2014年8月21日木曜日

温浴施設の隣につくった「道の駅」

構造改革特区の一つに、どぶろく特区というのがありますが、国税庁のH.P.で調べると全国で130ヶ所くらいあるようです。
そのうちの一つに「古今伝授の里やまと 食・文化再生特区」というのがあり
温浴施設のある「道の駅」として、けっこうな賑わいのようです。

特区紹介「地域活性化ニュース(メルマガ)」バックナンバー

http://www.chiiki-info.go.jp/backnumber/local/detail/120120_2.html

コチラ(http://www.gujo-tv.ne.jp/~kuturogi/index.htmの施設は、
最初に整備した温泉施設の隣に来訪者の滞在時感延長と消費単価を上げる目的で物産施設や飲食施設のある「くつろぎ広場」を整備し、あわせて「道の駅」として登録したようです。
さらに朝市が盛況なので最近規模を拡大したのだとか。(運営は同一の第3セクター)

詳しい経緯は「地域活性化ニュース(事例集)」
http://www.soumu.go.jp/main_content/000063260.pdf

施設全体
施設の概要。
最初に整備した「やまと温泉やすらぎ館」
下と方位を合わせています
2年後に隣に整備した「くつろぎ広場」
よくある、駐車場に向けた施設配置ではなく、
藤棚のゲートを通って入る中庭に向けた施設構成になっています。(サービス動線は外周側から)
物産販売「湯多花の市」入口。
中庭に面した回廊の「楽市楽座通り」
中庭側から見ると、
中庭には錦鯉の泳いでいる池や隣から温泉を引いた温浴施設(足湯)があります。
拡張のため新たに整備された「やまと食菜館」(朝市)
その他の写真は公式H.P.のフォトギャラリーで。
→ http://picasaweb.google.com/kokindenju

大和町は盆踊りで有名な八幡町の隣町なのですが(現在は町村合併で同じ郡上市)、東海北陸自動車道のインターチェンジ計画地からはずれたため、開発インターチェンジ(地元負担で建設)の建設費を償還するために第三セクター設立。その事業の一環としての「道の駅」だったようですが、人口7千人の町で収益を上げ(建設費償還(6億)も終了の見通し)雇用の創出(H20年で88人、テナント分共)や地域の活性化(朝市の出荷者200名、平均年齢76才)にも貢献しているようです

【追記】
こういう写真だと、地域の連携(交流)にリアリティがある。
花の交流館(ゆきばたつばき)

4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    Step by Step のヒロと言います。

    施設の計画段階からの資料といい、現状の運営状況といい、とても分かり易い資料ですね。
    他の投稿記事や資料も素晴らしいです。
    全て、丁寧にまとめられていらっしゃる。

    一級建築士受験者の方々には、是非ともsatoさんのエッセンスを吸収して、合格していただきたいと思います。

    素晴らしい資料なので、つい、コメントしてしまいました。

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    1. ヒロさん、初めまして。
      コメントありがとうございます。
      また、HIRO-FILEにはお世話になりましたm(_ _)m

      いろいろ調べてみると
      「道の駅」の多様な可能性に気付けます。
      (課題もいろいろありそうですが・・)
      何だか、応援というより自分が勉強している感じで
      いろいろ気付ける設計課題のようです。

      ヒロさんにの域は難しいですが
      できることを続けようと思います。

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  2. おはようございます。ふつうに利用者として
    行ってみたいですね(^^)
    頑張ればいける距離ですが、
    それより課題に追われて、行く時間がないです(T T)

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    1. こんにちは。
      お正月は郡上へゴーカク旅行、
      スキー&温泉^_-☆

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