2015年3月8日日曜日

合格水準_設備計画

採点のポイントには、
(4)設備計画
(10月試験)
浴室の給湯設備における熱源機器の設置計画
浴槽のろ過器、非常用電源、空調機の設置計画
(沖縄県会場試験)
浴室の給湯設備における熱源機器の計画
と記載されていますが、設計条件の要求室としては、
10月試験
沖縄県会場試験 あれっ?()書きがないのは・・
なぁ〜んだ、書ききれなくなったんですね…^^;
と要求されています。
基本は、電気、給排水、空調設備機器の置く場所を計画して、ケーブルや配管用のシャフト(PS、DS、EPS)を確保しておけばいいのだと思います。
標準解答例では、

シンプルな設備(ガスボイラー、天カセH.P.マルチ)で計画して、設備機械室、(受変電、空調)設備機器置場が計画されているだけです。

空調をダクトタイプにするなら、

階高(4,000)−大梁成(700)−天井高(2,900)−天井材(100)=300
で、ちゃんと考えているアピールが必要になるのかもしれません。
考えなしにCH 3,000とかにしたり、スラブや大梁を下げてダクトルートと干渉すると、大梁下アキが100とか200とかになって、「知識及び技能」が不足すると判定されてしまうかもしれない^^;;;
また、浴室と設備機械室が吹抜けやコアで分断される空間構成のため、ピット配管の計画なのか「給湯ろ過用PS」を記載してアピールしているようです。

沖縄県会場試験では、勾配屋根指定がなかったので

屋上に設備スペース(おそらく受変電設備と給湯及び空調熱源機器)を計画してしまえばオッケイだったんだと思います。
いずれも、設備機械室の外部扉は駐車場側(悪くても道路側)に計画されています。敷地に空きがないと、公園側や遊歩道に向けて外部扉を設けても作業は難しいと思います。
(機器更新の際は、原状復帰を条件に公園(遊歩道)管理者と鋭意交渉する計画とした、とか書くくらいなら外部扉を描かないほうがいいのかもしれない・・・本当ですか?)

【追記】ユープラで、設備機械室ではなく電気室や受水槽ポンプ室、屋外機器置場ではなくキュービクルや受水槽を描いてある図面も見かけるのですが、必要な事項として要求されていない限り、標準解答例のように設備スペース(機器の置場)を描いておくだけで問題ないと思います。
過去問_設備計画に応じた設備スペース
描いたからといって加点は無さげですし、どう見てもおかしい大きさのもの(キュービクルや受水槽)を描くと減点があるかもしれません。わかりませんが。

2 件のコメント:

  1. おはようございます ピパーチです

    設備計画については プランも記述も(学科も^^;)弱いし
    標準解答例でこのような見方は出来なかったので 分かりやすく解説して下さり
    有り難いですm(_ _)m

    設備のサイズ云々もいいですが 配管ルートやメンテナンスルートの確保まで考えてそれをアピールしないといけませんね^^;

    7月までに それらが出来るよう 今後の課題で身につけていきたいと思います(^^)

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    1. こんにちは。
      アピールといっても設備士の試験ではなくて、
      「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、」
      という建築士の試験なので、
      置く場所と配線や配管の経路さえ考慮してあれば
      大きさ等はアバウトなものでもいいような気はします。

      中途半端な知識で、わかってる風なことを書くと
      見る人が見たら、ツッコマれどころ満載の解答とかになるかもしれない。
      地味ーな計画で、無難なのが一番かもしれません^^;

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