会場が近づくにつれ修行僧の気合が充満しているのを感じる・・(本当ですか???ペンギン桜MMK風)
耳を澄ますと、“トラの穴”のメンバーの会話が聞こえたような気がしたので帰ってきてからちょこっと検証。
標準解答例2では、管理部門の事務室と食堂に設けた厨房はエントランスホールを挟んでレイアウトされています。
今回の課題のお題は大学のセミナーハウス。管理のスタイルはいくつかあるのだと思いますが、一般的には大学本部で使用の申込みをして料金は先に支払い。現地には管理委託された業者のかたがいるだけということを想定してもそれ程不自然ではないのかもしれません。
とすれば、事務室と厨房が離れていてもストーリーさえ成立するならそれ程無理のないレイアウトなのかも。
事務スタッフの主な業務は、来館者の受け入れ(宿泊室やセミナー室の鍵の管理)
厨房スタッフは食事の提供。
ということを念頭に標準解答例2を眺めてみると、サービス用駐車場は西側に設けられていて通用口も西側にあるのですが、敷地東側にもちゃっかり歩道の切り開きがあり、屋外テラス東側にケータリング等搬入の車両を一時停車させて積み降ろしするためのようなスペースが設けられています。
また、厨房内に便所が計画されていて、業務中は厨房内で作業が完結するよう想定しているのかもしれません。
よく見ると、屋外テラスの隅の植栽に1mくらい通路と思われる部分が取られていて厨房(&設備機械室)への出入口もあります。ストーリーは成立しそうです。
ストーリーは成立する? |
ユープラにも、事務室と厨房(食堂)をエントランスホールを挟んでレイアウトした案があるのですが、この点に注目してみると・・・
(どなたの案かわかりませんが、勝手に引用スンマセンm(_ _)m)
この案だと、サービス用駐車場から厨房の出入口へはメインアプローチを横切るのですが、この施設は不特定多数の方が常時出入りする施設ではないので何とかならないわけでもなさそう。
厨房から出てすぐのメインエントランス脇にゴミ置場も設けられているし、食堂に面して便所も(どーんと)計画されているので与えられた条件を充たすと判定されたのかもしれません。
ランク1 |
一方こちらの案だとゾーニングはほぼ同じなのですが、サービス用の動線がエントランスホール内を横切ることになるので、明快な動線計画とは判定されなかったのかもしれません。
ランク2 |
【追記】
敷地北東、屋外テラス北側の空きをランク1案では「庭園」として積極的に?利用しているのに対して、ランク2案では、空いたままで何に利用するのかわかりにくいということも評価を分けるポイントになったのかもしれません。
【追記2】
千葉県国際総合水泳場のエントランスホール。1階と2階の空間の連続性を考慮した吹抜けが計画されていた模様。
設計条件だったのだろうか >_< |
0 件のコメント:
コメントを投稿