2016年10月13日木曜日

H28_「設計製図の試験」_02

(注2)地盤条件を考慮した基礎構造の計画は、
1.敷地及び周辺条件
(5) 地盤は良好である。なお、支持地盤はGL−1.2mとし、支持地盤以深の圧密沈
  下は及び液状化の可能性はなく、杭打ちの必要もない。

4.計画に当たっての留意事項
(2) 構造計画については、次の点に留意して計画する。
 ① 建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画するとともに、「経済性」
   にも十分配慮する。
 ② 地盤条件を考慮した基礎構造、構造種別、架構形式及びスパン割りを適切に
   計画する。

という設計条件で、
計画の要点等には

「地盤条件(GL−1.2m以深はN値=40以上の洪積砂礫層であり、地下水位は
 GL−2.0m以深である。)」を踏まえて、採用した基礎構造の形式
(べた基礎、布基礎、独立基礎)について考慮したこと。

という設問もありました。“地下空間”(通称:ピット)の指示は、オット、ムニャムニャ・・・m(_ _)m
図面作成の作業性(作図時間の短縮)を考慮し、べた基礎を採用・・という理由が通るかどうかはわかりませんが、フツーの判断をすればよかったのだと思います。しかし、「」付きで経済性にも十分配慮って・・・急に言われてもと、戸惑った方もいたかもです。

また、
(注3)天井の高い居室における天井等落下防止対策の考え方は、

プレイルーム:・直天井とはせずに天井を張るものとし、天井高は
        6.5mとする。
       ・室の辺長比は1.5以下とし、無柱空間とする。

という特記事項で、要求面積が『210m2以上
こちらは大方の予想通りの出題、皆さん準備万端で臨めたのだと思います。

2 件のコメント:

  1. 経済性に配慮、となると独立基礎が良かったみたいですね( ; ; ) でも、どの基礎を選んでもその理由を説明出来ればよい気もします
    それよりも「地下水」にビビってしまい、エスキスしながら どうしよう?と考えてしまい、頭から地下水を追い出してエスキスに集中するのが大変でした。。。

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    1. こんにちは。
      地下水位がGL−2m以深ということなので、大梁成2000なら、いつも通りの「地下水についての特別な配慮はしなくてよい」と読んでも大きくは違わないかな、と。
      まさか、マシンハッチ付き地下空間・・、オット、シツレイシマシタm(_ _)m
      「試験」が「基本的な知識及び技能」の有無の判定試験というスタンスは
      変わらないと思います。

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