解き直し・未受験案を除いた公開数は125案。
合否の内訳は
ランク1・・36案(28.8%)
ランク2・・52案(41.6%)
ランク3・・32案(25.6%)
ランク4・・ 5案( 4.0%)
です。
KKの発表では、本試験の採点の結果は
ランク1・・40.8%
ランク2・・27.3%
ランク3・・19.2%
ランク4・・12.7%
ということなので、実勢からは少しズレている感じ。アレっ?
おそらく24、5歳でさっさと合格してしまうような方(15%、600名くらいおられます)や記念受験とかいう方はユープラとか面倒なことはスルーなんでしょうから、そういった方々を除くと実態に近づくのかもしれません。
↑ちょっと苦しい言い訳です…^^;
検証用下書きをいくつか用意していたのですが、
予想と異なる結果が出てきて(;^_^A アセアセ・・・
多数派工作が失敗に終わった??本当ですか・・(←ペンギン桜MMK風)
まあ、解き直しを含めたユープラ参加案でも139案しかないので実受験数9,830人の1.4%。統計的には不確定要素の方が多いのですが、採点されたであろう条件を推測することはできるだろうということで検証を進めてみます。
課題文の設計条件から(個々の要求室の特記事項等を除いた)条件をピックアップしてみると、
主文
この課題は、都市近郊の湖畔に建つ美術系の大学のセミナーハウスを計画するものである。本施設は、教員や講師を囲んでの実習や討論を通じてコミュニケーションを図る場であるとともに、豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場でもある。また、地域住民との交流の場となるように発表会、講演会、ワークショップ等ができる計画とする。
1.敷地及び周辺条件
敷地は、(中略)景観保全のため建築物に関して次の制限がある。
・建ぺい率の限度は60%、容積率の限度は200%である。
・主要な屋根は2/10以上の勾配屋根とする。
2.建築物
・地上2階建ての1棟の建築物とする。
・床面積の合計は、1,500㎡以上、1,800㎡以下とする。
・セミナー室 A・B・C、アトリエ、和室、エントランスホール及び食堂については、
地域住民との交流の場となるように配慮する。
・エントランスホール:1階と2階の空間の連続性を考慮した吹抜けを計画する。
周囲の自然景観を取り入れ、明るく開放的な空間とし、
コミュニケーションの場やラウンジとしても利用する。
・食堂:明るく開放的な空間とし、屋外テラスと一体的に利用できるようにする。
4.計画に当たっての留意事項
・研修部門、宿泊部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等にも配慮する。
・勾配屋根の形状を活かした室内空間となるように計画する。
・自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
お約束の建ペイやゾーニング・動線を除くと10項目もありません。
まとめると
大学のセミナーハウス_打合せ記録 |
要求室の特記事項もアトリエに大きさの指定(天井高、間口・奥行き寸法)があるだけで、あとはごくありきたりなことだけ。いいプランになるかどうかは別にして、何かを犠牲にしなければ納まらない課題ではないと思います。
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