2014年3月29日土曜日

合格水準_14

静かにユープラが終了した模様。と思ったら
検証会でユープラ再現図126案について合否基準を分析し,その結果を発表されたnaraさんが
期間限定ブログを、オットマチガエテマスヨ〜、開設された模様(→naraにっき
宙吊り状態でしたが、2月末から書き始める予定だったものを一月遅れでアップしていきます。

今回のユープラ公開案は176案ありましたが、解き直し、未受験、不明(連絡無し)の案を除くと155案でした。
ランクの内訳は、
ランク1・・・36案(23.2%)
ランク2・・・67案(43.2%)
ランク3・・・44案(28.4%)
ランク4・・・  8案(  5.2%)
です。

なお、センターの試験結果データでは、
実受験者数:9,830名、合格者数は4,014名、合格率40.8%ということだったので、ユープラ参加案の趨勢は本試験の趨勢とは違っています。

試験元が公表する合格基準等についてには、
合否判定における試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」は、次のとおりである。
として
と書かれています。

ユープラ参加案でいうと、
地階を設計してあるもの・・地上2階建てでないものに該当
建築面積が1,057㎡あるもの・・「建築面積が1, 050㎡以下でないもの」に該当
宿泊室Aが5室しか計画されていないもの・・次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないものに該当
ということで疑問の余地はないのですが、
図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落というのは、どういった不整合が重大なのかそれ程重大ではないのかがわかりにくい。まあ不整合のある図面を書かなければいいだけのことではあるのですが・・

前述のnara日記”には、・課題文の条件を満たすこと。(前提条件)
と書かれていましたが、
検証してみると、もうひとつ前段があるのかなという感じがしています。

試験元が合格発表時に公表する「合格基準等について」には、
一級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う」ものであり・・
と書かれています。
設計図書等の作成とは、要求図書として提出する答案のことですが
・要求図面(事前に公表されます。1階平面図兼配置図、断面図、梁伏図、他)
・面積表(曲面とかで設計しない限り、掛け算と足し算、引き算です)
・計画の要点等(日本語)
を答案用紙の枠内に黒鉛筆で記入して提出します。
なーのーで。
課題文の条件を充たす云々以前に、図面が描けて聞かれたことに答えられることが必要です。
建築士の資格試験なので、図面が描けない(作図にミスが多い)のではさすがに「知識及び技能」を有するとは見なしてもらえないと思います。

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