コンパクト建築設計資料集成の「便所設計の基本作法」には、
採光窓(換気)
と図に描かれています。
「道の駅」には必須の24時間便所ですが、衛生試験所の換気回数の指針を見ると
公衆便所は20回(毎時)となっていて、3分に1回の割合で空気を入れ替える計算になります。
仮に便所面積が2コマ(≒100m2)だとすると、24時間便所の換気量は毎時40コマ分の容積ということになるので、大雑把には1棟分の空気が必要換気量ということになります。
換気は機械に頼ることもできないわけではないですが、課題文には
「自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する」
「空調設備、(中略)を適切に設け、環境負荷低減に配慮する」
とあります。
必要換気量を考えるとそれなりの電力消費になりそうですし、第3種換気で換気経路が室内からだとすると、空調負荷もかなり増大しそうなのですが、ユープラでは無窓の案が絶対多数派で、窓を設けている案は2名しか見当たりません。11/19現在で1.8%です。
合ママ風に、^^;
「休憩・情報部門の(24時間)便所」に開口部が計画されていなくても、
それだけでは減点にはならないと思いますが、
そこに計画したことで発生しうるコトに配慮ができていないと
いけないのかな・・・と感じます。
なんて思ったり。
ただ、これだけスルーされると合否には影響なさそうですが。