春分・秋分では昼夜は12時間づつということも言われますが、実際は昼の方が長い。
国立天文台のHPに解説がありますが、簡単にいうと・・
え”と思うかもしれませんが、日の出、日の入りというのは、
昔はこうだった。フランスでは今でもこうらしいですが。 |
定義というか告示(明治35年文部省告示第165号)では、
太陽の上辺が視地平線 (または水平線) に一致する時刻を、日の出・日の入りの時刻とする
と決められています。
国立天文台HPより転載 |
日の出〜日の入り=昼の長さ |
なので、太陽の半径分を移動する時間だけ日の出は早くなり、日の入りは遅くなります。
太陽の見掛けの大きさは
約0.5°あります。
日の出(太陽が地平線にあらわれてたとき)から太陽の中心が地変線まで昇るまでには、
太陽が24時間で地球を1周するとすると、
24 × 60 ÷ 360 × 0.5 × 1/2 ≒ 1(分)
で約1分かかります。
また、地上では大気の影響により地平線 (水平線) が浮き上がって見える効果(地平大気差35′8″)があり、その分が2分強あるので、3分強日の出は早くなり、日の入りは遅くなります。
さらに、この図からわかるように
合格物語資料拝借 |
昇るところをよ〜く見ると、
コッシーの方(東京だと約54°)に向かって斜めに昇っていることがわかります。
なので3分強では昇り切れずに、
3分強 ÷ sin54° ≒ 4分
くらい掛かることになります。
日の入りも同じなので、約8分くらい昼の方が長くなります。