2018年2月3日土曜日

日本建築史⑭_まとめ(の続き)

(以前書いたもの(→ https://sato4f-jottings.blogspot.jp/2013/06/blog-post_26.html )の続き)

H24 出題なし
H25 出題なし

H26 
日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 26021 日光東照宮社殿(栃木県)は、本殿と拝殿との間を石の間でつないだ権現造の例である。
 26022 伊勢神宮正殿(三重県)は、平入りで、切妻屋根に堅魚木と千木を持ち、柱を全て掘立て柱とした神明造の例である。
 26023 厳島神社社殿(広島県)は、神体山とする宮島の弥山を祀るために島の海浜に設けられており、本殿は身舎の前後に庇を付けた両流造りの例である。
 26024 出雲大社本殿(島根県)は、正面の片方の柱間を入口とした左右非対称の平入りの形式を持つ大社造りの例である。

H27 
茶室に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 27021 妙喜庵待庵(大山崎町)は、16世紀に造立された、利休好みの二畳の草庵茶室である。
27022 密庵(京都市)は、17世紀に桂の離宮の敷地南端に造立された、茅葺寄棟屋根や深い土庇等の農家風の外観をもつ格式にこだわらない自由な造形の茶室である。
 27023 如庵(犬山市)は、17世紀にもと建仁寺内に造立された、大小五つの窓や躙口の配置が特徴的な茶室である。
 27024 孤篷庵忘筌(京都市)は、17世紀に小堀遠州によって造立された、縁先にわたした中敷居の上の障子とその下の開口が特徴的な書院風茶室である。

H28 
歴史的な建造物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
 28031 ハギヤ・ソフィア大聖堂(トルコ)は、バシリカ形式とドーム集中形式とを融合させた平面を持ち、巨大なドーム構造によって内部に広大な空間を作り出したビザンチン様式の建築物である。
28032 コルドバの大モスク(スペイン)は、紅白縞模様の2段アーチを伴って林立する柱による内部空間をもち、現在はキリスト教文化とイスラム教文化が混在している建築物である。
28033 ピサ大聖堂(イタリア)は、世界最大級の石積ドームを持ち、外装はピンクや緑の大理石により幾何学模様で装飾され、クーポラとランターンは初期ルネッサンス様式、ファサードはネオ・ゴシック様式の建築物である。
 28034 ヴォルムス大聖堂(ドイツ)は、東西両端にアプスを対置させた二重内陣と身廊の両側に設けたバシリカ形式で構成され、東西の内陣と交差部とに六つの塔を持ったロマネスク様式の建築物である。

H29 
A〜Dの建築物について、その建造された年代を古いものから新しいものへ並べた順序として、正しいものはどれか。
 A.ローマのテンピエット(イタリア)
B.ル・トロネの修道院(フランス)
C.ローマのパンテオン(イタリア)
D.ロンドンのセント・ポール大聖堂(イギリス)
 29031.B → C → D → A
 29032.B → C → A → D
 29033.C → A → B → D
 29034.C → B → A → D


H24に試験を受けてからの問題は初めて見ましたが、シトー派の修道院とか興味なない人にとっては、なんじゃこりゃぁぁぁ なのかも。フェルナン・プイヨンの『粗い石』とかも知ってる人だけ知っているなんだろうし。かけられる時間と期待できる得点とを考えたら、「試験」で建築史は捨て問にしてしまってもいいのかな、という気はします。
(週20時間)×(半年)=400〜500時間の勉強時間で合格することを考えたら建築史の1点にかけられる時間は3、4時間くらい。とりあえず、過去問だけやっておけば2択、3択には絞れるかもですが、
自分の記憶にないものは解けん真顔
いくら出題者と対話しても(以下略、無断引用m(_ _)m

そりゃそうだ^^;;; 「試験」では、ほとんどの問題が、
○か×かの知っているかどうかだけのことしか聞かれないので、自分に合った方法で必要な準備を済ませれば合格基準点は取れると思います。

【追記】

以前作成したpdfファイル(ファイル名:「日本建築史」A4、19ページ、35.2MB)を

外部ストレージ(firestorage)に再度おいてあります。

必要な方はDLして下さい(5/16まで保管)