2013年7月2日火曜日

補正のほせい②

続いて過去問を見てみます。

19074、23093は色の恒常性のはなし。
これは、人間の視覚の特性なんだと覚えてしまうしかない。
(生理学や認知科学とかを調べだすとはまりま^^;;;
そうではなくて、感覚量または心理量という人間が主観的に感じる感覚の強さの話。

【視覚】
08022 照度には,視感補正がなされているが,同一照度であっても反射率によって明るさの    感覚や文字の読みやすさは異なる.

17013 光束は,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を,視感度を基準と     して測ったものである.

19013 照度[lx]は,人の感覚に応じて補正されている.

20052 光束は,光の物理的な量と人間の目の感度特性から計算され,人間の感覚で重みづけ    した測光量である.

22074 光束は,ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギー量を,視感度で補正した値    である.

以下は補正している故の現象。
07064 放射エネルギーが同じ場合,人の目(明所視)には,赤色よりも緑色のほうが強く感じ     られる.

22092 ある面からの放射エネルギーが同じ場合,人の目(明所視)には,赤色よりも緑色の    ほうが強く感じられる.

24013 照度は、比視感度を反映していないので、輝度に比べて、見た目の明るさ感とよい     対応をしめさない。

【聴覚】
08021 A特性音圧レベルは,周波数別の聴感補正を行った音のレベルで,音の大きさの感覚    によく対応する.

09061 250Hzの音の場合,C特性音圧レベルの方がA特性音圧レベルより大きい値を示す.

17012 A特性音圧レベルは,人の聴感補正を周波数別に行った音のレベルであり,音の      大きさの感覚に対応する.

19015 ラウドネスレベル[phon]は,人の感覚に応じて補正されている.

22014 等価騒音レベルは,聴感補正された音のレベルの時間平均値であり,変動する騒音の    評価に用いられる.

24011 騒音レベルは、A特性で感覚補正された量であり、低音域が優勢な騒音に対して、     その値は、音圧レベルの値よりも低い値を示す。

補正するのは、
04082 通常の音圧レベルにおける耳の感度は,中高音部に対してより,低音部に対する方が    鈍い.

13061 音圧レベルを一定にした状態において,周波数を変化させたとき,音の大きさ       (ラウドネス)は変化する.

15072 通常の音圧レベルにおける人の音の大きさに対する感度は,一般に中高音域に比べて,   低音域のほうが鈍い.

20062 音圧のレベルが等しい純音を聴くと,一般的に,1,000Hzの音より100Hzの音のほうが    大きく感じられる.

いろいろ言い回しは変わりますが、感覚量(視覚や聴覚、味覚や嗅覚もです)の測定では、刺激が人間の感覚器官に与える影響を重み付け(刺激を受容したときに感じる知覚の度合い、明るさであれば波長によって感度が違い、音であれば周波数によって感度が違うことを補正)した量として測定することさえイメージ出来れば正解するのは難しくなさそうです。

2 件のコメント:

  1. 上記一覧を見まわしてみて、結構イケテル自分に
    ふふ~ん v( ̄ー ̄;

    ヨッシャ!!p( ̄ー ̄;

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    1. オッ、タナボタ模試に向けて調子上げてますね。
      脅威の100点越え?
      ごーまんかましてみますか(^_-)

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