2016年10月2日日曜日

サービス用EV_06

今年のお題の類似課題といわれる
H19:子育て支援施設のあるコミュニティセンター
の標準解答例にはサービス用エレベーターは設けられていないのですが、
どういう使い方になるのかを妄想してみます・・・

イベント等で上階の調理実習室を利用するとなると、事前準備が必要です。
必要な材料等を隣地の公共駐車場に止めた車から運んできてもいいのかもですが、施設管理者と協議し前日にサービス用駐車場から搬入することもあると思います。
標準解答例1では、
共用部に設けられた通用口(搬入口)から施設内に入り、乗用エレベーターを使用して台車等で搬入かな、と。
どこの施設(児童館等)でもありそうな感じです。トーゼンですが、メンテナンス等で施設内に機器等を運び込むときもこの経路を使用すると思います。サービス用駐車場と便所とを入れ換えるとかで、標準解答例2のように通用口を管理ローカに面するよう設けることもできると思いますが、施設内での搬入経路は基本的に同じですし、どちらの標準解答例でも、事務スタッフが使用する便所は施設利用者と同じだと思われるので、『共用・管理部門』が適切にゾーニングされた計画では、“共用”と“管理”の両者が使う中間的な部分のある計画になるのだと思います。

これが、H26「道の駅」、H24図書館、H22美術館といった施設では、通用口(搬入口)は仕分け室、図書作業室・閉架書庫、収蔵庫へと繋がるので、通用口(搬入口)が利用者のいる共用部分に面しているのでは適切なゾーニングをした明快な動線計画とはいえなさそう。
「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、」というものなので「与えられた内容及び条件」によっては、
・部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮した
“空間構成”も変わるのだと思います。

【追記】
標準解答例1では、管理事務室から子育て支援部門へアクセスできるようになっています。
設計条件をどのように読み取ればこういう計画になるのかは不明・・・何か意味があるのだと思いますが???

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