過去問をみるときに、タテ読み(同一項目だけを抜き出して読み比べる)という手法があるのですが、
お題のタテ読みをしてみると。
H21
貸事務所ビル
(1階に展示用貸スペース、基準階に一般事務用の貸スペースを計画する。)
要求図書
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
●基準階平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●基準階梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
(注)要求図面に新たに図示させるもの
- 耐力壁の位置、柱、梁等の断面寸法
- 設備機器等の位置、設備シャフト等の位置
実際の課題文は、
設計条件
2.建築物
(1)構造、階数等
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造又はこれらの併用とし、地下1階、地上7階建ての1棟の建築物とする。なお、梁については鉄骨造としてもよい。
H22
小都市に建つ美術館
要求図書
●平面図兼配置図(縮尺1/200)
●平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
実際の課題文は、
設計条件
2.建築物
(1)構造、階数等
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造又はこれらの併用とし、地上2階建ての1棟の建築物とする。なお、梁については鉄骨造としてもよい。
H23
介護老人保健施設
(通所リハビリテーションのある地上5階建てのしせつである。)
要求図書
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
●2階平面図(縮尺1/200)
●基準階平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●2階梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
(注)要求図面に、図示又は記入するもの
- 主要寸法、室名、床面積
- 構造種別、架構形式等に応じて必要となる構造要素
- 柱、梁等の断面寸法
- 設備スペース、設備シャフトの位置
- 避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等
実際の課題文は、
設計条件
2.建築物
(1)構造、階数等
構造種別は自由とし、地上5階建ての1棟の建築物とする。
H24
地域図書館
(段床形式の小ホールのある施設である。)
要求図書
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
●2階平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●2階梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
(注)要求図面に、図示又は記入するもの
- 主要寸法、室名、床面積
- 構造種別、架構形式等に応じて必要となる構造要素
- 柱、梁等の断面寸法
- 設備スペース、設備シャフトの位置
- 避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等
実際の課題文は、
設計条件
2.建築物
(1)構造、階数等
構造種別は自由とし、地下1階、地上2階建ての1棟の建築物とする。
H25
大学のセミナーハウス
要求図書
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200)
●2階平面図(縮尺1/200)
●断面図(縮尺1/200)
●2階梁伏図(縮尺1/200)
●面積表
●計画の要点等
(注)要求図面に、図示又は記入するもの
- 主要寸法、室名、床面積
- 構造種別、架構形式等に応じて必要となる構造要素
- 柱、梁等の断面寸法
- 設備スペース、設備シャフトの位置
- 避難階段に至る歩行距離・歩行経路 等
予想される課題文は、(ワタシの当らない勘ですよ〜^^;)
設計条件
2.建築物
(1)構造、階数等
構造種別は自由とし、(地下1階?)地上2階建ての(1棟の?)建築物とする。
というところだと思う。
制度が変わったばかりのH21、22年頃は試行錯誤の跡ががうかがえますが、
基本的にコピペで作成してるんじゃないかというくらい毎回同じ。
資格試験なので、そうそう要求することは変わりません、ということなんだと思う。
まあ、解答用紙のレイアウトを変えたりして目先を変えることもあるかもですが、
(ワタシは混乱させられました…^^;)
ウラ指導さん初めガッコも対応してくれると思います。
ココのところで受験生の意表をつくということはないと思う。