先日ペンギンさんが
>試験元が
「この試験は空間構成の試験である」と公表しています.
と書かれていましたが、これだと若干飛躍がある感じで、
学科の試験が
* 各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者を合格とする。
とされているときの、科目の基準点に相当するのが「空間構成」の基準点みたいなもの。
ミスのない要求図書を完成させても、空間構成が条件を充たしていなければ合格水準とはみなせませんというごく当たり前のことで、「意匠・計画、構造、設備」でやらかしてもいいわけではないと思います。
とはいえ、空間構成を充たせないと足切りで合否判定の土俵にすら上がれないことも確か。
試験元が空間構成といっているのは、
・建築物の配置計画
・ゾーニング・動線計画
・所要室の計画
・建築物の立体構成
等
です。
中でもゾーニング・動線計画に関しては、問題文の計画に当っての留意事項にもほぼ毎年記載があります。
H25
研修部門、宿泊部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
H24
図書館部門、集会部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配慮する。
H23
施設利用者部門と管理部門とを適切にゾーニングし,明快な動線計画とするとともに,避難等に配慮する.
H22
公開部門と非公開部門とを適切にゾーニングし,来館者動線,職員動線及び搬入経路が交差しないような計画とする.
H21
この年は、要求室は設置階指定あり。
となっています。
試験というのは課題に答えるものですから、
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オレも↑だと思うんだが・・・。ヲッサン
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です。
頼りになる過去問の要求室を見てみます。
(ゾーンの色分けは若干微妙なものもありますが)
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H25:大学のセミナーハウス
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H24:地域図書館
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H23:介護老人保健施設 |
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H22:小都市に建つ美術館 |
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H21:貸事務所ビル |
基準階型で設置階指定があったり、あっさり階別ゾーニングにできるなら、会得した技を駆使してゾーンをつなぐ内階段を付けたりしないで素直な隗別ゾーニングが一番だと思いますが、今回の課題はちょっと微妙な気もします。
応援真っ只中・・・続く、(えっ、続くの?)