2016年10月18日火曜日

H28_「設計製図の試験」_10

想定スパン寸法は、東西6m、南北8mの1コマ≒50m2
ですが、プレイルームが12m×16mでは面積アンダーなので、6m→7mにして224m2(≧210)。
1階の遊戯室は、2スパン(16m)+2mで126m2(≧125)確保。
保育所のローカ幅を2.5mとして、約40m2の室面積を確保するために1mはね出し。
2階も合わせて片持ちではね出します。
面積指定のある所要室の床面積をチェックして、
東西6m × 5スパン + 7m × 2スパン、南北8m ×4スパンとしました。
あとは1/400で、キッチリ決めて、什器等を計画していけば完成のハズです。

2016年10月17日月曜日

H28_「設計製図の試験」_09

イケてるチビコマを倍コマにします。
ザックリ入れ込むと
という感じ。北側のスパンが余り気味なので、
1スパン縮めて
としました。要求室の漏れがないかを確認したら、スパン寸法を決めていきます。

2016年10月16日日曜日

H28_「設計製図の試験」_08

各階のボリュームは、1階21コマ、2階、16コマ+屋上広場、3階7コマ+プレイルーム上部(5コマ)なんですが、どこが削られるのかは未定
北センター入りで共用部門のエントランスホールに入り、2つの部門の玄関と受付に分かれます。
2、3階へのコア位置は・・・
2階のプレイルームと屋上広場という大きなボリュームですが、南に決めつけている屋外遊技場をなるべく開放感のある感じにしたいな、という思惑で、
 南:公園、西:校庭、北:1階屋上に広場
としようかなと。
理由は何でもアリかなと思います。子どもは乗り物大好きと決めつけ、道路を走る車を見下ろせる東(or 北)側にとか?
3階が切り欠かれます。
コアを上がると上足利用の児童館、そのまま下足で利用の屋上広場とするためコア位置は北西角
ローカを走らせ要求室を配置します。
大きな部屋のプレイルームを南東にして二面採光。
アトはテキトーに押し込みます。

1階は、保育室×4室、・・・2コマ多い分は吹抜け(光庭)とか?ん〜、難しくなる方向です。日射遮蔽効果のある樹木を植樹するのに屋外遊戯場の奥行き(南北)を広くしたいので、スパン調整(4スパン→3スパンにしてスパン寸法を(7m→8mとか)長くする)のが無難か。

2、3階も修正します。
1階の主な要求室をローカを走らせポンポンと置いていきー、遊戯室は2コマでは足りなさそうなので南側へ拡張(4スパン)します。
避難を考えてコアと反対側のローカの先に屋外階段
スパン南北寸法を伸ばすなら、東西寸法は縮めて6スパン→7スパンにすると乳児室やほふく室も保育室の並びでいけそう。
どちらでもいけそうですが、7×3のほうが簡単かな、と
倍コマにして細かい室も入れていきます。

2016年10月15日土曜日

H28_「設計製図の試験」_07

条件の整理・分析がが済んだら調整(エスキース)に入ります。

ApZ ですが、まず敷地図に車を描いて気合のスイッチを入れます(o^-')b
ゾーニングは階別なのでApの検討、北か東か。周辺環境からはどちらもありそうです。
駐車場3台が取りやすいのは、北西か南東かですが、
中核都市の駅近市街地という敷地条件なので、人通りも車の往来もそこそこある感じ。駐車場からの出庫のしやすさを考えると駐車場は北西か。
とするとApも北入り。
敷地は50m×36mなので、ヘリ空きを4mにすると6×4の定番グリットで、ど真ん中を攻められますが、屋外遊技場は南で決まりだろうから建物を北東に寄せて
北側空き2m、4コマ(≒28m)とすると、南側が6m空くので、条件(5mの円)は充たせます。21コマあればいいので2コマ分削りたいのですが、校庭のある西側を切り欠くと何だか妙な形状に。とはいえドーロに開くというイメージはない・・・
樹木を植樹するという設計条件もあるのでスパン寸法を調整して面積調整をした方がいいのか・・・
何となくのイメージですが、屋外遊技場側は
というより
という感じ。とはいえ屋上広場は10mの円という設計条件なので2コマセットバック?
・・・・・
決めかねるので保留にしてチビコマに進みます。

2016年10月14日金曜日

H28_「設計製図の試験」_06

階別ゾーニングが出来ればすんなりまとまりそうです。各部門が階別になるとして面積をヨムと
ローカ係数1.2とすると
となるので、
床面積(≒2,150m2)、建蔽率とも納まります。
1階が21コマでまとまるのかどうかですが、ウラ模試の敷地より南北が1m短いとはいえ、駐車場が1台少ない、屋外遊技場が5mの円が入ればよい、という条件なのでいけるはずです。

H28_「設計製図の試験」_05

出題予告のあった、天井の高い居室(プレイルーム)は、構造計画を「経済性」にも十分配慮して考えたら2階が定位置。H19の標準解答例のように屋根を掛けるのが一番経済合理性はありそうです。断面イメージは
といったところ。
構成ダイヤグラム(プログラム図)は特記事項に
保育所部門:・エントランスホールから保育者玄関を経由して、アクセスできるようにする。
児童館・子育て支援部門:・エントランスホールから受付を経由して、アクセスできるようにする。
と書かれているので、単純ですが
共用部門のエントランスホールへ入り、そこから保育所部門と児童館・育て支援部門へアクセスで条件を充たせそう。
各部門が、
1階:「保育所」
2階:プレイルームのある「児童館」
3階:「子育て支援施設」

と階別に振り分けられれば適切なゾーニングかつ明快な動線計画となりそうですが、そんな風にうまくいくのか?

特記事項はも1コあって、
保育所部門:・各室は、素足又は上履きで利用する計画とする。
児童館・子育て支援部門:各室は、素足又は上履きで利用する計画とする。
と、これも想定内の設計条件なのですが、H19と違って、『各室は』と利用区域が明示されています。各室以外は下足ということなんだろうけれど・・・

ちょっと考えてみます。要は
靴はどこで脱ぐのか?
というときに履き替え線をどこに設定するのかということだと思いますが、保育所部門は
保育所玄関:・下足箱及びベビーカー置場を設ける。
となっているので、保育所玄関で靴は脱ぎますよ、と。室ではないその他の施設等の「屋外遊技場」ヘ出るときは、玄関の下足箱へ靴を取りに戻るのか置き靴があるのか。。。
一方、児童館・子育て支援部門にも「屋上広場」というその他の施設等を設けるよう求められています。児童館・子育て支援部門の利用者が使用するものということなのですが、置き靴ということは考えにくい(児童クラブの子は置いてるのかもですが・・・)

エントランスホール→受付→コア→履き替えスペース→児童館各室(上足利用)
              ↓
            屋上広場(下足利用)

というのがフツーっぽい。3階の子育て支援施設にも履き替えスペース(&ベビーカー置場)を設けることになりそうです。断面イメージを修正して
となるといい感じ。
ほとんど決めつけてますが、“おk”なのか。

2016年10月13日木曜日

H28_「設計製図の試験」_04

丁寧に主文や留意事項を読み、敷地及び周辺環境を把握したら、どのような建築物を計画すればよいのかを見ていきます。

要求室の表は
となっていました。
まず目につくのは、室名表記が左寄せになっていること(H26までは均等配置、両端揃え)
って、そんなことはどーでもういいか^^;;;

部門構成は、お題の括弧書き(保育所、児童館・子育て支援施設)まんまです。ウラ模試と違い、児童館・子育て支援部門が「児童館部門」と「子育て支援施設部門」とに分けられているのではなく、室名として「児童館」と「子育て支援施設」とに括られ、部門内の他の要求室、受付、事務室②と同列となっています。

また、試験元的に、今回の施設では管理部門はないからということか、昨年同様「共用部門」という部門名でした。(昨年と違い、設備スペースは「共用部門」ですが)

大枠として示された構成の建築物にすれば、
 各部門を適切にゾーニングし
という条件は充たせるのだと思います。

その他、大雑把でマイペースなワタシ的に気になった細かなところは、

保育所玄関:・ベビーカー置場を設ける。
となっていますが、子育て支援施設のほうはどうするんやろ・・・その他必要と思われる室(スペース)として、適宜計画か?

エントランスホール・風除室を設ける。
「」付きなのは?
やる人はいないだろうけれど、回転ドアタイプは避けて欲しいということとか??

設備スペース:・空調、給排水設備、電気、消火設備等の「機械室」
        又は「設備スペース」を、屋内又は屋外に計画する。
これは、屋内:「機械室」、屋外:「設備スペース」と使い分けろということ???まさか、設備スペースの面積を床面積に入れるということではないと思いますが・・・

・エレベーター、通用口については適切に計画する。
いつもは設備計画の留意事項に記載されている
エレベーターを適切に設ける。
はココに移動になりましたよ、と。扱いが軽くなった????
通用口は「設ける」とほぼ同義か。

・その他必要と思われる什器等は、適宜計画するものとする。
ナルホド。

【追記】
幼児用便所:・衛生面に配慮する。
と書かれていました。
dokenmanさんことニライさんが、何やら書かれていましたが、難しいことはわからないワタシは
便所サンダル:通称“便サン”
オット
キッズ用便サン
ということなのかな、と。
各室は、素足又は上履きで利用する計画とする。
という設計条件とはいえ、フツーに考えたら乳幼児が床に座ったり寝転んだりとかする施設なので、便所は素足やそのままの上履きでは利用しなさそう。ココでも履き替えしますよ、と、いうことやろなと浅ーく考えました。

H28_「設計製図の試験」_03

課題文はいつも通りの構成なのですが、駅から200mのところに位置している敷地は
という感じ。例年の“集合住宅”とか“商業施設”と記載されているだけでなく、建物の大きさやセットバック距離がわかるので、敷地周辺環境を何となくイメージ出来ます。
また、歩道幅員がいつもの3mではなく2m、何か意味があるのか・・、歩道は歩行者だけで、自転車は車道を走りますよ、ということとか??

また、定番中の定番設計条件が
(1) 建徳計画については、次の点に留意して計画する。
 ① 敷地の周辺環境・・・
 ② 建築物はバリアフリー、・・・
 ③ 各部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等に配
   慮する。
例年は、部門名を全て列記しているのですが、今回は“各部門を”とあっさりおまとめされています。
パッシブとか基礎とか出したので、空間構成は簡単にしましたーということか?それとも、油断させておいてトラップが仕掛けられているとか??妄想は膨らみますが、時間は限られているので先へ進めます。

H28_「設計製図の試験」_02

(注2)地盤条件を考慮した基礎構造の計画は、
1.敷地及び周辺条件
(5) 地盤は良好である。なお、支持地盤はGL−1.2mとし、支持地盤以深の圧密沈
  下は及び液状化の可能性はなく、杭打ちの必要もない。

4.計画に当たっての留意事項
(2) 構造計画については、次の点に留意して計画する。
 ① 建築物全体が、構造耐力上、安全であるように計画するとともに、「経済性」
   にも十分配慮する。
 ② 地盤条件を考慮した基礎構造、構造種別、架構形式及びスパン割りを適切に
   計画する。

という設計条件で、
計画の要点等には

「地盤条件(GL−1.2m以深はN値=40以上の洪積砂礫層であり、地下水位は
 GL−2.0m以深である。)」を踏まえて、採用した基礎構造の形式
(べた基礎、布基礎、独立基礎)について考慮したこと。

という設問もありました。“地下空間”(通称:ピット)の指示は、オット、ムニャムニャ・・・m(_ _)m
図面作成の作業性(作図時間の短縮)を考慮し、べた基礎を採用・・という理由が通るかどうかはわかりませんが、フツーの判断をすればよかったのだと思います。しかし、「」付きで経済性にも十分配慮って・・・急に言われてもと、戸惑った方もいたかもです。

また、
(注3)天井の高い居室における天井等落下防止対策の考え方は、

プレイルーム:・直天井とはせずに天井を張るものとし、天井高は
        6.5mとする。
       ・室の辺長比は1.5以下とし、無柱空間とする。

という特記事項で、要求面積が『210m2以上
こちらは大方の予想通りの出題、皆さん準備万端で臨めたのだと思います。

2016年10月12日水曜日

H28_「設計製図の試験」_01

「設計製図の試験」の問題を送っていただいたので、解いてみました。
(1/400、要点のみですm(_ _)m

お題発表時にあった、
h27
h28、倍増(ノ゚ο゚)ノ
 という(注)。
どうだったんだと興味津々のかたもいるかもですが・・・

(注1)のパッシブデザインは、

主文
・・・
 また、計画に当たっては、環境負荷低減のため、自然エネルギーを利用し、快適な室
内環境が得られるような設計手法(パッシブデザイン)を、積極的に取り入れるものとする。

1.敷地及び周辺条件
(6) 気候は温暖であり、積雪についての特別な配慮はしなくてよい。なお、風環
  は、夏期は南からの卓越風、中間期は北からの卓越風がある地域とする。

4.計画に当たっての留意事項
(3) 設備計画については、次の点に留意して計画する。
 ② 太陽熱、地中熱、井水、植栽等を利用するなどし、環境負荷低減に配慮する。
 ③ 自然採光及び自然換気を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮
   蔽にも配慮する。

という設計条件で

1.要求図面(答案用紙1に記入)
  下表により、所定の図面を・・・を記入する。と、
  なお、各図面には計画上留意した事項について、簡潔な文章や矢印
  等により補足して明示する。
(*ちなみに、昨年は、補足して明示してもよい

断面図 ②採用した環境負荷低減手法について、必要に応じ、簡潔
     な文章や矢印等により明示する。
(*ちなみに、H26の計画の要点等に、
  なお、断面図等において補足してもよい。という記載あり

と、念には念を入れて要求されていました。どんな読み落とし大魔王でもこれだけ書かれていたら読み落とさなそう^^;)
1万枚を採点するほうは過度な負担が・・という気もしますが、昨年から採点マス?が増えていたことと関係があるのかもしれません。(今年も60マスなのかは不明)

2016年10月9日日曜日

ベストのつくし

「設計製図の試験」おつかれさまでした。
色々あるかもですが、ベストをつくしてきたなら
ベストをつくしがきた・・・(゚ペ)?
少し休もう。

2016年10月8日土曜日

アプローチ

P代表のメルマガ読者限定の話 |*゚ノロ゚)
とは少し違うのですが、近所の保育園のアプローチはこんな感じ。
北側一面接道
門扉はテンキーの錠付き
こちらの門扉は園児が公園とかへ行くときに使用してます
北側道路からすぐに建物に入らず、門扉を設けて園庭側に玄関が設けられています。
こんな引出しがあると、保育室⇔玄関⇔園庭という動線が確保でき、H15の標準解答例でも保育所事務室と医務室を隣接させられそうです。