・・・本当ですか? |
国交省のH.P.(http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/tochimizushigen_mizsei_tk1_000023.html)を見にいくと、
という記載が。
気温を測定と簡単にいうけど・・・、そもそも打ち水で変化があるのか??
打ち水大作戦本部(http://uchimizu.jp)に掲載されている資料
『打ち水大作戦本部「効果測定データ集」(全文) 』
にあるデーターは
・2003/8/25 打ち水開始10分後に、約1℃の気温低下(平均)を観測しました。
・2005/8/7 打ち水開始50分後に、約2℃の気温低下(平均)を観測しました。
・2005/8/19 打ち水直後に、地点1において、約1℃の気温低下を観測しました。
*地点2、3、4、5、6は大きな変化は観測されない。
・2005/8/10 打ち水開始44分後に、約2.5℃の気温低下を観測しました。
・2005/8/19 打ち水による温度低減は観測できませんでしが、打ち水により温度上昇が抑制されたと報告されています。
・2006/8/23 打ち水開始15分後に、約1℃の気温の低下(平均)を観測しました。
・2006/8/23 打ち水開始40分後に、約1℃の気温の低下を観測しました。
って。気温が下がったのは、みーんな打ち水のおかげ。上がったりしたのはスルーって、ほとんどやらせ(オット、フテキセツハツゲンm(_ _)m)
それはともかく、測定の仕方も書かれていないし開始時間の気温と1時間過経までの気温を測定して最低気温との差があれば打ち水の効果って^^;;;
また、国交省のH.P.にも、『水の週間一斉打ち水大作戦in国土交通省』の実施報告が掲載されていますがー。
2008年 |
2009年 |
2010年 |
何の温度だ? |
2012年 |
こちらもどのように測定したのかわかりませんが、気象庁のデータを見るとかなりいい加減な測定という気が・・
両者(国交省、気象庁:東京観測露場)の位置は、
という感じ。お堀端を歩くと30分くらいの距離ですが、気温にそれほど差があるとは考えにくい。気象庁の観測データの気温は、
となっているので、『水の週間一斉打ち水大作戦in国土交通省』での気温測定は、事務室にあった温度計をその辺に置いて測ったくらいの感じ?「わくわく理科」で気温の測定では百葉箱に入れるとかやらなかったのだろうか?
(参考)
気象庁「気象観測ガイドブック」より転載 |
と、ケチがついたのかどうかはわかりませんが、最近は
2014年 |
2015年 |
といっても、そりゃそうだで感動はないかもですが。。。
【追記1】
打ち水大作戦本部に掲載されている
土屋修一・加藤琢磨・手計太一・山田正「打ち水による市街地の熱環境緩和効果」(水工学論文集,第49巻,pp.367-372,2005)
では、気温の変化と輻射の影響を合わせた温度を「気温」と定義して考察しているようです。
【追記2】
合格物語の解説では、
打ち水をすると涼しく感じます。ナルホド |
試験を受けるわけではないのですが。m(_ _)m
返信削除(みんなの)wikiちゃんによると(よらなくても)、「相転移するときには吸熱が起こ」る、とあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/潜熱
打ち水による具体的な効果のほどは分かりませんが(吸熱ってどうよ?)、発汗作用の仕組みに近いことを考えると、ナカナカの期待度なのカナ、とも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/バイオメカニクス
(この記事は...不十分です。)
例えば暑い日に、外壁からナニか妙な液体を出したりしたら(水でいいよねっ!)、建物クンは「あぁ、涼しい...」とか?
(衛生上、上水を使わざるを得ないのかな。)))))
(外壁が冷えたところで、どうよ?)))))
試験的には、顕熱と潜熱の違いがイメージできれば、それでオッケー!!
こんにちは。
削除訪問ありがとうございます。
wikiの記述は、その程度と読めばいいと思いますが、
打ち水を例えるなら、発汗というより
水をかぶって、
その水分が蒸発潜熱を皮膚から奪う状況の方が近いと思います。
打ち水では、路面が熱を奪われ路面からの輻射熱は下がると思いますが、
体感できるほど気温が下がるということがあるのかどうか?
>
例えば暑い日に、外壁からナニか妙な液体を出したりしたら(水でいいよねっ!)、建物クンは「あぁ、涼しい...」とか?
(衛生上、上水を使わざるを得ないのかな。)))))
(外壁が冷えたところで、どうよ?)))))
これは、研究段階のものもありますが、
ヒートアイランド対策として、
保水性舗装や保水性壁体とかで実証されていますね。
涼しさを感じるのは、
建築クンではなく、使用している人間ですが。
ただ、熱収支だけでなくLCCとかからも
検討が必要だとは思います。
>試験的には、顕熱と潜熱の違いがイメージできれば、
違いというか、
wiki風にいえば、相変化の際の熱(エネルギー)収支の
イメージができればいいのだと思います。
> 体感できるほど気温が下がるということがあるのかどうか?
削除> 涼しさを感じるのは、建築クンではなく、使用している人間ですが。
相転移時の吸熱効果自体については、拭かずに風邪をひく時の汗や、服を来たまま冬の川や夜のプールに入った後の寒さを想像してみたのです。
建物クンは無機物で、物質(石とかコンクリートとか)の温度が下がるという意味です。
> ただ、熱収支だけでなくLCCとかからも検討が必要だとは思います。
雨水を溜めて、太陽光発電で給水ポンプを回す、なんていう模式図はアリガチだと思います。
保水性壁体とP(e)otUS(or PotU4)は知らなかったので、勉強になりました。
こんにちは。
削除蒸発潜熱で建築物(矩体)の温度は下がるのですが、
人間が感じるのは建築物からの輻射熱の低下だと思います。
輻射熱の低減で若干気温も下がるのかもですが
そもそも気温は±1度くらいは変動しているものなので、
その変動に隠れてしまい打ち水による変動を測定は出来ないのでは?
ということを書いています。
仮に若干の気温低下があったとしても
湿度は上がっているはずなので体感的に涼しいと感じるのかどうか?
観測するなら、MRTやSET*しないと意味がなさそう・・・
とか思います。
そうですね。
削除地面や躯体が冷やされて、輻射熱が少し下がったところで、どうなんでしょうね。
地面を1面、室内から見た躯体を6面、と考えてみます。
室内の人は、躯体に包囲されているからです。
全躯体面からの輻射熱が下がれば、もしかしたら、少しは涼しいのかもしれません。
それで、MRTや、SET*ですね。
仮説で申し訳ないのですが、全躯体面からの輻射熱が下がれば、少しは涼しいとして、それと似た状況を作り出すには、広い面積の地面を冷やせばいいのかもしれません。
それで、「大」作戦、なのかもしれませんし。
国交省(俗称)のいう「気温」には、輻射熱の影響を含んでいるとして。
こんにちは。
削除広い面積といっても現実的に交通等を全て止めて
散水(打ち水)とかできない話だろうし
シミュレーションで考えるにしても
気温が下がって、湿度が上昇だとしたら
全体としての体感(不快指数とか)はどうなんでしょうね。
“効果”を測定して共有するとか、かなり難しいことだ思います。