2013年12月20日金曜日

アンチ マニュアル

昨日公表された標準解答例
受け止め方は人それぞれだと思いますが、
「解答例2.浴室1階、北向き(ノ゚ο゚)ノ」(こち鹿児の竜さん)
とか、
「それにしても、標準解答例・・・『中庭』とは!!
なるほど!! 
(中略)
2階アトリエ案もあって、浴室が南じゃない案も。
自由設計だなー。と。
浴室が南じゃないのを見たときは
さすがにびっくりしましたけど。
それに、何?何?あの車の経路!?
「これもアリ」なんだ・・・と。」(かーちゃん’sの星)
とか。
ワタシがやるなぁー、試験委員のセンセ、
と思ったのは勾配(切妻)屋根。
以前にも書きましたが
(→http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2013/10/blog-post_31.html
美大のアトリエでコレ↑を思い浮かべました。単純^^;
試験ではできないだろうなぁ、と思っていたらしっかり標準解答例になっている(ノ゚ο゚)ノ
断面図はありませんが、
北側切妻面のハイサイドライトで自然採光を積極的に取り入れる計画とするとともに、
日射の遮蔽にも配慮していて、
勾配屋根の形状を活かした室内空間となっているんだと思います。
南側宿泊室部分の屋根と談話スペース&吹抜けのところはデザイン的にいろいろ考えられそう。楽しくなってきます(試験ではやらないけど…^^;)

まだあまり検討をしていないのですが、
エスキースを、平面的なゾーニングから決めていくのは
(階別ゾーニング)→(ゾーンに要求室をはめ込む)
というやりかた。
標準解答例①の計画の要点等の建築計画はそういうイメージなんだと思います。
標準解答例①
一方、敷地時条件をから、宿泊部門と共用の食堂は豊かな自然景観を満喫するようにしたい、アンド、美術系の大学のアトリエやセミナー室(研修部門)という実習や討論の場には安定した自然光を取り入れたいというときに断面的に南と北とをゾーニングして勾配屋根を活かそうとすると標準解答例②のようになるのかもしれない。難しそうなので試験ではやらないと思うけど。
標準解答例②

2013年12月19日木曜日

文字通り

試験の合格発表がありました。
合格された方々おめでとうございます。
時間差で標準解答例も公表されたのですが、課題文まんま、文字通りという感じです。

ワタシが今回の課題を解いたときに特徴的だと思ったのは、
主文に
本施設は、(中略)豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場でもある。
と書かれていて、
要求室の特記事項に
エントランスホール:周囲の自然環境を取り入れ、明るく開放的な空間とし、
          コミュニケーションの場やラウンジとしても使用する。
設備計画の留意事項に
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、(後略)。
と書かれていたこと。

おそらく自然環境とどうかかわるかというコンセプトらしきものが意図されていることを求められたような気がしました。試験らしくはないんですが…^^;
ただ、あくまで6時間半で解く試験なのでのめり込むとハマりますし、おそらくスルーしても合格図面にはできたとは思います。

標準解答例の計画の要点等の概要をみると、

・眺望の良い南面には食堂、アトリエ及び浴室を計画
・北側からの安定した採光を取り入れるため、ハイサイドライトを設けた計画
・1階と2階の連続性を考慮した吹抜けを設けた計画
 →談話スペースを中空に浮かせたような空間構成。

・研修部門は安定した採光が得られる北側に計画、宿泊部門は眺望の良い南側及び東側に計画
・食堂は眺望の良い南側に計画
・エントランスホールは周囲の自然景観を取り入れた計画とし、(後略)。
となっていて、周囲の自然環境をどのように活かすかということが考えられたレイアウトとなっています。
並べていったら入らないから犠牲系発動で西側、ということは、はなから考えになさそう。
宿泊室等を西側に向けたらダメというのではなく、南にも西にも向けられるときにどうするか(どちらがいいかではなくて)の考え方がぶれなければいいんだと思います。
(合否結果を検証したら全然違うかもなんですが・・・^^;;;
ユープラのランクの連絡が1月5日ということなので、来年になったら検証の検証を進めてみます。

【追記】
解答例では、浴室の特記の
・眺望に配慮する。
も、文字通りという感じ。
①では、南面道路側に向けてレイアウトした浴室の前面にバルコニーを設けて、植栽を置いて外部からの視線に配慮して眺望を確保しています。
②では、北側1階にレイアウトし、浴槽際を坪庭風?にし、障壁を設けることで外部からは見られないよう配慮しつつ、樹林の眺望を取り入れています。

【追記の追記】
この駐車場はなんだ。許容範囲??
それにしても、ここにある切り開きは?
H25標準解答例②
標準解答例は、合格水準の標準的な解答例を示すことを意図したものです。
ん〜、深い^^;;;

2013年12月17日火曜日

暗記の流儀_音声

合格物語の花形ツールに音声教材があります。
通常はiPod(MP3プレーヤー)やiPhone(スマホ)で音声教材DVDに収録されている「各科目の項目ごとの3スピード」を聴く or 聞くのだと思いますが、毎度まいど聞いていても、
「温熱感覚とは、人が感じる、暑さ、寒さの感覚をいう」しか覚えられません。
という危険性があります。
慣れてきたら、いろいろ工夫してプレイリストをつくってみると効果が高まると思います。
(手間はかかりますが)
ワタシがやった中で効果がありうだったのはコレ。
(→http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2012/04/blog-post_15.html

ちなみに音声をiTunesで編集するときはこんな方法も便利です。
(→http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2012/01/blog-post_4062.html

H25年組、大将はこんなことをやられていました。
「選抜音声のつくり方」
(→http://ameblo.jp/wo-maw/entry-11519570059.html

マイカー通勤の方とかは音声流しっぱなしということもできるのでしょうけれど、電車通勤されている方は、シャッフルさせてNC(ノイズキャンセリング)ヘッドホンで聴くのも効果があると思います。聞き取って頭の中にイメージさせるのにかなり集中するので乗り過ごす危険はありますが(ワタシだけか…^^;

【Tips】
なお、ソフトウエアDVDに音声教材の音声コード↓ごとのMP3ファイルがあるのでそちらを直接編集する方が作業は多少簡単になります。
(woさんの方法より、ちょっとだけラクできます)
音声テキストPDF
場所はここ。
(2012年版、ワタシは合格物語をMacで使っていたのでMacの画面になりますが
ソフトウエアDVD_contensの中のZIPファイル
解凍するとmp3ファイルがあります

音声教材DVDは、
音声教材DVD
項目ごとのファイルをまとめて1ファイルにしているので、毎回
「温熱感覚とは、人が感じる、暑さ、寒さの感覚をいう」
から始まりますが、内容が理解できるようになったらシャッフルで聞いたり、“選抜音声”プレイリストをつくったりすると新鮮味がでて飽きません。いろいろ工夫して使い倒して下さい。流し聞きには向かないのかもですが。

2013年12月16日月曜日

暗記の流儀_アプリ②

カードにしてもスマホアプリを使うにしても作成にはある程度の手間がかかります。
(手間をかけないでつくると量ばかり増えて試験直前で役に立ちません)
フラッシュカードは基本的に繰り返すことで記憶させるものだと思うので、ある程度の時間(繰り返し)が必要だと思いますし、忘れるのも早い。
本試験で合格基準点を取るための“時間対得点”を考えて参考にして下さい。

昨日作ったものはこんな感じ。
□安全係数(検索した表の5項目のカードを作りました)
5枚のカードになります
使ってみると、
画面をタップすると
カードをめくる感じで切り替わります
安全係数の問題(計5問)なので
「安全係数は?」は頭の中で補って読みます
答え

アプリだけあって、スコア(理解度)その他(時間や回数の)いろいろなデータが取れるので
単調な暗記もののモチベーション維持にはなるかもしれません。
わざと間違えました←本当ですか

単語カードだと表に問題(用語)、裏に解答(意味)の2面なのですが、このアプリは5面まで作成可能なので、こんな使い方もできます。
(→http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2012/01/blog-post_29.html

また、 画像(や音声)も取り込めるのでこんなのも作れます。

□足場のつなぎ(単管足場と枠組み足場の2枚のカードを作りました)
これは2枚のカード




(合格物語の解説集の絵を引用しましたm(_ _)m) 

検索をかけて、表にまとめて覚えるものを抜粋。絵を切り取ったりしての作業に30分以上かかってます。表にまとめたりすることで覚えるということはありますが、

(Go!Go!Go!)とか(枠組み足場はワクワク)
で覚えられる方は、そっちの方が手っ取り早いと思います。

スキマ時間のためのツールなので、わざわざ時間をかけてやることでもないのかもですが、
いろいろな準備をしておくことで試験で威力を発揮するということもあるので、今のうちにいろいろ試してみるといいと思います。

【追記】

スポーツ新聞とかでは、カーリングの女子代表を「カーママ」というみたい。
つーことは、
伝説のかーちゃんの薫陶を受けて今年参戦してきたママさん受験生たちは
関係者(事務局<コラ)の間でゴーママと呼ばれていたりして?
(んなわきゃ~ないですねm(_ _)m)

【追記2】
今日のNHKニュース(WEB)
インタ??
画面の都合で略したのかもしれないけれど、単独を消してインタビュー(見出しとしては、インタビューはなくてもいい気がする)でもよさそうなものだけれど。放送用語なのだろうか?

暗記の流儀_アプリ①

建築士の学科試験は、範囲が膨大で・・・とかいわれて難しいという話もあるのですが、
問題そのものは、知っているかどうかだけというものも結構あります。
半分くらいはそんな問題かも。キチンと調べてはいませんが m(_ _)m
ようは、意味なんかどうでもよくて、試験当日覚えている(思い出せる)かどうかだけ。
ワタシに取っては施工はまさにそんな感じ。
ワタシは、ウラ指導のペンギンさんがよくブログで書かれているように、そのまま飲み込めるタイプではないので(ワタシ不器用なんで…^^;)基本的には理解して覚えていくやり方なのですが、試験では四の五のいわずに覚えるしかないものも多いです。
勉強のやり方は、各人受けてきた教育やおかれている環境でいろいろだと思いますが、
電車の待ち時間、打合せの待ち時間とかの細切れ時間3分 × 20回/日はあるけれど、まとまった1時間がなかなか取れないときに、昔だったら単語カード、今時はスマホアプリというものがあります。
ワタシが使っていたのはコレ(→Flashcards Deluxe( *iTunesが開きます)
iPhoneしか持っていないのでアンドロイド用はわかりません。おそらく似たようなものが多種あるんだと思います。

以下1例ですが。
先日、南の島でコツコツ勉強のピパーチさんが
ややこしい吊り部材安全係数」という記事をアップされていましたが、
こういう問題は理屈どうこうではなくて覚えているかどうかだけ。
(調べたら安全係数を6に決める理由もあるのかもですが・・)

合格物語で「施工」科目の「安全係数」を検索すると過去問に7問あります。(2012年版)
過去問検索_安全係数


ちなみに、合格物語の解説集には、労働安全衛生規則による吊り部材の安全係数
としてまとめられた表が載っています。

この表を(線引きや語呂とかで)覚えられる方はそれでいいのですが、
試験は要領(のところもある)、限りある記憶力を大切に!
というかたは別のところで頑張りましょう。(ワタシだけか…^^;

過去問はまとめると少し整理できて、
過去問_安全係数まとめ
なんですが、見比べていくと、
過去問_見比べ
(つり足場ー10以上)と覚えておくと、(つり足場のつり鎖ー5以上)で間違えたり、
(ワイヤーロープー10以上)と覚えておくと、(玉掛けワイヤーロープー6以上)で間違えたりで残念なことになったりします。
単純に知っているかどうかのような問題はそういうビミョーなところでつくられたりするところもあるようで、試験委員のドヤ顔が目に浮かびます<マテ
そこで、記憶力の弱さを回数で補うではないですが、アプリに入れて折に触れて見返すことでアタマのいい人たちの仲間に入れてもらってすべり込む作戦実行です。

2013年12月13日金曜日

ロード・トゥ・1Q / 一休??_⑩

公表される採点のポイントには
図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
という項目がありますが、重大とはいえない不整合ならいいということはないと思います。
で、また思いつきですが・・<マテ

昨年から図面のレイアウトが変わりました。
H21,H22_答案用紙の定められた枠

H24,H25_答案用紙の定められた枠

H24年の試験のときは、なんだよ〜という感じだったのですが、よくよく見ると、平行定規で描きやすいレイアウトです。
描っきやす〜

疲れてきて最後に描く伏図の頃には集中力も途切れてきてミスをしがちなのですが、
2階梁伏図は2階平面図の躯体を描いて梁型を描くだけの図面なので左右に並んでいると平行定規で描くには好都合。試験委員の配慮だったのかと今頃気がつきましたm(._.*)m

でも、コレって試験委員も不整合に気付きやすいってことなんですよね^^;;;
ユープラでも結構あります。どこまでが軽傷で済むのかはわかりませんが。
とはいえ、やらかしても気付きやすいということでもあるので、やっぱりチェック時間の確保は重要そうです。

2013年12月12日木曜日

持ち込み法令集

法令集はマイ・カスタマイズでいろいろやられていると思いますが、私のやり方。
インデックスは、この本(→http://www.shokokusha.co.jp/?p=1747
のやり方を参考にし(パクリ)つつ、ウラ指導本を元に自作です。
(HPを見たら2008年版のままのようなので、細かな法改正には対応していなさそうです)

H26年組のより道さんが書かれていますが、インデックスラベルは重なると見にくいのですが、上記の本では下につけるインデックスの出を大きくしていくやり方です。
いっぱい貼ってます^^;;;
例えば、左端の用語の定義のところには、
 定義:法2条
 準防火性能:法23条
 準遮炎性能:法64条
 定義':令1・2
 避難階:令13条
 防煙壁:令126の2
の6枚のインデックスを貼りますが、大きいインデックスを用意して下に貼るインデックスの出を順に大きくしていけば一目で見えます。(上に貼るインデックスは貼るときに切って短くしないと条文が読めなくなります)
たくさん貼っても慣れれば、上、横、下のどこなのかくらいは覚えられます^^;
(貼る位置と色を、左:定義・制度・道路(緑)、上肩:防火(赤)、中:高さ・面積(黄)、下肩:避難(青)、下:構造・環境・設備・・のように決めておきます)

で、開いたところにマーキング&線引き。
「なか見!」
コレは、ウラ指導本を片手に、線を引きながら理解するやりかたでした。
時間が掛かりますがワタシ的にはこの方法。
1巡目、条文&解説を読みながら線引き
2順目、ソフトで◯×(項目順)
3巡目、ソフトで◯×(年度順H16まで)&市販の4択問題集(H17〜)でした。
合格物語では1巡半しかできませんでしたが、目標低め(24点)だったので、費用対効果ではないですが、時間対得点を考えるとこんなもん。
点取り科目にしたい方は、線引きは作業と割切って一気につくってしまい、合格物語を回すという方法の方がいいのかもしれません。

あと、
より道さんも書かれていたように、条文で読みにくいのはカッコ書き。
上記の本では、印刷の上からカッコを
 小カッコ( )
 中カッコ{ }
 大カッコ[ ]
と書いてしまうやり方。
法64条だと、二重カッコの条文なので、
第64条 ◯◯◯◯◯・・・・□□□□□□・・・◯◯◯。
というようになりますが、慣れるとかなり読みやすくなります。
カッコを書き込むのが、認められる書き込みなのかどうかはわかりませんので自己責任で。
ワタシは、H21年もH24年も引っかかりませんでした(神奈川県)。

【注意】
インデックスの出が大きくなって折れ曲がりやすいので、専用にキャリングカバーを自作してました^^;;;
(→http://sato4f-jottings.blogspot.jp/2012/03/blog-post_184.html

【omake】
新しくなった博士のHPにもオレンジ本用キャリングケースがあるのかなと思って、見にいったら
こんな質問を発見(→http://umimame.com/about/faq/

Q:所員を募集していますか?

A:現在は、募集していません。
将来的には、A○B48に負けるとも劣らない方を選抜して、UMK48を結成したいと考えています。

(ノ゚ο゚)ノ
しかし、「負けるとも劣らない」って…^^;
(にありーいこーる)って意味だろうか??

ロード・トゥ・1Q / 一休??_⑨什器等

図面に記入する必要な事項として、室面積と什器等があるのですが、
要求室の面積は、
H23までは、指定された要求室だけだったのが、
H24からは、要求室の床面積としてすべての要求室の面積を記入することになりました。
また、什器等は、
H24までは、指定された室の什器等であったのが
H25では、要求室の特記事項に記載されている什器等とすべて記入するように求められていました。
コレって、博士の「光速2時間作図法」に対する挑戦なのだろうか…^^;

ちなみに昨年の課題で、要求図書で記載するようには求められていなかったけれど標準解答例では記載されていたものとして、
標準解答例①
・AVコーナー:ブース、椅子
・情報検索コーナー:ブース、椅子
・小ホール:車いす用席
・カフェ:カウンター、テーブル、椅子
・事務室:受付
・便所:レイアウト
標準解答例②
AVコーナー:カウンター、モニター、椅子
情報検索コーナー:カウンター、ディスプレイ、椅子
・小ホール:車いす用席
・会議室:テーブル、椅子
・カフェ:カウンター、テーブル、椅子
・事務室:机、椅子、受付
・便所:レイアウト
があげられます。
基本的には要求図書の表の特記事項で記載するよう明記されていなくても、
要求図書の表の特記事項で◯◯を設けると記載されているものは描いておく
というのが試験の作法なので、それ程戸惑うことはないのですが、
どのような採点をしているのかは気になるところ。

採点のポイントでいう
①要求室の機能性、快適性等の判断の目安にしているのだとしたら、それなりに使い勝手を考えて描いておいた方が印象は良さそうです。
特記事項で「設ける」とは書かれていないものの、「◯人程度が利用できるようにする」と書かれていたセミナー室。昨年の標準解答例②では、「20人程度が利用できるようにする」という特記があった会議室にはテーブル&椅子が描かれていました。
ユープラ参加者がどういうリアクションを取ったのかを見てみると、


セミナー室什器等

セミナー室 A、セミナー室 B、セミナー室 C(2室とも)に記入・・・13案
セミナー室 A、セミナー室 B、セミナー室 C(1室のみ)に記入・・・17案
と、記入した案は30案と全体の28%。
スルーした案が64案で約6割と多数派です。
セミナー室 Aのみやセミナー室 A以外、セミナー室 Bのみというのは意図不明です。
特記から描くか描かないかの違いは読み取れないと思う。

ちょっと気になるのはセミナー室 Bの大きさがセミナー室 Cの2室に分割したものと同じくらい、或いは狭い案。「15人程度が利用できるようにする」部屋と「8人程度が利用できるようにする」部屋とでは大きさが違うのではという気がするので違和感があります。採点には影響無いのかもしれませんが。

2013年12月10日火曜日

ロード・トゥ・1Q / 一休??_⑧面積表

「設計製図の試験」の要求図書は、
1.要求図面
2.面積表
3.計画の要点等
の三つ。配点構成はわかりませんが、それなりの配分がされているんだと思います。
3時間かかる図面と数分で済む面積表が同じ配点ということはないだろうけれど、
面積表はミスをすると目立つので、注意しておきたいところ。
で、ユープラをちまちまチェックしてみると、設備シャフト(DS)で疑義が。

アトリエを1階にして吹抜けにする案が多数派なのですが、
アトリエ専用に空調機械室(空冷HPパッケージ床置ダクト接続型)を設けてDSを立ち上げたときは、DSの部分を2階“”面積にいれる/入れなくていい?
アトリエに隣接等で吹抜けにDSが出てこなければ、素直に2階の床面積に入れてしまいそう(わざわざ引かない)ですが、
アトリエ内にDSの囲いが見えているときはどうなんだろう(2階床面積に足す?)という感じ。
ユープラでは両方あります。
通常の単一ダクト等では、パイプシャフト等は各階で横引きして使用するものだから各階の床面積に算入という指針(住指発115号)がありますが、吹抜けている天井(R階)まで立ち上げてで横引きするものだから、煙突のように2階の床面積にはいれないと言い張れるのだろうか^^;;;
専用のDSは2階の床面積に算入?
ここで合否は決まらないかもですがビミョウなところ。


ちなみに、“室”面積の算定では、PSは入れますが、DSやEPSは含めない標準解答例が多いです。
H22標準解答例① PSは室面積に含んでいます

H23標準解答例① EPS、PSは室面積に含んでいます

H23標準解答例② EPSは室面積から除き。PSは室面積に含んでいます

H24標準解答例① PS、DSは室面積から除いています


H24標準解答例② DSは室面積から除いています
何となくですが、
DS・・含めない
EPS・・室内側に開くときは室面積に含める / 室側が躯体のときは含めない
PS・・室面積に含める(DSと並ぶときは含めない、or 試験委員がやらかした?)
というような試験ルール?がありそうです。




【追記】
H26年組、勉強家のピパーチさんに触発されて、風圧力をチラッと調べてみる。
自分で計算したりすることはないのですが、こんな話が。

ー基準風速の違う自治体が合併したらー

Q:基準風速が異なる自治体が合併した場合、どのような基準風速を採用すべきなのですか。例えば、さいたま市は基準風速が32mの大宮市と34mの浦和市が合併しています。

A:告示制定時の行政区分によります。ですから、さいたま市の場合、旧大宮地区は32m、旧浦和地区は34mとなります。告示内容が改正されるまで、制定時に決めたものが残ります。
 日本金属屋根協会のテクニカルリポート
 (→http://www.kinzoku-yane.or.jp/technical/pdf/special-13.pdf

そりゃそうだ。行政の都合で風向きは変わらない…^^;