2014年3月29日土曜日

合格水準_15

新制度になってからの要求図書に梁伏図があります。(今のところ毎回見下げ図)
要は、指定階の矩体平面図を描いて直下階の梁を描き込めばいいだけなのですが・・・

階下の梁を点線表記するか実線でもいいのかとか話題になったりしますが、標準解答例を見る限りどちらでも可です。基本は作図でミスをしないで計画したものが採点者に伝わるかどうか。当然のことながらマイルールとかは通用しないので標準解答例の描き方に倣うのが無難だと思います。

今回の標準解答例でいうと、
架構のイメージはこんな感じなんだと思います。
標準解答例イメージ(細かなところはテキトーに描いてます…^^;
なのでー、2階梁伏図(2階からの見下げ図)は
矩体(柱、梁、コア、スラブ(抜くところを表記))を描いて、
梁伏図01
(*ルーフバルコニー部の柱は、2階スラブまでで2階には出てこないので点線表記)
必要な事項として、
主要な柱、大梁、小梁及びスラブは構造部材表の符号を明示します。
梁伏図02
床スラブ符号(&柱符号も?)は特記「すべてS1とする」で可。
図面なので、寸法線くらいは描きます。
梁伏図03
小梁位置の寸法まで描いた方がいい気もします。(→昨年までの解答例参照)
また、防水のことを考えると浴室の壁や外壁は躯体壁(RC壁)にするのがフツー、
またコアもRCのつもりなら描いておいた方が無難です。
絶対というわけではないので、描いてないから減点ということは無い気もしますが・・
梁伏図04
間仕切壁は乾式でも特に問題はないと思います。
あと、過去の標準解答例では、浴室や屋上のスラブレベルも下げているので、
「オレ知っているぜ」をアピールをするのもいいかもしれません。
梁伏図05
ただ、基本はミスしないことなので、
スラブ抜けを描き忘れない、上階に出ない柱をわかるように描く>スラブレベル下げを描く
だと思います。
無難(ミスが少なくなる)なのは、階下のものは点線表記にしておく方が考えないでも描けそう。点線は時間が掛かるといっても6コマ×4コマなら2分くらいの差です。
描き終わらないときはエマージェンシー発動もありですが、平面図との不整合とかは結構大きな減点がある感じです。躯体壁との区別もついて見やすいし。
無難な梁伏図
符号も図面を90度回転させて書けばいいので、Y方向の梁は文字を梁に揃えて書いておくとチェックで描き漏れ等は少なくできそう。
採点は、提出した答案用紙の見た目が全てなので、合格案と見なしてもらうためには、ミスをしにくい方法で慣れておくことだと思います。

【追記】
トーゼンですが2階からの見下げずなので、となりに描いた2階平面図と同じ見えがかりになるはずです。昨年からのレイアウトだと描きやすいのですが、反面不整合が目立つので注意が必要です。
2階平面図

4 件のコメント:

  1. うわーこれは助かります(≧∇≦)!

    学科を通過したら
    凄く使えそう(^^)

    伏図は苦手なんですが
    そんな事言ってられないですね
    楽しそうな(?)製図の勉強に向けて
    今は 学科に全力投球ψ(`∇´)ψ

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    1. こんにちは。
      二巡終了、お疲れさまです。
      H26「合ママ物語」順調ですね〜^_-☆
      オッサンと同期になるチャンス
      活かして下さい。

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  2. お疲れ様です。
    satoさんの検証ブログ復活のキッカケになったのであれば幸いです(^^)
    パースを見ると柱の位置によって屋根の掛け方を変える必要がないんだと視覚的に分かって参考になりました。

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    1. こんにちは。
      構造的にどうなのかはわからないので、仲間さんに聞いて下さい…^^;
      勾配屋根の条件って何を意図した縛りだったんでしょうね。
      今回はシカトでも可とされたみたいですが
      リベンジ(捲土重来?)があるかな^^;;;

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