mt at MoMA 限定マスキングテープ、製図試験で使えるのだろうか? ≠製図用テープ?? |
旧版の資料集成を見ると、
マスキング
ある音が他の音のために聞こえなくなる現象をマスキング(masking)といい、最小可聴値の上昇の度合いをdBで表す。
と書かれています。
これが、過去問【23012】になると、
マスキング効果は,同種の刺激の存在により対象刺激を知覚できる最小値が上昇する現象をいい,・・・
と何やら難しい言い回しに( ̄ー ̄;
合格物語解説の問題文コピペの次に書かれている
聴覚では,現在聞こえている音がそれよりも大きなほかの音により聞きにくくなる現象を言う.
というのは、イメージとしては、TVで映画を見ているときに掃除機をかけられるとセリフが聞こえにくくなるので音量を上げるということ。
聞こえないよー |
なのでー(≠いちゃもんm(_ _)m)
レストランのBGMの場合,BGMのおかげで回りの雑音が聞こえにくくなります.BGMを聴き取る最小値が上昇するおかげで,雑音が聴こえにくくなる現象がマスキング効果です
対象刺激(回りの雑音)が聞こえないようにするためのBGMということであれば、BGMによって、上昇する対象刺激を知覚できる最小値というのは雑音の音量のこと。
オキニのBGMが掛かっていたのに、隣の席に3人連れが来て、喋り声で曲がよく聞こえなくなるというのであれば、同種の刺激(喋り声)の存在により、BGM(対象刺激)を聞き取る最小値が上昇して聞こえづらくなるということだと思います。
また、資料集成には
一般にマスキング効果は隠ぺいする音が強くなるほど大きくなり、この音の周波数に近い音ほど大きい.
とも書かれています。感覚的に了解できることだと思いますが、雑音が大きいほど聞き取りにくくなり、2つの音の周波数が近いほど効果が大きくなる(聞き取りにくくなる)ということです。
ここで、
【18062】カクテルパーティー効果は,周囲が騒がしいことにより,聞きたい音が聞き取りにくい現象をいう.・・・ぶ~ ×です([解説]は合格物語へ)
を思い出して混乱する方もいるかもしれませんが・・・
マスキング効果:聞いてる音 + 雑音(騒音)
や
カクテルパーティ効果:雑音(ざわめき) + 会話
の2つの音は別々のものではなく、人間の耳(鼓膜)は合成された音波として受け取ります。この合成音波を脳で知覚するのだと思いますが、両耳で感知した複合音波を分離(検出)できるくらいの雑音なのか、雑音でまぎれて分離(検出)できないのかの違いのようです。ただ、建築士試験では用語を知っているかどうかだけなので、暗記で乗り切れますが。
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