2013年6月24日月曜日

日本建築史⑥_寺院建築(用語)

寺院建築の解説に出てくる用語です。

指肘木 さしひぢき 柱へ指込見たる肘木をいう。

 ひぢき 肘木は上方の荷を支ふる横木にして其種類頗る多し。

蝦虹 えびこーりょー 湾曲せる虹梁をいう。縋破風の下方にありて本柱と向拝柱との               間の位置に用いらる。

縋破風 すがるはふ 本家の軒先より突出したる破風にして片流なるものををいふ。

 こーりょー 柱間に架したる楣(まぐさ)の如き梁。其の下部には眉を欠き左右柱            に接する近傍には袖切を附すること普通なり。

 まゆ 虹梁又は破風などの下方の繰形(くりがた)をいふ。

袖切 そできり 虹梁の端の薄き部分をいふ。即ち柱への取付き際なり。

向拝 こーはい 社の正面に出張りたる部分なり。

火燈 かとー 上方が曲線形なるものをいふ。それより火燈窓若しくは火燈口をも略称す。

扇棰 おうぎだるき 平面図に於て各棰の中心線を延長すれば一点に集合する様に棰を配             置したる場合に之を扇と称す。故に其集合点を要といふ。

詰組 つめぐみ 枡組(ますぐみ)を密接せしめたる造り方。

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