KKが開催している国土技術研究会というものがあるようですが、その開催要綱には、
国土交通省国土技術研究会は、国土交通省所管の住宅・社会資本整備行政に係る技術課題、中長期的に又は緊急的に取り組むべき技術課題等について、本省、地方整備局、北海道開発局、地方航空局、試験研究機関等が連携を図りつつ調査・研究を行い、議論を重ねることにより、国土交通省が所管する住宅・社会資本整備に関する技術の向上と行政への反映を図ることを目的として開催するものである。
と書かれています。
道の駅における「情報提供施設」改善に向けた取り組み
というパネルディスカッションが行われたもよう。さらっと読んでみると、
>国道30号でしばしば「道の駅」利用者による渋滞が発生するほどである。
>しかし、多くの利用者で賑わう物販コーナーなどの「地域振興施設」に比べ、
>「情報提供施設」への来訪者は極めて少なく、閑古鳥が鳴いている状態であった。
そこで、Why?と問題意識を持ち
>なぜ「情報提供施設」は利用されないのか。岡山国道事務所では、
>地元自治体(玉野市)とも連携の上、利用者目線で様々な改善を行うこととした。
という劇的?ビフォーアフター事例が報告されています。内容は、・・・
情報提供施設は、(中略)出入り口から見ても、中に何があるのか分からず、何やら怪しい雰囲気さえする、おおよそ入るには勇気が必要なほどであった
ものを検討・改善したこととかが書かれています。
また、H24年度には、
「道の駅」情報提供施設の新たな取り組み
という研究論文もありました。
>道の駅は,休憩機能・地域の連携機能・情報発信機能の3つすべてが役割を果たしてこそ,
>道路利用者のための施設として成立する.
>しかし現状は,地域振興施設におけるにぎわいのみで,
>情報提供施設は閑古鳥が鳴いている状態である.
>そこで岐阜国道事務所では,
>『どうしたら情報提供施設も活用される道の駅になるだろうか?』という観点から,
>改善プロジェクトチームを立ち上げ,
>情報提供施設の活気を取り戻すべく問題に立ち向かった.
何やらプロジェクト◯風です。報告には、
>関係者の連携による“ちょっとした見直し”
>つまり「当たり前の整理整頓」と「少しの工夫」は,
>情報発信機能の改善において十分に効果的であり,
>情報施設のプロデュース次第で,
>道の駅が“地域のゲートウェイ”としても活用できる施設となることが確認できた.
などと書かれていますが、何のことはなくて、節電で消灯していたり切れているランプは交換して施設内を明るくするとか、『ご自由においり下さい』と表示して、気軽に入れる施設であることをアピールしたり丸文字でポップを作成したりとかしたようです。
かとおもえば、H16年度に岩手・秋田河川国道事務所が行った、国道46号を利用する皆様の満足向上を目指したプロジェクトがH.P.に紹介されていますが、
>6−4.
>道の駅「協和(きょうわ)」は、情報提供面で検討・工夫し、
>よ り良い情報を利用者の方に継続して発信出来るような試行を盛り込んでいます。
という事例が紹介されています。
(http://www.thr.mlit.go.jp/akita/ir02/05_susume/project/touki/)
何でも、
>情報提供が得やすいように、利用者の視点に立って「動線」に工夫しました。
とのこと。まるで「設計製図の試験」対策みたいです…^^;
イメージはこんな感じ。
課題文によりますが、オーソドックスな動線計画っぽい |
施設全体 |
このほうがええんとちゃうやろか~も現実では、OKかもですが
返信削除試験では、ご法度ですね(><)
こんにちは。
削除現実・実務の「設計」
と
「設計製図の試験」の「建築物の計画」
とは
似ているようで、立ち位置が違います。
「設計製図の試験」は
「与えられた内容及び条件を充たす」
「建築物を計画するもの」
です。
合格するためには
「基本的かつ総括的な知識及び技能」さえあれば
深い知識や優れた技能はなくても
いいんです…^^;