2013年11月9日土曜日

勾配屋根(続き)

センターが公表する採点のポイントには
(5)設計条件・要求図面等に対する重大な不整合
という項目があり、ランク4という採点になるのですが、
毎年ポイントとなる項目は決まっていて
今年だと
①「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
②地上2階建てでないもの
③図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
④床面積の合計が「1,500㎡以上、1,800㎡以下」でないもの
⑤次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
⑥その他設計条件を著しく逸脱しているもの
というところだと思います。
多少違いがあるのは、
H21
⑥その他設計条件を著しく逸脱しているもの(基準階有効率、高さ制限等)
H24
④「建築面積が1,225㎡以下でないもの」又は「地下1階を除く床面積の合計が1,800㎡以上、2,200㎡以下でないもの」
ということだったので、もしかすると、
④「建築面積が1,050㎡以下でないもの」又は「床面積の合計が1,500㎡以上、1,800㎡以下でないもの」
④’主要な屋根が2/10以上の勾配屋根でないもの
なんてことも書かれているかもしれない。
と思ったのですが・・・

公表されたデータを見ていると、
試験データ
さらにさかのぼると、
試験データ
となっていて、H17年とかは合格者数5,548人に対して、失格者数が8,007人という採点結果。既存建物に対する新設建物の計画だった年ですが、おそらく試験委員の採点可能な答案枚数が1万案くらいが限度ということで、調整の意味もあるのかなと思います。
とすると、受験者数は1万人くらいなんだろうから、勾配屋根指定の条件はスルーという条件ピックアップシートも妥当なところなのかも。
発表までわかりませんが。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様ですー。
    検証お疲れ様です!ボクもやってますよ。ちまちまと。

    某チェックシートで条件スルーなのは単純に漏れかと思われます^^;ユープラは自分で作業することを基本とするので、あれはフレームの一部と思って頂いて各自編集して使っていくという流れでよいと思います。2/10以上にしていない案は減点大きそうでしょうけど、ほとんどみんなこの辺クリアしてますよね。
    勾配屋根の一部陸屋根ですが、Sは分からないのですが、Nについては勾配屋根指定された場合の対処法として一部陸屋根を推奨しているので、本試験で多数派になったのもそのためだと思います。課題文の中身は「「主要な」屋根」という言い回しなので、全部勾配屋根ということを言ってはいなさそうです。また過去問の標準解答例でも一部陸屋根にしているので、それも判断基準としていたのかもしれませんね。
     ただ試験元としては”あえて”「屋上に設備スペースを設けた場合には云々」という毎年の定型ともいえる文言等を消していることや、敷地条件で外構に余裕が出る課題であったので、屋上に設備スペースを置かないでねー、って暗に言っているようにも聞こえます。本試験の時には不覚にもボクは気づきませんでした><。ただ屋上に設備スペースを設けた場合は減点かというと、そうなりにくいかもしれないですね。これ多数派だったらみんな減点されちゃいますからね。試験元がスルーする可能性ありそうです。

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    1. お疲れさまです。
      ナカナカ傾向が見えない課題です…^^;

      某チェックシートはそういうことなんですね。
      つい反応してしまった^^;;;
      まだまだ修行が足りないようです。

      勾配屋根の件は、H16の標準解答例では、2案とも
      3階建、一部2階建ての計画案で
      3階の部分を勾配屋根にしているので
      今回の課題でいうと、主要な屋根=2階の屋根
      1階の屋根は含まないなのかと思いました。
      ただ、ユープラが全体の趨勢だとすると40%の合格数を確保できなさそう。
      やっぱりスルーですかね。

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