2014年1月12日日曜日

ショートカット・トゥ・1Q_4

ユープラ案が公開されて以来気になっていた
主要な屋根は2/10以上の勾配屋根とする。
という景観保全のための建築物に関しての制限。
主要な屋根がどこの部分を指すのかという話があるのかもしれませんが、
2階建て(アトリエ部分は1階)だとしたら、2階の屋根を主要な屋根とみなすのがフツーの感覚だと思います。一部1階となっている部分は制限の範囲外としても良さそう。
ということにしてユープラ案を見てみると、
勾配屋根の制限を素直に守っている案が70案。
設備スペースを屋上に確保するために一部を陸屋根とした案が55案ありあます。
(ほとんどの方の理由は敷地の有効利用ということになっていますが、有効に利用した敷地もせいぜい植栽が植わっているくらい、むしろムダに空いているようにしか見えなくてどうなんだろうという感じの案も見受けられます)
もう少し詳しく見ると、
陸屋根案の内でも、景観に配慮してなんだと思いますが北側を陸屋根にして湖側からは見えないように配慮している案が37案。
しかとして、見えることとかは気にしていなさそうな案が9案。
位置が未記入でどのように考えているかわからない案が9案です。
ちなみに、今回の課題文では要求図書として、設備スペースは平面図に記載するように求められていましたが、スルーして断面図に記載している案がほとんど。
受験生にシカトされた課題文条件は採点項目になりにくいということもあるのかもしれない(冗談ですm(_ _)m
採点の内訳は、
勾配屋根_採点
屋上に設備スペースを設けることのメリットも特に考えられないので、室外機等は地上設置で問題なかったはず。余り気味の敷地を設備スペース(屋外機器置場)としておけば、配置計画も簡単にまとめられる課題だったと思います。

2 件のコメント:

  1. satoセンセー、今年もよろしくお願いします~
    遅ればせながら、ユープラ図面見始めました・・・

    > 受験生にシカトされた課題文条件は採点項目になりにくいということもあるのかもしれない(冗談ですm(_ _)m)

    赤信号、みんなで渡れば怖くない?
    てか、みなさん、ほとんど描いてないですよねー
    勾配屋根にびびった人が大半で、
    普段から設備スペースは断面に入れる練習しかしてないだろうし・・・
    例年、なんらかの受験生アタフタ系出題(?)ありますけど、
    おっしゃるように、解答がばらつきすぎて採点基準にしずらいのではないでしょうか。

    逆に、たまに課題文の要求に忠実に答えていて、
    きっちりかわせてる人がいると、
    おお、合格ですね、コレは、みたいな感じしますね。

    satoセンセーの分析、引き続き読みます~

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    1. こ、これは、脚線美の女王こと蓮茶姫さま。
      新年のご挨拶が遅れまして申し訳ありません。
      まだまだ、「知識も技能」も上積みされていないみたいで
      なかなか姫さまの域には近づけませんが
      本年もよろしくお願いいたします。

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