合否を決める3つのポイントは,1.アプローチ,2.ゾーニング,3.ストーリーである
に基づきユープラ検証でもストーリーを見てみる。
利用者動線は
①図書利用者(大人、子ども、障害者等)
②イベント開催時にホールに来る人(集団、障害者等)
③セミナー等で会議室を利用者
の3パターンを想定してみる。
利用者は問題文で指定された部門を横断する形での利用のしかたとなる。
当然のことながら共用通路の移動となるので(BDS区画を含めた)バリアフリー、セキュリティが要求される。
利用者動線 |
管理動線の方は、
①.施設管理者は、「事務室⇔サービスカウンター⇔作業室 / 閉架書庫」間を移動して(休憩含め)業務をする。
理想的にはコンパクトにまとまっている方がいいのだろうが、明快な動線が確保されていれば問題文の要求は満たせる。
図書館部門のサービスカウンターは、図書館部門の要求室ではあるがカウンター内に入るのは管理者なので、利用者部門内に島型配置となる場合は管理部門からのアプローチが必要となり、ここも明快な動線計画としておきたい。
②.イベント関係者の控室となる小ホール控室も集会部門の要求室ではあるが、管理部門からの動線が確保されている方がイベントで使用する資料や機材等の搬入経路としては現実的。(必ずしもウラ動線でつながっていなくてもよく、利用者動線と交差しなければ特に問題はないと思われる)
管理者動線 |
ApZのパターン検討で上記くらいまで想定しておけばプログラムは破綻しなさそう。
図書ゾーン内で、一般開架(静)と児童開架(騒)とを離して配置したいとか、開架スペースを通らないとAVコーナーへの経路が取れないとかはその次の問題。
採点のポイントではまだ、
(1)空間構成
①建築物の配置計画
②ゾーニング・動線計画
までしかきていないのだが、ユープラではランク1とランクⅡはこの段階である程度振分けられてしまう感じ。
(足切り点の設定があったのかもしれない)
【追記】
学科試験的にはUPSは無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply)です。
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