2013年7月2日火曜日

補正のほせい①

手の早い?オカーチャンの真似をして「補正」を検索してみる<マテ

その前にラーメン、おっともといルーメン(光束・lm)について。

人間は、波長によって明るさの感じ方の度合いが異なります。(22092他)
これは、
同じ放射エネルギーの赤色と黄色の光があった時に、この光が目に入ると黄色の方が明るく感じるということ。
つまり、目で感じる「明るさ」と目に入ってくる光の「エネルギー量」の関係は、
色(=波長)によって異なります。
そこで、可視光のそれぞれの波長に対して,明るく感じる程度を求めていきます。
具体的には、人間の目が最も明るく感じる波長の光(緑色)と比べて他の波長のときの明るさを感じる度合い(分光感度)を相対値で表した「視感度」(照明学会等では「分光視感効果度」)というものを求めていきます。
また人間は、同じ波長であっても、一人一人、明るさの感じ方は異なり、同一人物でもその時々の体調や精神状態により感じ方は生理的に微妙に変動します。
そこで大勢の人の分光感度を測定してその平均を求め、最高感度(λ=555nm(ナノメートル))を1として規格化したものを比視感度(照明学会等では分光視感効率)Vλといい、そのVλを持つ仮想的な人を想定し、測光の世界における基準としています。
なお、CIE(国際照明委員会)が合意したものが標準比視感度(CIE標準分光視感効率)として共通の規格として数値で規定されています。

分光視感効率

とすると、「光束」とは、
「放射束を基準となる人(測光標準観測者)の目を通して評価した量を表す」ということができます。(単位はルーメン[lm])

例えば、青色の450nmの波長の1,000個の光子を目に受けた時に感じる光の強さは、緑色の555nmの波長の38個の光子を目に受けた時に感じる光の強さに等しくなり、
赤色の700nmの波長の1,000個の光子を目に受けた時に感じる光の強さは、緑色の555nmの波長の4個の光子を目に受けた時に感じる光の強さに等しくなるということになります。
逆に言えば、放射束が同じであっても、人間の目で見た場合、470nmの青色光や650nmの赤色光は、555nmの緑色光の約10分の1の明るさにしか感じないことになります。
(試験的には下線部を飲み込んでしまえればオッケイかも)

2 件のコメント:

  1. しばらく籠っていた間にこんなところに「補正」特集。
    迷ってないで、satoメモまで。が定番になる!?
    <コラ!頼りすぎるな

    最後の下線。上の図(?)と連動でOK!
    イタダキマシタ!!p( ̄ー ̄;

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    1. こんにちは。
      これまでは、補正されているかどうかだけだったけれど、音響の24011みたいに、半歩突っ込まれても大丈夫な様に、どういう補正がされているのかまで理解しておいたほうがいいのかもしれないσ(^_^;)

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