2016年9月7日水曜日

サービス用EV_02

「試験」が見直されてからは、エレベーターの設計条件は
適切に設ける
とされるようになったようで、今回もコピペで課題文は作成されるのだと思います。
それはいいのですが、
H15から公表されるようになった標準解答例を見ると、適切に設けるという設計条件の課題でも
H19:子育て支援施設のあるコミュニティセンター
H21:貸事務所ビル
H25:大学のセミナーハウス(標準解答例2)
では、サービス用エレベーターが設けられていません。
描き忘れということでも無いだろうし、必要と思われる設備ではないので計画しませんよ、(端っからアタマに無い)ということなのか?

標準解答例をじーっと見ると、H15課題とH19課題では、いずれも上階(2、3階)に図書室(約350m2、250m2)が設けられています。また、H24年課題は、お題が地域図書館です。
それぞれの課題のエレベーターの設計条件は、
H15:エレベーターは、次のとおり設ける。来館者用ー乗用1基、サービス用ー人荷用1基
H19:設備(エレベーター)については、適切に計画する。
H24:エレベーターを適切に設ける
なのですが、標準解答例を見ると
H15:サービス用エレベーター2案とも有り
H19:サービス用エレベーター2案とも無し
H24:サービス用エレベーター2案とも有り
今回(H28)図書室の要求があるかどうかはわかりませんが、順番からいうと無しの年?
目指せ、過去問オタク
ん〜、もう少し考えてみます。
お題の設計条件をみると、図書室(開架閲覧室)は
H15:「保育所のある複合施設」の情報センター部門
H19:子育て支援施設のあるコミュニティーセンターの文化・教養部門
H24:地域図書館の図書館部門
の要求なのですが、
H15では、情報センター部門に設けるという設計条件。これはいいとして、エレベーターが適切に設けられた案であろう標準解答例では
H19はナシ、H24は共用・管理部門(の管理ゾーン)に設けた案
となっています。
設けても設けなくてもどちらでもいいのであれば、H25の標準解答例のようにすればいいのにとも思いますが、2案とも設けなかったり設けていたりの案にしているということは、それなりの理由があってのことなのことなのかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿