2014年10月29日水曜日

適切に_2

昨年に続き今回も手抜き、オットマチガエマシタ適宜のオンパレードだった要求室の床面積。
試験見直し時のとりまとめでは、建築設計全般に関する基本的な知識・能力を確認するための出題とするために改められたとされています。
「適宜」というのはちょうどいいという意味なんだと思いますが、試験問題を改めて見ていると女神のつぶやきが聞こえてきました〜(うそm(_ _)m

それはさておき・・
要求室特記事項
13器って何だよ、半端だなあって思ってたんですが、
5+10+13+2=30人
30人が同時に利用できるっていうことだったんですか(;゜0゜)
改めて表を見ると、
隠された30人・・・本当ですか?
まあ、何ということでしょう!
・休憩情報スペース・・・30人程度が利用できるようにする。
・24時間便所・・・・・・30人が同時利用できる?
・浴室・・・・・・・・・30人(15人+15人)が同時利用できるようにする。
・休憩室・・・・・・・・30人程度が利用できるようにする。
部門で見ると、
□休憩・情報部門:休憩情報スペース(30人)+便所(30人)=60人
□レストラン:屋内(50人)+屋外(10人?)60人
□温浴部門:浴室(15人+15人)+休憩室(30人)60人
になります。
所作に違いはあるとはいえ、基本的には椅子に座る行為の延長みたいなこと。全体的に狭めとか、ゆったりとして余裕があるいうのはあると思いますが、特定の部門が他のしわ寄せで窮屈になっているというより、それぞれの部門で60人程度が利用できるようなゾーニングのバランスを期待されていたのかもしれません。(通称:深読み…^^;
試験の採点基準はわからないところもあるのですが、検証で見えてくるかも??

2014年10月28日火曜日

適切に_1

今回の試験も、最近の設計課題に特徴的な自由度の高いものだったと思います。
敷地面積1,800m2で建ペイ率70%(1,260m2)。要求は1,800〜2,200m2。最大2,500m2のウツワが可能なので超ヨユーです。
プログラムも特に整理しないと混乱するとかいうほどのことも無く、動線の制約条件となりそうなのは、
休憩・情報部門については、24時間利用できるように計画する。

・仕分け室・・・・地域特産品売場用とし、
・レストラン・・・屋外テラスと一体的に利用できるようにする。
・防災備蓄倉庫・・外部からの利用に配慮する。
くらい。
仕分け室は地域特産品売場とセット、屋外テラスはレストランとセットでレイアウトするだけ、防災備蓄倉庫は前面の空いたところ(駐車場で問題なさそう)に出入口を設ければいいだけのことです。
ゾーニングの制約も
・レストラン・・眺望に配慮 する。
・休憩室・・・・眺望に配慮 する。
だけ。
渓流を望める2階南側だけでも6〜7スパンは取れるのでよっぽど変なことをしない限り、設計意図はどうあれ配慮されたように見える計画になります。
しかも、日射とかを別にして眺望ということだけでいえば、公園(東側)35mや駐車場+樹林(西側)35mという敷地です。

多少なりとも工夫(したフリでも可)を要しそうなのは、
要求室の
吹抜けを適切な場所にまとまったスペースで80m2以上設け、その吹抜け部分は梁を設けない構造計画とする。

・浴室・・・・・自然採光、自然通風に配慮する。
留意事項の
建築計画については、
休憩・情報部門、店舗・料飲部門、温浴部門及び共用・管理部門を適切にゾーニングし、明快な動線計画とするとともに、避難等にも配慮する。
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
くらい。


採光や通風への配慮というは、ある意味引出しがあるかどうかのところもあるのですが、オリジナリティを競う試験ではないので昨年の標準解答例をパクればなんのことはない。
最高!オットマチガエマシタ(自然)採光
自然通風
あっさりクリアできます。
しかも
計画の要点等で、
(4) 建築物の特徴(勾配屋根、吹抜け等)に対応した環境負荷低減について、配慮し
   たことを具体的に記述する。なお、断面図等において補足してもよい。
という設問があったのですが、まんま(勾配屋根、吹抜け)です。
最後なので、お疲れサンマのサービス問題だったのか…^^;
「・・・段違い屋根を活かしたハイサイドライトから取り込んだ自然採光や自然通風を、吹抜けを通して1階まで取り込むことで、照明電力や空調負荷を低減させ環境負荷低減に配慮した。

試験は要領、
肝心なのは,今年の本試験会場で窮地に追い込まれたときに,「去年度の場合はこのような計画が合格水準の標準的な解答例として示されていたよな .よし,こっちでいこう!」といった的確な判断力を身につけることにあります.    (無断引用m(_ _)m
頑張らなくてもラクに解答できる方法がありそうです。

2014年10月24日金曜日

自然通風

「道の駅」の24時間便所は、単独で設けられているものが多いということもあると思いますが 、トップライトを設けているものが多いようです。入口はドアレス(寒冷地ではこうはいかないでしょうけれど、試験課題では積雪についての特別な配慮はしなくてよいので)、大抵窓(開口部)が設けられていて自然採光・自然通風とも当たり前に取れているものがほとんどだと思います。

通常の設計課題であれば、採光の必要な居室以外は無窓でも気にしないのですが、今回の24時間便所には採光・換気用の開口部はあったほうがいいような気がします。(無窓の計画にするなら何らかの理由が要りそう)

気付くの今ですか・・なんですが、料集成をみていたら何やら資料がありました。
コンパクト資料集成より転載
ライニングをチャンバーにしてって、ナルホド理にはかなっていると思いますが、「道の駅」でそこまでするかなという気もします。安易に天井に換気扇を設けるくらいしか考えがなかった。
知識及び技能ではち切れそうなカーちゃんに遅れを取ってます…^^;
ただ資料集成に載ってるのは機械式換気。
今回、建築計画で留意するように求められていたのは自然通風を積極的に取り入れること。こんなんでいいんだと思います。
24時間便所背面
採光用の開口部(おそらくガラスブロック)の上下にガラリを設けているようです。
お約束のトップライトも見えますが、今回は2階建ての1階に計画された人がほとんどのはず。ライトシェルフとか頑張った人もいるのだろうか?

2014年10月23日木曜日

東京型銭湯

二代目が湯西川のアプローチのことを書いていたので見にいってみました。
“だいご”と一緒で前面道路に沿って長い建物。オモテとウラは明快です。
うろうろしながら見ていたら、アプローチはともかく2階の温浴施設は東京型銭湯(通称:nobutaオリジナル)ではないですか。
建物はRC造のようで、高窓は意外にコンパクトな大きさでです。
外観(正面)
前面道路の向こう側には、設計条件になくても思わず眺望に配慮したくなるような湖が見えます。
浴室:(眺望に配慮はしなくてもよいが、)自然採光及び自然通風に配慮する。
休憩室:
眺望に配慮する。
浴室はこんな感じ。
温泉(浴室)
わかりにくいですが、天井の折り上げてあるところが高窓になっているんだと思います。
ブリーズラインのようなものも見えるのですが何だろう、空調?わかりません。
展望風呂は建物右端は2面が、建物中央は1面が外気に開放されているようです。
展望風呂
外部からの視線を遮断するようになっているので湖は見えませんが近くの山々なら見えそうです。

ちなみに、源泉掛け流しのようなので、試験課題の温浴施設とは設備は違うと思います。(未確認)
施設の案内図等はコチラ(→http://sea.ap.teacup.com/nobuta/276.html)にあります。

引出しが増えましたーって今ですか
・・・ちーーん( ̄ー ̄;

H26_「設計製図の試験」_22

スパン寸法を7mにしたので、倍コマと変更になったのはレストラン&屋外テラス部分。
・眺望に配慮する。
ということで、最初テーブルを渓流側に寄せた配置にしたのですが、
6mドーロから見上げられるとちょっと落ち着かないかななどと思い(試験的にはどーでもいいことなのかもですが)、足元を下から見られないように屋外テラスを南側に細長くとって緩衝地帯のようにしています。



「客席からの眺望に配慮して渓流を望める建物2階南側の位置とした。室形状を東西に長くすることでテーブルを窓側に配置し通行動線ができるだけ視界の妨げとならないよう工夫した・・・(縦横比は1:4以上、試験ルール(心得K4)?違反です…^^;
アレッ・・おんなじじゃん…^^;


実際は、窓際のテーブル数は変わらないのですが、物は言いようです( ̄^ ̄)

【追記】
屋外テラス位置を変更したのは、屋根を架けていいのかどうかというのが気になったこともあります。
過去問では、
H25:屋外テラス(ピロティ、上部に屋根等がある部分を含めてもよい。)
H22:屋外創作広場(ピロティ、上部に屋根等がある部分を含めてもよい。)
と面積に含めてよい場合は記載があったのですが、今回は屋外休憩スペースともになし。
無難に屋根はナシ男にしておくかなということです。屋外テラス部分の屋根を切り込んでもいいんですが、シンプルな形状の方がいいかというくらいのことです。
この案でも梁型がでるんですが。ダメなら吹抜けみたいに注記があるだろうと都合良く解釈してます…^^;
も、もしかしたら2階の屋根の形状(軒先)の図示を求めたのはコレが理由(;゜0゜)
・・本当ですか?
標準解答例を見てみないとわかりませんが。

H26_「設計製図の試験」_21

ウツワに要求室のコマが納まったのでスパン寸法を決めます。
といっても昨年同様ほとんどの要求室が面積適宜なので、自分の決めた寸法で問題ないのですが・・
床面積指定のある要求室は、
多機能トイレ・・・約6m2/室
地域特産品売場・・約200m2
仕分け室・・・・・約50m2
防災備蓄倉庫・・・約50m2
全て倍コマプランのコマ割(50m2/コマ)でいけます。
*今回は敷地形状から7m×7m(49m2)のコマを基準にしていますが、 コマ数で割り付けているので敷地の空き寸法等からスパン寸法が8m×6m(48m2)などになっても同じコマ配置でいけます。

あとスパン寸法を制約するのは、吹抜け80m2以上という条件をクリアできるかどうかだけ。
吹抜け部分のスパン寸法を7mとすると
3mローカがあるので、吹抜け面積が足りません。
スパンを8mにすると
88m2、風除室を設けると、
セットバッック寸法が4mだと前面がちょっと狭いかなという感じ。
駐車場側の空き寸法を広げるか?それとも・・
風除室へ“横はいり”する感じ…^^; スパン寸法は7mで大丈夫です。
なんですが〜、ちょっとムリクリ感があります。そこまでパンパンの敷地でもない。
などをゴニョゴニョ考えていると・・
女神の声が聞こえたので、チャイ発動です。
コアを上がったところでローカを切って吹抜け位置を南にずらすと
倍コマ修正
駐車場側はフラットになって、すんなり納まります。
動線は多少折れ曲がりますが視線は通っているし、実際は 温浴部門と多目的室や厨房との行き来とかはほとんどなさそう。

最終的に、スパン寸法は7m6コマ×7m4コマ、北東角1コマ切り欠きにしました。
要求室面積ヨミは基本的に家具レイアウト等から決めているので、微調整しながら漏れの無いように描き込んでいくだけです。

2014年10月22日水曜日

H26_「設計製図の試験」_20

1/400に入る前に、計画の要点等を再確認。
アピールでも接待でもいいのですが、聞かれたことに対する解答は、図面や要点等に記載しておかないと試験委員には伝わりません。
作図や要点のときに書こうと思っていた、
なんていうのは大概忘れてしまうので(ワタシだけか^^;)1/400にメモ書きしておいたほうがいいかも。それでも書き漏れやらかしますが・・・ちーーん( ̄ー ̄;

メインは今年も勾配屋根のようです。
(昨年スルーされたのでリベンジなのだろうかと思ったのはナイショだ…^^;
H25は、
建築計画:勾配屋根の形状を活かした室内空間とするために工夫したこと。
コレは今年も同じ。
構造計画:勾配屋根の構造計画について工夫したこと。
だったものが、今回は、
勾配屋根の架構計画について、その特徴及び配慮したこと(図等により補足してもよい。)
と聞こうとしていることがわかりやすく書かれています。
また、
建築物の特徴(勾配屋根、吹抜け等)に対応した環境負荷低減について、配慮したことを具体的に記述する。なお、断面図等において補足してもよい。
という設問が新たにあります。
これは、留意事項の
建築計画(H25は設備計画)については、次の点に留意して計画する。
自然採光及び自然通風を積極的に取り入れる計画とするとともに、日射の遮蔽にも配慮する。
のことも、ちょっとは考えろよということなのか?わかりませんが。

ちなみに昨年の合格案に、通風に留意していることをアピールしている案がありました。
無断引用 m(_ _)m
留意事項というのは、通称:クライアントオーダー(確実に死守しましょうby ウラ用語集 )なんだと思います。H20までの試験では、
計画に当っては特に次のことが求められている
とされていました。
まあ、「なるべく」(要望:臨機応変な対応)なのか「できれば」(想定:直接要望されてはないが,設計者として汲み取るべき内容)なのかということもあるんですが、開口部を設けるくらいのことなのでラク勝で出来ます。難しい解決案でもいいのですが、試験は要領(のところもある)ラクして合格というやり方もあると思います。

で、その「自然通風」ですが・・
思いつきでもないですが、段違い屋根でハイサイドライトと思ってはいたのですが、3スパン/1スパンだと、2寸勾配にしても棟の高さが 21m×2/10=4.2m 上がる。
建築物の高さ:12,200+α
屋根が高すぎるかなぁと思って躊躇があったのですが・・
(条件違反ではないから問題は無いかもなんですが)
倍コマで要求室を入れ込んでいるといい具合になって、北側に計画した屋外設備スペースの2スパンは屋根なし、リネン室と多目的室は北側天井を下げることにしても使えなくはない、あとは吹抜けと切り欠き部分。
とすると、
スパン/1スパンにできるので(北側1スパンはそのまま下げる)棟の高さも 14m×2/10=2.8m とまあまあで納まります。
(一発逆転、スカスカの2階対策はコレっしょ…^^;
たまたまのところもありますが…^^;
妻面の壁も極端に大きくならないし、吹抜けの天井高さも北側で6mくらいに抑えられそう。
いい風吹いてきました〜V(^_^)V

あと利用者用の諸室には開口部を設けると思いますが、「道の駅」では便所にも少し配慮しておいたほうがいいのかもしれません

【追記】
こんな事ってあるのか? by K
大変だ〜、と思ったら読み間違いだったようですm(_ _)m

2014年10月21日火曜日

H26_「設計製図の試験」_19

いけてるチビコマを倍コマにして、ゾーンに所要室を入れ込んでいきます。
といっても「道の駅」の場合、ウラ前半戦模試のように要求室が多くないので、グルーピングとかも無くサクサク決まっていきます。

チビコマのゾーニングをプロットすると
倍コマ
成り行きまかせに決めることにしていて、まだ決めてない小部屋が
「温浴部門」のロビー、リネン室「共用・管理部門」の多目的室、従業員控室と設備スペースです。
入るべくして入るところ
 ロビー・・・・「温浴部門」の入口
 リネン室・・・管理階段、ロビー近く
 多目的室・・・「店舗・料飲部門」でククル
 従業員控室・・管理ゾーンでククル
にレイアウトすると、
未決定の小部屋を配置
5コマくらい残っていますが、設備スペース2コマ、屋外設備スペース(2階)2コマ、2階及び従業員用便所、倉庫分です。
「道の駅」の場合、1階の利用者ゾーンはエントランスホールの回りに配置された廊下の無い1つの大きなスペースのようなイメージ。おそらくですが1階のローカ係数は1.1もいかない感じがします。
管理部門のほうは小部屋が並ぶので、廊下を通します。
使用頻度が多いのは通用口から仕分け室への搬入だと思いますが、仕分け室から特産品売場へ直接出入りできるようにするのか、廊下を介するのか?
通用口→仕分け室
フツーは直接だろうという気がします。このローカはそのまま延びてエントランスホールへ。また、途中で左折して管理コアへ つなげます。
ローカが通りましたー
仮決めの管理部門2コマは事務室と防災備蓄倉庫なんですが、
管理コアの北側に孤立して1コマあるところを防災備蓄倉庫にしてー、
仕分け室東側の空いてるところを事務室にするとカウンターとか設けないにしてもエントランスホールから近くなっていいかも、
で、管理スペース予定だったところを設備スペースにすれば・・
いい感じでまとまってきそうです。
管理部門修正
管理コアを昇って空いてる北側2コマを屋外設備スペースに。空いたところで温浴部門の便所を計画。
廊下を東側にいったところにも便所を計画しておきます。
2階
要求室は全て納まったのでスパン寸法を検討して1/400で什器等を描き込みながらまとめていきます。

【追記】
みんなが知ってる「だいご」の1階ローカ係数はこんなもんです。

管理系の諸室(休憩室、更衣室)が室経由ということもありますが。
休憩・情報発信施設のあるエントランスホール回りにレストランや物産販売施設があるものがほとんど。課題的には、ヨユー系になるなので、ウツワが大きすぎるとスカスカになって1スパンのローカができたりするので、ほどほどのウツワで計画することもポイントかもしれません。

H26_「設計製図の試験」_18

吹抜けは80m2以上の指定なので、スパン調整をすればローカはどの案も通るのですが・・
omigoto (^-^)//""

コアを打って見ます。
まずA案。
エントランスホール(共用部門)と休憩・情報部門の境目のb4だと2階も支障なさそう・・
利用者用コアを打つ
管理コアは対角のc1くらいだと浴室から離れていなくて(重複クリアできそう)いいのですが、
管理コア希望
1階地域特産品売場にかぶってしまいます。沈思黙考(うそ)、考えるまでもなくエントランスホールは別に4コマの必要は無いので2コマにシェイプアップして東に移動させます(A1案は仕分け室も一緒に移動させます)。
いっこできた(^_-)v
まあ、何ということでしょう。A1=A2となりました…^^;

B案を見てみます。
ざんね〜ん
何ともなりそうもありません。(頑張ればなるのかもですが、ならないときはならないので)秒殺で…^^;

最後にC案。
コアを打てそうなのはb4。
利用者用コア
管理コアはA案同様で、地域特産品売場が東に1コマずれます。
Aと同じじゃね?
A案もC案も、ほとんど同じ。
エントランスホールと「休憩・宿泊部門」の要求室(休憩・情報スペース、便所)の取り方だけ。更に言えば地域特産品売場というのは、販売所みたいな「室」なのかエントランスホールと1室で「スペース」みたいな感じにするのかということもありそうです。
どれが正解ということでもなくて、設計条件を充たしていればいいんだと思いますが。

(参考)一月ほど前こんな論争があったようです。
http://nakanaka7369.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-0166.html#comments

2014年10月20日月曜日

H26_「設計製図の試験」_17

チビコマでゾーンのボリュームを検討します。
ウツワの北東角を1コマ切り欠くと、
ゾーンとしてのボリュームは6コマのまま休憩・情報部門が変形もしくは移動することになります。
西側の店舗・料飲部門は、地域特産品売場4コマを2コマ×2コマの整形で取ると、仕分け室を外壁側にするかエントランスホール側にするかで2通り考えられるので、単純な組合せは6通り。

2階も見てみます。
温浴部門は渓流側に3コマ分とれるので、西から浴室(女)、浴室(男)、休憩室でいけそう。ロビーはコア位置との兼ね合いで成り行きです。
レストランは眺望に配慮で客席を南面させたいので厨房が東側、一体的に利用出来るようにする屋外テラスを温浴部門側にすることで条件を充たせそうです。

コアを打ってみて、ラクにまとまりそうな案で進めることにします。

H26_「設計製図の試験」_16

ApZのイメージがつかめたらウツワをイメージしてみます。
(*ウラ模試の場合は、その他の施設等で300m2以上&10m以上の円が入る)と大きなボリューム指定の施設があったのでウツワを先に出しています。制約の大きい条件から検討していくほうが効率がいいと思います)

ウツワを制約するのはその他の施設等(外構)なんですが、今回要求されているのは敷地内の駐車場の他は、
・屋外テラス(50m2以上、レストランと一体的に利用できる)
・屋外休憩スペース(50m2以上、地上)
です。
H25も似たような要求があったのですが
・屋外テラス(食事やパーティ等多目的に利用する)(80m2以上、食堂と一体的に利用できる)
でした。
標準解答例は、

ほぼほぼ食堂の付属施設のような感じです。
今回は、昨年のように何に使うのかは記載されていません。
まあ、
・レストランと一体的に利用できるようにする。
・テーブル、椅子等を設ける。
ということから、フツーに考えれば昨年のイメージを踏襲して屋外でも食事に利用できる等でいいのだろうとは思いますが、普段は利用者が自由に出入りできて、イベント等でレストラン外部も一体的に利用することもあるくらいに考えることも出来なくはない。設計条件さえ充たしておけば何でもアリです、たぶん。


屋外休憩スペースは地上に設けるという条件なのですが、50m2以上と小さなものなので
50m×1m、25m×2m、17m×3m、13m×4m、10m×5m、9m×6m、8m×7m
といろいろな考え方はあると思いますが・・
13m×4mくらいが許される範囲かなという気はします。根拠は無いですが…^^;
いずれにしても境界とのアキ寸法は4m(最悪3m)あればなんとでもなりそうです。
ギリギリですが
むしろ、車椅子使用者用駐車場のほうが制約が大きい感じ。
駐車場次第
まあコレも、割切って建物に平行に駐車すれば4mで入ります。サービス用駐車場は3m空いてればどうにでもなるし。
ウツワイメージは定番の6コマ×4コマ(もしかして北東角1コマ切り欠き)なら、変スパンになってもいけそうです。

ゾーニングイメージ、ウツワイメージがつかめたらチビコマでコマ数(ゾーンのボリューム)を検討します。

必要コマ数は
休憩・情報スペース・・・・6コマ
店舗・料飲部門(1F)・・5コマ
店舗・料飲部門(2F)・・3コマ+(1コマ)
温浴部門・・・・・・・・・6コマ
共用・管理部門・・・・・・9コマ+(2コマ)
面積ヨミでは、1,682m2(130m2)×1.2の2,000m2くらいが目安です。
2階に屋外機器置場2コマ程度を予定しているので、
1階24コマ、2階19コマ+(3コマ)+(2コマ)だと43コマ、2,150m2。
ちょっと大きいか。
北東角を駐車場分で切り欠いて 、
1階23コマ2階18コマ+(3コマ)+(2コマ)だと41コマ、2,050m2。いい感じかも。
とりあえず、6コマ×4コマ、北東角1コマ切り欠きのチビコマで、ゾーンのボリュームを検討してみます。(ダメならさっさと戻ります)

2014年10月19日日曜日

H26_「設計製図の試験」_15

設計条件だけだと決まってこないので、当たり障りなさそうなところで施設の イメージをしてゾーニングイメージに戻ります。
管理(事務室 )は通用口(仕分け室への搬入口)近く
外部からの利用に配慮する防災備蓄倉庫も一般的には駐車場に面して出入口があれば物資の供給にしても、物資を集配するにしても対応は可能な感じ。(コレも具体的な記載は無いのでフツーはこうだろうというイメージだけです)
とか考えて、とりあえず管理2コマ(設備2コマは空いてるところで何とかする)を西側にすると
管理:西駐車場側

2階で条件指定があるのは、眺望に配慮して南面させるレストラン(店舗・料飲部門)と休憩室(温浴部門)。
レストランを西側にすると、店舗・料飲部門でククれるのですが、管理コアも西側になるので避難経路を確保するために東側にもう1つ階段が必要。
また、吹抜けを店舗上部にすると
空間の連続性が取れるのでククれているイメージはあるのですが、実際にはレストランは眺望に配慮して渓流側に席を並べたいのでなんか違う感じもします。

一方、温浴部門のロビーはカウンターがあるだけ。スタッフは事務スタッフが交代で受付とかなのか。その他必要と思われる室等でロビーに隣接させてスタッフルームを計画することは可能ですがオーバーな感じ、採算取れるのかとかいらぬ心配をしてみたり。
従業員控室を西側にして管理コア西、利用者コア東か?
2階のレストラン+屋外テラスは4コマあれば入るのでバランスはいい。などなどをゴニョゴニョ考えてとりあえず温浴を西、レストランを東で進めてみます。ダメならチャイして戻ります。

レストランは4コマくらいとか、空間の連続性で店舗とつながってる感
を出したいので、吹抜けイメージは縦長(南北)。
ゾーニングイメージを修正するとこんな感じ。
いけてるかもしれないゾーニングイメージ