「遠くの山より近くの樹林」かなとも思うが、
某美術大学ちびまる湖セミナーハウスの樹林アトリエで制作に疲れたとき、
豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場は、レイクビューの部屋の方がいいかなという気がする。
共用の談話スペースはあるものの、各宿泊室にも談話コーナーを設けるようにとの指定。
ウラ模試みたいに2人室がずらっと並ぶのだと、「交流」を考えてラウンジなり談話スペースなりに出てくることを考えたいところだけれど。
課題文を見返してみる。
>この課題は、都市近郊の湖畔に建つ美術系の大学のセミナーハウスを計画する
ものである。本施設は、教員や講師を囲んでの実習や討論を通じてコミュニケー
ションを図る場であるとともに、豊かな自然を満喫することで心身をリフレッ
シュする場でもある。また、地域住民との交流の場となるように発表会、講演会、
ワークショップ等ができる計画とする。
という設計条件の主文が書かれている。
いつもは美辞麗句の並んだ抽象的な表現の文章が多いのですが、今回は
豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場
豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場
でもあると明確に要望が書かれている。
◆美術系の大学のセミナーハウス計画
敷地:都市近郊の湖畔
用途・目的:・コミュニケーション(教員や講師を囲んでの実習や討論)を図る場
・心身をリフレッシュ(豊かな自然を満喫)する場
・地域住民との交流(発表会、講演会、ワークショップ等)の場
コミュニケーションを図り、リフレッシュしたり地域住民との交流する場を計画したいということのよう。
まだ余り考えてないのですが、ある意味設計の価値観のようなこと。マニュアル対応排除でもないでしょうけれど、何かあるのかな?まあ、この部分で合否が決まるというようにはならないと思いますが。
「食堂≒王様」論でいうと、交流といっても屋外テラスも利用して(おそらく地域住民を交えた)パーティ等という使い方も要求されている。
主文というのは課題文作成者の要望なんだと受け取っていいはず。コミュニケーションや地域住民との交流というのは企画するプログラムで何とかするということもできるだろうが、豊かな自然を満喫するリフレッシュの場というのは計画(設計)したもので決まるところが大きい。
敷地の周辺条件には、
南側:遠くに山々が見え景色がよい
という註記まであるし。イメージとしては打合せで敷地図を見せられて、書き込みがしてあるようなもんか。やはりここはできるだけ課題文の要求を充たす方向かな。
(*ただ、試験的にはどっちでもいいと思います。なんせ合格率40%です^^;;;)
【追記】
今回の試験問題で、
豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場でもある。
今回の試験問題で、
豊かな自然を満喫することで心身をリフレッシュする場でもある。
エントランスホール
・周囲の自然景観を取り入れ、明るく開放的な空間とし、・・・
というのが「設計製図の試験」の課題文として、違い(新鮮味)を感じたところ。
過去問の問題文としては、もっと無味乾燥な
お約束の、敷地の周辺環境に配慮するとある以外では、
河川が見渡せる位置に計画する
といった、動線の縛りの延長上のような設計条件だったのですが。
似たような設計条件(課題文)を探すと、
H13:プラザとモールを設け、建築物と有機的に構成された空間とする。
①にぎわいのある魅力的な都市空間を演出できるように、・・・
H12:建築物と一体的な利用に配慮したコミュニティガーデンを設け、来館者が気軽に利用できる緑豊かで快適な外部空間を計画する。
(略)
H8:北側と南側に広がる良好な景観を、眺望として積極的に取り込んだ計画とする。
浴室
・湖の景観を楽しむことができること。
【追記の追記】
平たくいうと、nobutaさんの力作「採点表」(→コチラ)だと、施設が「自然を満喫できる計画」になっていない(減点◯〜◯)ということも求められている?ということです。
“魅力”や“快適さ”を数値評価するのは結構大変。相対評価はできると思いますが1万案の解答に序列をつけるといってもなぁ・・・ご苦労様です。
“魅力”や“快適さ”を数値評価するのは結構大変。相対評価はできると思いますが1万案の解答に序列をつけるといってもなぁ・・・ご苦労様です。
0 件のコメント:
コメントを投稿