特記事項で配慮を求められた「オモテ条件」は、
オモテ条件 |
ですが、建築計画については次の点に留意して計画する。というウラ条件
ウラ条件 |
があります(;゜0゜)
どちらも「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画」のマスト条件です。
敷地条件を考慮すれば、
自然通風に配慮・・・・・・・・・・・・二面開口
眺望に配慮・・・・・・・・・・・・・・東側に向けて開口部
眺望に配慮(リクライニングチェア)・・長手の東側開口部に向けて椅子を並べる
というのがオーソドックスな考え方だと思います。
たーだーし、ウラ条件にも配慮しなければならないですし、常識的に考えて浴室は外部から覗かれないように配慮とかフードコートの匂いもできれば避けたいとかにも配慮の必要がありそうです。(与えられた設計条件にはないので、個人の考え方で押し切ってもいいのかもですが…^^;)
標準解答例を見ると、
フードコート |
(おそらく営業は11時頃からだと思うので、ほとんど直射日光の入射はなさそう)
吹抜け側は壁ではなくサッシにして、開放感を確保するとともに食べ物の匂いが館内に広まりにくくなるよう配慮しているように見えます。
浴室 |
浴室の場合は、浴槽上部の上昇気流があるので浴槽に面して開口を設ければ自然通風(換気)が取れます。南面は壁なので日射の遮蔽も問題なさそうですし、遊歩道から覗かれないよう目隠し(植栽)を設けています。
休憩室 |
今回は求められていませんが、休憩室のその位置とした理由を記述するとしたら、入口には壁を立て内部への視線を遮り落ち着いた空間とするとともに、壁面上部に高窓を設け自然通風を取り込めるようにした。とか。物は言いよう、コレも引出しです…^^;
いずれにせよ、問題文で与えられた条件は、多数派とか犠牲系とか考えずに充たしてしまうことが合格への近道なんだと思います。ユープラを見ている限りでは、条件を充たしていれば少々の作図ミス(描き漏れ等)があっても合格のようです。おそらくですが、試験元が要求した条件を充たした解答案は40%も無さげ。泥仕合よりラクできそうです。