「設計製図の試験」は「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う」とされています。
エスキースのやり方はいろいろあると思いますが、
出題者が求めているものを問題文から正確に読み取ること
ができないと、残念なことになりそう。
製図なのに学科りとか<ぉぃ
試験なので、解答が用意されているはずで
(おそらく問題文は解答案から作成されているのだと思います)
素直に読んで、ありきたりのものを描いておけばいいはずなのですが、これもナカナカ…^^;
試験勉強ではエスキースといわれますが、要は解答案作成のための手順です。
下書きとはいえ、思いつきでやっていたのでは時間内に終わるかどうかわからない。
ループに陥らないようにするためにも、やはり手順を追って描くことだと思います。
できるだけ段階を踏んで、ダメなとき(行き詰まったとき)に思考をさかのぼれるか。
そのためにも、パターン出しをして検討していくやり方がラクに合格するのには有効だと思います。
一案だけでツッパルやり方でも合格できるとは思いますが《∥b=(`o´;)=d∥》バリアー!
同じところでグルグルまわってしまう、或いはズレていってしまうのは要因があるはずで
ダメなときは、さっさと逸れたところまで戻ってやり直すほうが近道。
試験問題は、7割の受験生がランク1か2になるレベルの問題しか出題されないので、
力技でまとめあげることもできるのですが、どうしてもミスが起きやすくなる。
特別な知識も技能も求められていないはずなので、
簡単にまとまる案でミスなく描いてしまえばラクに合格できるんだと思います。
先日のメルマガでウラ指導さんの回し者だといっていた博士が、
>コツは、ゾーニングの段階から器を
水平方向に1階、2階と並べて、
垂直方向に1階と2階のセットを置いていくことです。
と書かれていましたが、もう少しいうと、
リセットして描き直すのではなく
考えながらココをこうしてというのを順番に描いていくことなんだと思います。
ワタシはパターンごとのバリエーションを並べて
チビコマ |
パターンB1も同じくB2、B3、オッ、いけそう。
とりあえずパターンC1も、C2??ありゃ、全然ダ〜メ。
みたいにやってました。
(パターンは2案くらいのこともあります)
消してやり直すのではなく考えたこと、ダメなところも残しておいて、
同じところへ戻らないようにします。
セオリーや定石といわれるものは
こういうときはいけることが多いという経験値だと思いますが、
そういうことを知らなくても
試験問題は、せいぜい6コマ×4コマ程度のウツワで部門(ゾーン)も3つか4つ。
そんなにパターンはありません。
3つ4つやってみればすんなり納まるもんです。
パターン出しというのは、組合せみたいなものなので数には限りがあるし、
パターンを出しするときというのは羅列するだけで、納まるかどうかとか後先はほとんど考えていません。検討する候補を出してしていくだけです。
出したパターンに対して、チビコマでいけそうかどうかを検討していきます。
出したパターンでどうにもならないのであれば、
想定している断面イメージや階振り分けまで戻ることも必要かもしれません。
前提となる条件が違っていると納まるはずのものも納まらない。
判断の修正が必要になったときに、手順を書き残しておくと戻るところもすぐにわかるし、
二度目のエスキースではダメなものがわかっているので結構すんなりいけます。
感覚的な表現でわかりにくいかと思いますが、ある意味慣れです。
ペンギンさんがよくいわれるように、
同じ課題(解答案がわかっているもので可)を解き直してみると、
自分の手の動かし方を見る感じで理解というか納得というか、
何かが体感できて、開眼したような気分になれます。
大袈裟ですが…^^;
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