メーカーサイトのカタログにあったイメージです。
(→http://industrial.panasonic.com/jp/i/00000/id_lvpcapa_j/id_lvpcapa_j.pdf)
電力をベクトルで表す方法があるのですが(→イメージ)、
実際に仕事をする有効電力と仕事に関与しない無効電力とで皮相電力を表します。
上記右の図でいうと、有効電力と皮相電力のなす角をθとすると、COS(θ)が力率ということになります。
有効電力[W]=皮相電力[W]×力率
もしくは、
力率=有効電力[W]/皮相電力[W]
【13215】解説の
[力率]:交流回路における電流と電圧の位相差の余弦で表される量であり,実効電流と実効電圧の積に力率を掛けたものが電力となる.
って、このことだと思います。わかりにく・・、オットシツレイシマシタm(_ _)m
モーターというのはコイルに電流が流れる構造なので、交流の場合は原理的にリアクタンス(イメージとしては流れる電流を遅れさせるリアクションです)が発生します。
このリアクタンスによる力率低下を改善させるために設置するのが低圧進相コンデンサ。
力率改善のため、町工場のモーターや業務用の冷蔵庫(200V)なんかの電力盤についていたりします。
ビフォー |
アフター |
(勉強休みで一発逆転しています・・本当ですか?m(_ _)m)
コンデンサもリアクタンスなんですが、こちらは位相が進むものなので回路に組込むことで無効電力を相殺させることができます。
力率改善用の進相コンデンサというのは、個々の回路ではなく大本の受電設備に組込むこともできます。
この場合は進相用コンデンサ回路に直列リアクトルを組合わせて使用します。
(→http://www.jeea.or.jp/course/contents/05103/)
はぁ・・深入りです。そういうもんなんだとしか言いようがない…^^;
(ピ◯−チさんなら解説してくれるかも・・・)
【追記】電気やさんと話していると、kVAという言葉が出てくることがあります。
VAというのはボルトアンペア(kはキロ、1000の接頭辞)ということで、電圧Vと電流Aの積。
実際に機器で消費するのは電力(W)なのですが、機器までの電線の太さを決めたりする場合は電流の大きさを考慮する必要があるため、電力ではなくVA(ボルトアンペア)を使用することが多いようです。
む・・難しい・・・。
返信削除コンデンサが無かったら、無効電力が88で、
コンデンサがあったら、13って事ですか???
こんにちは。
削除そうですね。
ビフォー
皮相電力:133kVA、力率75%なので有効電力100kW
無効電力:88kvar(volt ampere reactive(バール):無効電力)
アフター
皮相電力:101kVA、力率99%なので有効電力100kW
無効電力:13kvar
まあ、なんということでしょう!
100kWの機器を動かすための電力が
133kVAから101kVAでよくなりました。
ということです。
まあ、なんということでしょう!
返信削除ですね。
ありがとうございます。