだと思います。
一般に、ゾーニングでは各部門にイメージ的な部門入口というものがあり、そこからローカが伸びて要求室が並んでいます。今回の施設では通常使用する縦動線はEVと考えられるので、部門に階指定がある場合は、2階以上では縦動線となる EVに面して部門入口があることになります。なので、まず間違いなく要求されるであろう
・エントランスホール:・風除室を設ける。
を起点にプログラム図を考えると、今回の課題のプログラム図の雛形として、
*デイ1階パターンもあります |
この雛形に課題文条件をチェックしながら条件通りに書き込んでいくと、設計条件を充たすプログラム図になります。
仮に
・デイサービス部門は2階に計画する。
のような条件があるなら、
という感じになりそうです。
例えばですが、住宅部門がH18課題の要求だとすると、
この雛形に基準階の設計条件(住戸A、住戸B&特記事項)を漏れなく書き込んでいくとbはバルコニー、≧6.5mは間口寸法, 自分がわかればいいことなので、マイルールを決めておくと時短になります |
住宅部門 |
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