【22202】コージェネレーションシステムの原動機にガスエンジンを使用した場合,一般に,ガスタービンを使用した場合に比べて,熱電比(供給可能熱出力を発電出力で除した値)が
という出題がありましたが、合格物語の解説では、
疑惑?の熱電比 |
>ガスタービン発電方式とガスエンジン発電方式の排熱温度は,ほぼ同じであるが,ガスエンジンの方が発電効率が高いため,熱電比は小さくなる.
と説明されています。
この図だけを見ると、ロスが少ない方が・・・とか考えてしまうのかもしれませんが
前振りがあります。
読み飛ばさないようにと注意しても、書かれてないものは・・・
行間を読む_(・_・ 本当ですかぁ?
(原動機を使用しての)発電というのは燃料のエネルギーを利用するわけですが、発電効率というものは50%もありません。効率がいいシステムでも40%程度。
(発電機を動かす原動機の効率がそれ程高くないということ)
電気として取出せない半分以上のエネルギーは熱となり放熱されてしまいます。
その熱を有効利用しようというのがコージェネレーションシステム。
イメージとしては、
解説の図はこう読みます(本当ですか?) |
その利用することができる熱エネルギー(=供給可能熱出力)と電気エネルギー(発電出力)との比を熱電比といいます。
ようは、総合効率における(熱出力)と(電力)の割合です。
こんな係数、何のために?はコチラ(参考程度ですが)
http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2013/07/blog-post_17.html
http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2013/07/blog-post_1789.html
http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2013/07/blog-post_20.html
*エネルギー効率は年々改良されているので、新問で出ると数値は多少違うかもしれません。
下記のパンフレットでは、発電効率40%(LHV:低位発熱量)等となっています。
コージェネ財団パンフレット(2013年版) |
*LHV:低位発熱量って?(気になる方だけ、深入りです)→http://www.jsrae.or.jp/annai/yougo/153.html
**CGSに深入りは必要ないと思いますが、興味がある方はコチラ
( コージェネレーション・エネルギー高度利用センターパンフレット)
コージェネ君が説明してくれます。
satoさん 解説ありがとうございます。
返信削除仕組みが分かっていないと「行間」は読めない。
イメージ大事ですね。
「今どこのことをきかれているのか?」
私はこの部分を考えるのが、まだまだ身についていなので、
今後の課題です。
こんにちは。
削除試験的には
仕組み(メカニズム)はわからなくてもよくて、
原理のところしか聞かれないような気もします。
車がガソリンで走るときの
(くみらいさんは彩華ラーメンで走る<マテ、m(_ _)m)
熱くなったエンジンの熱を利用
くらいのイメージ。
なるべく簡単にした方がわかりやすくなりそう。